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21時、実家の母からの突然の電話。 イヤな予感がした。 「ジャッキー、死んだよ」 そっか・・・ 覚悟はしていたんだ。3月に実家にいったときかなり弱っていたから。 もう目も見えず、耳もあんまり聞こえなかった。 足取りもおぼつかずそれでもトコトコと歩いて、私に挨拶にきたジャッキー。 背中はゴツゴツで、でもご飯は食べてて…。 人が老いた姿となんら変わらなかった。 それでも、ジャッキーを飼い始めて、決まって習慣になっていた 「あいさつ」 若いころは玄関に入るなり尻尾を振って飛びついてきた。 抱っこすると顔中なめまわって。 尻尾をちぎれんばかりに振って。 老いてからは飛びつくことはなかったけど、名前を呼ぶと尻尾を振って近づいてきて 抱っこをすると変わらずに・・・。
お留守番が嫌いだったね。 父が車のキーを持つだけでどんなに寝ててもパっと飛び起きて足元に食い下がってたね。 私がでかける時も、お化粧して着替えるとわかってたね。 ストッキング破かれたことも何度もあった お土産かってくるからお利口にしてて って言ってでかけて。 買い物袋をさげて帰宅しようものならもう大騒ぎで袋を嗅いでまわってワンワンないてた。 忘れちゃった時はバッグまで嗅ぎまわってたよね
お風呂にも一緒に入ったね 寒い冬、お布団で一緒に寝たよね。君はあったかだったけど朝刊がきたらワンワンないてよく5時ころおこされた。 1時間くらいのお散歩も お風呂の後のドライヤーも 生野菜まで食べてたことも 具合悪い時すりよってきたことも 阿蘇の草千里に家族でいってめいいっぱい走り回ってたことも 近所のドッグランに遊びにいったことも ドライブは決まって運転する父の肩に乗って外に顔をだすのが好きだったことも
もう・・・胸がいっぱいです。
苦しまず 眠るように逝ったそうです。 最後に一声「ひゃん」とないて。
1時間車を飛ばして実家にいってきました 目も閉じて 苦しんだ表情もなく 静かに静かに横たわっていました。 ジャッキーって呼べば起きそうなくらい穏やかでした
想い出がたくさん 16年間、私の青春真っ只中から 大学卒業、就職、結婚 私の区切り区切りにこの子はいました。
今はただ涙ばかりです。 明日、火葬します。 大好きだったササミのゆびきとドッグフード いつも決まって寝ていたタオルケット それを持たせてあげようと思います。
明日は、実家に行けそうもないので 長かった毛を少しだけもらってきました。
思わず「ジャッキーよかったね。。。よかったね・・・」 それだけ繰り返して泣いて。 病気や事故で 苦しい思いをしたり痛い思いをしたわけではないのだから この子は幸せだ、と いいきかせて
老いは 人にも動物にも平等にやってきます。 向き合うことが 大事だろうけど きちんと受け入れるにはもう少し時間がかかりそうです。 この子の変わりは1匹たりとていないし この子はもういない。
ジャッキー ロングヘアミニチュアダックスフンド 16歳と3カ月
短い脚でとことこ歩いて 走って つぶらな目で 気持ちを訴えて 会話ができてたよね・・・ この子、多分自分を人間と同じって思ってたんじゃないかな。。。 食べ物もすし飯まで食べる子だったから。
でも
お疲れ様・・・ そして暖かい想い出をたくさん
たくさん 本当にたくさん ありがとう・・・ もっと 長くいたかったけどそれはかなわない
だから ずっと想い出と一緒に この子という家族がいたんだと 言い聞かせようと思います。
実家を出るとき いつも 「またね、ジャッキー、また来るね」と今まで言ってきたけれど
今日は
「バイバイ、ジャッキー ありがとね」
にしてきました
しばらくは この子と16年いた想い出を ゆっくりと思い起こしていこうと思います。
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Last updated
2011.04.26 02:43:32
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