リオン＆シモンのお部屋

私が住む藤沢市の市花は「藤」。向日葵とかだったら、説明を求められるところ。
「白旗神社」に大きな藤があることを知ったのは、ほんの数年前のこと。


母校のすぐ傍だし、よく前を通っているのに、中に入ったことは一度もありませんでした。
"ポケモンＧＯ"の時も、スポットになってたし、鳥居の傍でやったりね...(笑)。
で、今回初めて足を踏み入れました。



「白旗神社」



「
白旗神社」は、創立年不明の古い神社で、後に源義経公を合祀するようになったそうな。
"後に"と言っても、源頼朝公存命の時代からなので、その前からあるのは確かです。


藤沢に残る義経公の逸話や史跡は、明るい話はなくて、専ら「首」にまつわるもの。
奥州から鎌倉へ運ぶ際に首を洗った井戸とかが今もあるし...。
首実検の後に腰越の海に捨てられた義経公と弁慶の首が白旗神社に飛んできたとか、
腰越から境川を遡って、亀の背に乗った義経公の首が笑ったとか、もうホラーです。


参道にあった新緑のモミジ♪




そんなホラーな騒ぎがあって、頼朝公が「白旗神社」に義経公を合祀する命を下したそうな。
何となくだけど、頼朝さんの疑惑を招くことなく公に供養するために、
誰かが考えた作戦という気がしなくもないです（苦笑）。



弁慶藤





境内の藤は２種類。薄紫色のが「弁慶藤」と白藤が「義経藤」と言います。
「弁慶藤」は４月下旬から、「義経藤」は少し後の５月初旬から見頃とのこと。



鉄パイプの支柱がちょっと残念で、藤だけ写したいかな






アップだしお豆の花ですね







そして「義経藤」も咲き始めていました





こちらも鉄パイプの支柱が武骨で残念かな。竹とかは保たなかったりするんでしょうか。
こちらは建物のすぐ傍なので、入らないように写すのがちょっと大変かな。



どこまでも清らかな風情






シロツメクサのような香りでいっぱい





全然関係ないけど、「腰越」で思い出したことが...。
うちの防音工事の時のこと、内装の職人さんと世間話をしていて、
その人の実家は腰越の漁師さんだそうで、私と同世代のようでした。


私が「じゃあ、その辺だと暴走族の騒音とか凄かったんじゃないですか？」
と尋ねると、職人さんは何故か急に無言に...。


その人は"参加者"側の人なんでした(笑)。
今はお孫さんをとても愛しんでいて、私よりも余程
きちんと過ごしているのだなぁと思ったのでした。



境内にある義経公と弁慶の像






今の時期の境内は鯉のぼりでいっぱい





駅までの帰り道のほとんどは、昔通った通学路。
今はローソンになっていましたが、以前は藤長製パンという
パン屋さんがあって、毎朝のように寄っていたものでした。


そんなことを思い出しながら歩いていたら、焼き立てのパンの香りが...。
もしかして「幻臭」？？？と思いましたが、ちゃんと現実でした。
すぐさま引き返して、入店したのは言うまでもありません。
朝早すぎて、そんなに種類はなかったけど。



　　



目玉焼きのフレンチトーストとアプリコットデニッシュ