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テーマ:小学校での出来事(1644)
カテゴリ:娘
本日、娘は小学校に入って初めての遠足でした。
行き先は「サーカス」。 いつも通り、何日も前から指折り数えて待ち、 昨晩も相当、興奮しながら眠りについた。 今朝も大ハリキリで出かけて行った。 だが、夕方帰って来た娘の顔が暗い。 「サーカスはどうだった?」と質問しても、 「うん、楽しかった…」と言うだけで、 それ以上は何も話したがらない。 おかしい!これはおかしいぞ!と思ったが、 しばらくそのまま放っておいて、 夕飯の後、じっくり話を聞く事にした。 すると「ワーーッ!」と泣き出す娘。 「みんな、おやつ持って来てたねやんか!」と涙ながらに訴える。 詳しく聞くところによると、 今日、小学校全学年で行った遠足。 娘以外の子はみんな、いろんなおやつを持って来て、 それを食べながらサーカスを見ていたという。 そして娘には誰もくれなかったらしく、 娘は何も食べずに居たとのこと。 それを聞いた私→そりゃ~ビックリです! でも学校からもらって帰って来たお知らせには、 おやつの事は何も書かれておらず、 出発時間と、 給食は学校に戻って来てから食べるということ、 下校時間もいつもと同じ、 ということしか書かれていなかった。 なので私は、幼稚園の時の遠足と同じように、 先生が全員の分のチョコパンとジュースを、 持って来てくれるものとばかり思い、 それでもきっと、 少しくらいは何かを持って来る子が居るかも知れないし… ということは予想して、 飴をいくつか、スモックのポケットに入れてあげた。 でも娘の話によると、 みんな、それはそれは豪勢に持って来ていたとのこと。 そして自分には誰もくれなかったと…。 だが、話を聞けば聞くほど、 怪しい点が出てくる、出てくる。 娘はすっかり冷静さを失い、 完全に悲劇のヒロインとなって盛り上がっているので、 もはやどこまでが真実がわからない状態。 すると、そこにちょうど夫が登場し、 もう一度、一から順序立てて話を聞いていくことに。 今回の事は、何も知らなかったパパとママが悪かったと、 まずは娘に謝って、 「今後の参考に」という事で、 一から話を聞いてみた。 一体、誰がどんなおやつを持って来ていたのか? 私とて、全校生徒の名前を知っているわけではないので、 全員の事は聞けないが、 片っ端から名前を出して聞いてみる。 すると、ポツリ、ポツリと話し始める娘。 そして結論! 要するにおやつを持って来ていたのは、 上級生の中の二人のみ。 一人はポテトチップス、もう一人はハムサンド。 それ以外の子は、特に何も持って来ておらず、 みんな、幼稚園の時と同様、 先生が持って来てくれたチョコパンを食べ、 フルーツのジュースを飲んだだけらしい。 ところが娘は、 このチョコパンがあまり好きではない。 そして悲劇にも、 今日のジュースも娘の嫌いな味だったらしい。 なので娘にしてみれば、 「皆、美味しそうにおやつを食べているのに、 自分だけが何も食べる物がない!」 と、一気に気分がドーンと落ち込んだそうな。 ポテトチップスを持って来ていた子が、 可愛そうな娘に少し分けてくれたようだが、 きっと、別の物を持って来ていたその上級生二人も、 そのチョコパンが嫌いなので、 予め用意しておいたのだろう。 まぁ、娘の気持ちもわからないではないが、 何もそこまで気分が盛り上がらなくてもよかっただろうに。 肝心のサーカスも、 とても楽しく見れる気分ではなかった…と、 その時は涙ながらに訴えていたくせに、 すっかり機嫌を取り戻した後は、 楽しかったサーカスの内容を、 事細かく話して聞かせてくれた。 なんや、しっかり楽しんだんかいな。 しかし、感心するほどに食べることに執着する娘だが、 あの帰って来た時の悲劇的な顔を思い出すと、 我が子ながら、そんなにも食べ物一つに、 気分が振り回されて、 ハッキリ言って、情けないぞ!母は。 その情熱を、 ほんの少しでも他へ回していただきたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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