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カテゴリ:娘
いよいよ明後日に小学校入学を控えた娘。
日本なら入学式に備えて、 親も子も色々準備があるのだろうけど、 そんなシステムは存在しないここイタリアなので、 イマイチ緊張感もなければ、気分も盛り上がらない。 夫は朝から「俺はむっちゃドキドキしてるよ。」 と言っていたけれど、 あれはどう見ても、 我が子が入学するからではなく、 今日から三日間続く、自分の本番のせいだと思う。 そんなわけで、 入学を目前に控えているとは言っても、 さして忙しいこともない。 今朝も娘に、 「ママ、そろそろ学校の用意した方が良いんちゃう?」 と言われるまで、 全く何も気が付かなかった私。 そういえば、持ち物に名前すらも書いていなかった。 なので今日は、 夫も不在で外出する予定もないし、 一日、名前書きやら何やらと、 入学に向けて色々準備してみた。 よく考えてみれば、 息子もこの度、晴れて入園するわけなのに、 すっかり忘れられてる可愛そうな息子。 娘はあの通りの好奇心のみで生きてるような子なので、 今から入学の日を心待ちにしており、 私が夏休みに、 字の読み書きをマスターさせてあげれなかった事も、 全く気にすることなく、 「学校始まってからするから良いよ。」 と至って前向き。 息子は、お姉ちゃんと離れ離れになることを、 もうすでに感づいているので、 少し不安そうではあるけれど、 どのみち、一つの廊下でつながっているわけなので、 まぁ、問題無く通ってくれることだろう。 しかし、字の読み書きも問題だが、 他にも色々、心配な点があることに気づいた。 娘は何度も言うように、 好奇心の塊のような性格で、 頭はクルクルよく回るし、 目ハシは利くし、気もよく回るのだけれど、 行動面に関しては、 見ていて可愛そうになるくらい、 ドンくさいというか、不器用というか…。 「もしや、リュックさえも一人で開けられないのでは?」 と、ふと気づき、開けさせてみたらやっぱり。 手も震えんばかりに力を入れて、 必死でリュックの留め金を外しているが、 とても外れそうにない。 仕組み(いたって単純)を説明して、 何度か挑戦させてみたけれど、 本人が「先生に開けてもらうからいい。」 と言って、放棄した。 次にフォークとスプーンが入っているケース。 これは私の実母が日本から送ってくれた、 日本でよく見かける、 フォークとスプーンが並んで入っている、 プラスチックのケース。 やはりこれも開かない。 またもや、手も震えんばかりに力を入れて、 無理矢理こじ開けようと試みて、 何度か繰り返している間に、 何とか開けられるようになったが、 今度は何度開けても、 開いたと同時にフォークとスプーンが転落。 見兼ねた夫が娘の肩を持って、 「これはサンリオが悪い。 こんな物、子供に開けられるハズがない。 これは絶対、大人用に決まってる。 サンリオに苦情を言ってやる!」 と大層、息巻いていたが、 すぐ横で、息子がカパカパと、 開けたり閉じたりしているところを見て、 やはり、どう考えても子供用らしいと判明。 「落ちたらちゃんと洗ってから使いなさいよ。」 と言って、これも練習終了。 他にも一つずつ名前を書いた、 色鉛筆やら色ペンやらを、 弟に手伝ってもらいながら、 何とかペンケースに収めていた。 ハァ・…。 色々、先が思いやられるなぁ…。 唯一の救いは、 本人が全く気にしている様子がないことかな…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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