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チャオの国から~子育てな毎日~

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2007.09.01
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いよいよ明後日に小学校入学を控えた娘。

日本なら入学式に備えて、

親も子も色々準備があるのだろうけど、

そんなシステムは存在しないここイタリアなので、

イマイチ緊張感もなければ、気分も盛り上がらない。

夫は朝から「俺はむっちゃドキドキしてるよ。」

と言っていたけれど、

あれはどう見ても、

我が子が入学するからではなく、

今日から三日間続く、自分の本番のせいだと思う。

そんなわけで、

入学を目前に控えているとは言っても、

さして忙しいこともない。

今朝も娘に、

「ママ、そろそろ学校の用意した方が良いんちゃう?」

と言われるまで、

全く何も気が付かなかった私。

そういえば、持ち物に名前すらも書いていなかった。

なので今日は、

夫も不在で外出する予定もないし、

一日、名前書きやら何やらと、

入学に向けて色々準備してみた。

よく考えてみれば、

息子もこの度、晴れて入園するわけなのに、

すっかり忘れられてる可愛そうな息子。

娘はあの通りの好奇心のみで生きてるような子なので、

今から入学の日を心待ちにしており、

私が夏休みに、

字の読み書きをマスターさせてあげれなかった事も、

全く気にすることなく、

「学校始まってからするから良いよ。」

と至って前向き。

息子は、お姉ちゃんと離れ離れになることを、

もうすでに感づいているので、

少し不安そうではあるけれど、

どのみち、一つの廊下でつながっているわけなので、

まぁ、問題無く通ってくれることだろう。

しかし、字の読み書きも問題だが、

他にも色々、心配な点があることに気づいた。

娘は何度も言うように、

好奇心の塊のような性格で、

頭はクルクルよく回るし、

目ハシは利くし、気もよく回るのだけれど、

行動面に関しては、

見ていて可愛そうになるくらい、

ドンくさいというか、不器用というか…。

「もしや、リュックさえも一人で開けられないのでは?」

と、ふと気づき、開けさせてみたらやっぱり。

手も震えんばかりに力を入れて、

必死でリュックの留め金を外しているが、

とても外れそうにない。

仕組み(いたって単純)を説明して、

何度か挑戦させてみたけれど、

本人が「先生に開けてもらうからいい。」

と言って、放棄した。

次にフォークとスプーンが入っているケース。

これは私の実母が日本から送ってくれた、

日本でよく見かける、

フォークとスプーンが並んで入っている、

プラスチックのケース。

やはりこれも開かない。

またもや、手も震えんばかりに力を入れて、

無理矢理こじ開けようと試みて、

何度か繰り返している間に、

何とか開けられるようになったが、

今度は何度開けても、

開いたと同時にフォークとスプーンが転落。

見兼ねた夫が娘の肩を持って、

「これはサンリオが悪い。
 こんな物、子供に開けられるハズがない。
 これは絶対、大人用に決まってる。
 サンリオに苦情を言ってやる!」

と大層、息巻いていたが、

すぐ横で、息子がカパカパと、

開けたり閉じたりしているところを見て、

やはり、どう考えても子供用らしいと判明。

「落ちたらちゃんと洗ってから使いなさいよ。」

と言って、これも練習終了。

他にも一つずつ名前を書いた、

色鉛筆やら色ペンやらを、

弟に手伝ってもらいながら、

何とかペンケースに収めていた。

ハァ・…。

色々、先が思いやられるなぁ…。

唯一の救いは、

本人が全く気にしている様子がないことかな…。












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Last updated  2007.09.02 06:19:45
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