チャオの国から～子育てな毎日～

半年ほど前に、ウチの目と鼻の先くらいの所に、

新しい理髪店がオープンした。

今までずっと、息子の髪は私がカットしてきたが、

激しく抵抗する息子を相手に切るのも疲れてきたし、

回りの子は皆、どうやら理髪店に行っているようだし、

そろそろ暑くなってきて、

頭に汗疹ができるのも心配だし、

と、色々自分に言い訳をしながら、

今日、思い切って散髪に行って来た。

「いきなりバリカンでいくか？それともハサミか？」

と聞かれたので、

「どうせなら、バリカンで行っちゃってください！」

とお願いした。

小さい子供を相手にカットする時のマニュアルは、

どうやら決まっているらしく、

座るといきなり登場した、大きなガラスの器。

中には見るも楽しい、

カラフルなキャンディーが満載！

「ハイ！どうぞぉ～！好きなだけ取ってねぇ～。」

と言われ、

息子は目を輝かせて、

一つ一つ紙に包まれた飴を、三つ掴み取った。

するとどこからともなく現われるバリカン。

息子の顔は一瞬にして引きつり、

予想どおり、息子はバリカンの、

「ウィ～～～ン」という音を聞いた途端、

「パウーラ！（恐い）パウーラ！」と言って、

泣き出した。

次なるマニュアルは、アニメ作戦！

目の前の画面に、

息子が好きそうな動物もののアニメが映し出された。

相変わらず、バリカンの音にビビリながらも、

「あっ！ワンワン！あっ！ぞうさん！」と、

彼らの作戦に、思うままハメられる息子。

そしてものの数分でカット終了！

仕上がりはこちらです。



思いっきり、マルコメ入ってます。

やんちゃ度がますますアップして見えて、

ちょっと後悔？？？という感じがしないでもないけど、

やっぱり、男の子は丸坊主に限りますねぇ～。

すっかりご機嫌でお店を出ておきながらも、

帰りにちゃっかり、隣の食料品店で、

いま、自分の身に起きた、恐かった体験を、

息子なりの表現で、必死に店員さんに訴えておりました。

店員さんも、

「もしかして殴られたんか！
　よっしゃ！おっちゃんが怒りに行って来たる！」

と、いつもの大げさな対応をしてくれたので、

すっかり上機嫌で帰宅しました。

バルコニーでお気に入りのブランコに乗って、

帰り際にまたもらった飴を、

嬉しそうに食べていた息子です。



そして、写真を数枚撮りながら、

ハッ！となった私。

パパの子供の時の写真にそっくりやんか！