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カテゴリ:娘
夜寝る前のハミガキだけは、
仕上げみがき専用歯ブラシで、 子供の歯を仕上げ磨きしている。 いつもハミガキする時、 奥歯を磨く時には「『ア~ン』ってしてごらん」、 前歯を磨く時には「『イ~』ってしてごらん」と言っている。 勿論、子供はジッと言われた通りにするわけはないので、 磨いている途中に何度も、 「ジッとしなさい!」とか、 「ちゃんと口を開けなさい!」と注意することになる。 だが娘はいつも、 前歯を磨く時に「『イ~』ってしなさい!」と言っても、 唇を前に突き出すようにして、 口を縦に開けるので、磨きにくいことこの上ない。 前歯を磨いている間中、 「違う!『イー』ってするの! それじゃ、前歯が見えないでしょう! ちゃんとしなさい!」 と注意し、結局は私が、 口を横に「イー」と開いて手本を見せないといけない。 ったく、いつになったらちゃんと出来るのか!? と思っていたら、それを側で見ていた夫が、 「それはリリカが間違ってるんじゃないよ。 リリカはちゃんと、 イタリア語の『イ』を発音してるつもりなんやで。」 と言われて、ハタと気が付いた。 そういえば、イタリア語の「イ」の発音の口の開け方だ! イタリア語は、ローマ字というだけあって、 日本人にはとても読みやすい言語だが、 発音については、同じ「アイウエオ」でも、 かなり日本語と異なる。 細かく言えば色々あるが、 大まかに言うと、 日本語がどちらかというと、 口を横に平たく開いて浅く発音するのに対して、 イタリア語は、全体に縦に深く、 でもとても前に出して発音する。 従って、「イ」の発音などでも、 口は縦に開け、唇は少々前に突き出した感じで発音する。 なので、そうやって考えれば、 確かに娘の「イー」は間違っていないのだ。 娘も私が毎回手本を見せてるんだから、 いい加減覚えてよ!と言いたいところではあるが、 まぁ、こればかりは仕方がないかも知れない。 そのことに気がついて以来、 よりわかりやすく手本を見せているが、 最近、少々改善されて、 以前よりは若干、口が横に開くようになったが、 それでも相変わらず唇は突き出ている。 まぁ、幸か不幸か、娘の口は大きいので、 歯さえ見えていれば、何とか磨けるのであるが…。 それに引き替え、 ちゃんと口を横に開く息子。 だが彼は究極のおちょぼ口なので、 これまた奥歯が磨きにくい。 いずれにしても、 早く仕上げ磨きをしなくても、 上手に一人で磨けるようになってもらいたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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