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テーマ:音楽のお仕事♪(1696)
カテゴリ:音楽のこと
本日、夫が出演したオペラの公演を観に行ってきました。
演目は初チャレンジのプッチーニ作品。 数多いプッチーニ作品の中でも、 最も名前がよく知られていると思われる、 「蝶々夫人」でした。 今回の役は「ボンゾー」というお坊さんの役。 蝶々夫人の叔父さんにあたる役でした。 出番は少ないけれど、インパクトが強く、 どちらかというと、舞台を荒らしに来るような役なので、 そういう役柄にはピッタリの夫。 中々見応えがあっておもしろかったです。 しかし、ミラノから北へ30キロほど行った、 コモ湖近くの町で行われた公演。 こちらでは普通ですが、公演開始時刻が夜の9時で、 しかも野外に組んだ舞台。 こんな季節にセーターやらダウンジャケットを着込んで、 「寒い、寒い」と言いながらの鑑賞でした。 野外公演も今日が今年最後ということになるでしょう。 今回の公演は、私は全く関わっていなかったので、 今日は子供達も連れて行きました。 毎度のことですが、パパが舞台上に現れた瞬間に、 「あっ!パパや!パパや!」と口々に言う以外は、 ほとんどずっと大人しく座って聴けるようになり、 だいぶ連れて行きやすくなりました。 ただ絶えず、あらすじの説明を求めてくる子供達。 今回の作品のような、 蝶々夫人はアメリカ人と恋に落ちて子供を作ったは良いが、 最後は夫であると思っていたそのアメリカ人に裏切られ、 刀で自害するという内容を、 まだ弱冠、6歳と3歳の子供に理解させるのは、 中々難しいものがあります。 散々説明した後に、 「どんなお話かわかった?」と聞いてみました。 「え~っと、蝶々さんの旦那さんは悪い人で、 悲しいから死んじゃったねん。」 ものすごく簡潔にまとめられていました。 でも一応は合ってますね。 これは息子が言ったあらすじでした。 娘はしつこく何度も聞いておきながら、 右の耳から左の耳へと、 瞬時にして通り抜けて行ったようでした。 あっぱれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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