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先日、ある記事を読んで知ったのですがクリオネが家でも飼えるらしいです。
(ここからは私の個人的な意見です) その記事によると・・・ 『クリオネは海で捕獲すると違反になるので流氷にへばりついたものを捕獲する』そうです。 また飼育については『エサはミジンウキマイマイという巻貝しか食べないのだがその巻貝は 水族館でも入手が困難。しかし、クリオネは自然界でもそう簡単に捕食はできないし、 非常に生命力が強く絶食状態でも半年~1年は生きる。 それに捕食中のクリオネは可愛い姿とは裏腹に大変恐ろしいので見ない方がいいかも…。 家庭で飼育する場合は冷蔵庫などにいれて1~2週間に一度、海水を取り換える。』 ・・とあります。 おかしいと思いませんか? そもそも餌が確実に手に入らない生物を飼育するのが間違ってます。 例えばホッキョククマをいきなり家に連れてきて「餌はないけど一ヶ月は生きるよね」って 飼う人がいるでしょうか? 『非常に生命力が強く絶食状態でも半年~1年は生きる。』って……。。 それは人間だって一ヶ月くらいは何も食べなくても生きてるんじゃないでしょうか? …でも、それは「生きてる」って言えるでしょうか? 『自然界でもそう簡単に捕食はできない』 自然界で餌が捕れないのと意図的に餌を与えないのでは全く意味が異なると思います。 『それに捕食中のクリオネは可愛い姿とは裏腹に大変恐ろしいので見ない方がいいかも…』 地球上にいるほとんどは他の生物を食べることで自らの命を保っています。 人間もクリオネも同じです。 人間が恐ろしいと感じようが、それがクリオネの生命活動なんです。 考えてみれば、私達人間の方がはるかに恐ろしいことをしていると思います。 食べもしない生物を儲けのためにむやみやたらに狩ったり、 さらには娯楽のために動物を殺したりする人までいます。 そんな人間が命を維持するために捕食しているクリオネのことを 恐ろしいなんていう資格はないと思うんです。 来春には『家庭用クリオネ飼育キット』が発売されるそうです。 この飼育キットの販売で何匹ものクリオネが冷蔵庫の狭い入れ物の中で飢えと戦いながら、 でも二度と餌を食べることが出来ずに苦しんで死んでいくのだと思うと心が痛みます。 クリオネが飢えに苦しみながら死んでいくのを見て楽しむ悪趣味な製品だと思います。 私がいくらここで訴えようがこの飼育キットは販売されると思いますが 少しでも買う人が減ってくれれば…と願います。 偉そうなことをダラダラと書きましたが、私も一人の人間として、海水魚を飼育している者として 少しでも魚たちが限られた飼育スペースの中で幸せに暮らせるように 精一杯努力していきたいです。 ※『』の内容はYahoo!ニュースの内容をお借りしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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