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"ciao-kyoro' homepage"    May,2004~

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2004年05月26日
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カテゴリ:0歳時代・回想録
(きょろのひとりごと)
こんなにも真面目に文章に取り組んだのは、入社一年目の接遇論文(お客様へのサービスについて独自に考えることを論文にするってやつだったな)に挑んだ以来だよなぁ~。子育てボケしている頭がシャキーン!とした感じ。でも今日からは、ドキュメンタリーチックはしばしお休み(いつまで休むんだ?)で明日から新人ママ奮闘記を思い出しながら書こうかなーと思っとります。
今となっては笑い話だけど、当時は深刻でノイローゼ気味になりそう!?なことが結構あったんですよ~。

*****

実は二日間にわたって書き上げたシリアスな出産にまつわる日記の裏には、病院でのあたたかいこんなエピソード達もあるのです。なので番外編ということで。

*****

私が入院していた病室は二人部屋でした。
帝王切開が決まっていたし、大部屋では気の引けることもあるかな…と思って選んだのです。
実は、妊娠してすぐに「切迫流産」でその病棟に入院をしていたので二度目の入院となったのでした。
帝王切開なんて生まれて初めての経験(そりゃそうだ)で緊張ビシビシ!だったけれど、看護婦さんも助産婦さんも顔見知りの方が結構いて、古巣に戻ってきたような不思議な安堵感がありました。
だから精神的に少しはラクだった気がします。
(切迫流産に羊水を飲んでの多呼吸とホントにいろいろな障害があったにもかかわらず生まれてきた我が子りーたんはものすごく生命力が強かったんだな…と改めて実感。うん、すごいかも。パチパチ)

入院した時はひとりだったのに、その夕方、となりのベッドに緊急で搬送されてきた妊婦さんがいました。
状況はうる覚えなのですが、確か入院した直後に帝王切開になったのだと思います。
となりに寝ていればなんとなく状況も分かるし、手術直後で動けないんだろうな…と思い、思い切って
「身の回りでなにか必要なものがあったり、助産婦さんを呼ぶまでのことじゃないけど困ったことがあったら言って下さいね。私あさってに手術なんでまだ動けますし」
と話しかけてみました。彼女もホッとした感じで
「ありがとうございます」
と言ってくれました。

それからは、仕切られているカーテン越しにいろんな話をしたり、お土産に戴いたデザートをおすそわけし合ったり。
やっぱり、おんなじ境遇の女性って通じ合うものがあるんですよね。
私の手術後は、実体験に基づいた回復の経過なんかも教えてくれたり、りーたんのことで励ましてもくれました。
「きっと明日は歩けるよ」
「もうすぐ痛みが消えるよ」
「きっと大丈夫!絶対に赤ちゃん元気になるよ」
状況的には失意のドン底だったけど、なんだか合宿みたいで楽しかったな。

他のママ達ともよくおしゃべりをしました。
当時、私は34歳だったんだけど、近い年齢のママ達が多かったせいもあるのかもしれません。
私のいた病院では、決められた時間が来るとみんなで一斉に授乳室に集まってわいわいがやがや授乳するんです。
母乳にトライするママや全く出ないのでミルクをあげるママなどさまざま。助産婦さんも一緒になって手伝ってくれたりしてました。
りーたんがまだNICUに入っている時は、初乳を届けるために必死に搾乳をしていたのですが、部屋にひきこもって搾乳してもどよーんとするだけだったので、努めて明るくしながら私も参加していました。
世間話したり、赤ちゃんの様子を相談し合ったり、その病院で出産した芸能人の話を助産婦さんから聞いて「えー??まじ?」なんて驚いてみたり、まるで女子校状態!
中学・高校・短大と女子だらけの環境にいた私にはとても心地よくワクワクするような雰囲気でした。
みんな私の状況を知っているので
「赤ちゃんにいつ会いにいけるの?」なんて心配してくれたり。
りーたんが転院してきた時も自分のことのように喜んでくれて「よかったね!」ってみんなが笑顔でりーたんを迎えてくれたり。
そんなじーんとする場面も多々ありました。
今でも折に触れてたまーに連絡取り合っているママもいます^^
りーたんは体重が増えすぎて悩んだんですけど、
「こっちは体重が増えなくてそりゃ深刻よ~!検診の度に注意されるんだからっ!」なんていう男の子赤ちゃんのママもいました。
ほんっとに育児っていろんなパターンで悩むんですよね。
でも、自分以外のママがどんなことで悩んでいて、どういう風に考えていてっていうことに触れることはとっても大事。
とかく周りが見えなくなりがちなのが育児だもの。(経験者はマジで語る)
いろんな赤ちゃんの成長度合いを聞いたり、他のママのアイディアをもらったり、自分の考えとのバランスを取りながら…がいいように私は思います。
だからブラッシュアップのためにもママ友達ってとって~も大切です!(育児が忙しくなかなか連絡取ったり会ったりが難しいんですけどね)

(余談ですが、私は、育児雑誌に登場する赤ちゃん達とりーたんの成長ばかりを比べて毎日一喜一憂して「ねぇ、ねぇどう思う?」なんてママ友に相談ばかりしていました。でも今思うとそれもなんだかなぁ…(笑)標準から外れているとえ?うちってダメなんじゃない?みたいに勘違いしていたけど、それぞれの赤ちゃんには個性があるんだもん。十人十色で当たり前なのにね。自分で作った変なものさしでしか測れなかったママを許してね。りーたん、ごめんなさい。ぺこり。)

りーたんを生んだ日の午後に予定帝王切開で出産をしたママもいました。
彼女とも身体の経過のことで励ましあったり、一緒に体重測ったり(やっぱ気になりますよね~?)
「ね、ぜんぜん減らないよ!」
「げ、わたしも」
なんて毎日やってたっけ。
結局ふたりともほとんど減らないまま退院して、3ヶ月目に会ったけどまだそのままだった。(笑)

担当医の斬れるけど可愛いらしい尚美先生も、逐一りーたんのいるNICUと連絡を取り合って状況を伝えがてら、私の精神状態を心配してほぼ毎日顔を出して下さいました。

昨日の日記にも書いたけれど、担当助産婦の笠原さんも親身になって励まして下さって、もう感謝感激雨あられ!

今回のこの一騒動を振り返ってやっぱり思うことは
「人間って支えたり支えてもらったりして生きていけるんだ。決して周りの支えなしで自分はひとりで立っている…なんて思ってはいけない。手を貸してもらったら、快く甘えればいい、そしていつかどこかで返せばいい」
ということ。
独身でバリっと仕事をしている時には、考えさえもしなかったジャンルのあたたかさ。
妊娠中に席を譲ってもらったりして、見ず知らずの方から親切をいただくことを知り、だんだんとじわじわ分かってきたこと…。

人間っていいな…。あったかいな。

ずーっと乾いた生活をしてきた私に恵みの雨が降ってきた…そんな気がします。

辛いこともあったけど貴重な経験だったな…と今は思えています。
ビバ!出産!っと。
















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最終更新日  2004年05月28日 23時10分13秒
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