カテゴリ:おともだち
携帯電話。
それは現在、私たちの生活にはなくてはならないツールへと変貌を遂げた。 そして同時に、赤ちゃんが「いたずらしたーい!いじりたーい!」モノの定番にもなってきているのではないだろうか…。 なんてね(笑) 今日のお話は携帯のイタズラについてなの。 それも、ちょっとビターというか、大人の味がほんのーりなのであります。 1歳を目前としたある日。 携帯電話をいじるのが好きなんだなぁ…と割と神経質にもならずにりーたん触らせていた私。 その私の携帯が鳴った。 「もしもし、みなちゃーん?どうしたの?」 え?まさか?その声は某大物アーティストのT.K氏では!? 事情が分からずに 「きゃー、お久しぶりですぅ」と舞い上がる私に 「僕に電話くれたでしょ?何かあったの?」とのこと。 あ、そういえば、昨日の朝、りーたんが携帯をいじっていた。 電話をかけるとランプが点滅するタイプなので、誰かにかけてしまったんだ…とすかさず取り上げると、なんと、T.K氏の番号の頭が3ケタくらい表示されていた。 「ぎえーっ!」 飛んでいる蚊をつかまえるくらいの反射神経で、なんとか繋がる直前のぎりぎりセーフで切ることができた。 「あー、間に合った…」 勝手に安心していたのだが、まさか、たったの2ケタくらい番号が表示されているだけの状態で、向こうの着歴に残るとは! 「げー!着歴に残っちゃった??ごめんなさい!娘がいたずらしてて…」と私。 「なんだ、そっかなぁ?とは思ったんだけど。かわいいイタズラだったんだね。みなちゃんになんかあったのかと思って心配したよ」とT.K氏。 「りーたん、だめでしょ?」とあせあせで言うと、T.K氏が 「なんで僕を呼んだの?(とりーたんに向かって)ふふふ、なんだったんだろうね。でも、偶然なんてことはこの世にはないから、何かの縁だよね」 とイタズラだったのに、怒る様子もなく限りなく優しい。 なんだかじーん。 結婚前に親しかった友達(特に男性ね)は、子供を産んだ今でもひとりの女性として接してくれる。 そんな人から、育児にどっぷりな最中に、育児を肯定するだけじゃなく応援してもらえるって、なんだか格別な気がした。 そして、独身時代の自分をちょっぴり思い出して、なんか懐かしくて嬉しくなった。 不思議なんだけど、りーたんがイタズラで引き合わせてくれたのは、今のところこのT.K氏だけ。 きっと、彼とはどんな形であれ、お付き合いを続けてね!ということなんだろうか…。 妊娠8ヶ月の時、コンサートにご招待いただいて、同席していた母(母はT.K氏の大ファン!特に彼が手がけた映画のサントラは毎日聞いている)と楽屋にご挨拶に行った。 「よしよし!元気に生まれてくるんだよ!」 コンサートを終えて、汗がキラキラ輝いていたT.K氏は、私のおなかに頬ずりをしてお腹の中のりーたんに話しかけてくれたのだった。 まさか、この時のこと覚えてるの? それとも、お腹の中にいる時も、0歳の育児中も、そして今でも彼の音楽をよく聴かせているから? んー。なんだかとっても不思議。 おとなしく聴ける年齢になったら、T.Kのおにいちゃん(ん、おにいちゃんは無理があるか。じゃあおじちゃん)に呼んでもらって一緒にコンサートに行こうね! ね、りーたん。 T.Kさん!(まさか読んでいないとは思うけど)つかの間、素敵な時間をありがとう!お話しできて嬉しかったです♪秋にコンサートツアーがはじまったら、とりあえずお詫びにうかがいまーす。ぺこり。 ちょっとブラックではありますが、子供にイタズラされて昔の彼氏に電話とかされちゃったママとかもいるんだろうな…。 携帯電話ってしごく日常のものだけど、非日常への扉だったりもするし、子供のおもちゃだったりもするし、実はいろいろな顔を持つ通信機器だったんだなぁ…。 見方によっては全く違う顔に見えるだなんて、ちょっと人間みたい。 ふむ、携帯電話…なかなか深いヤツじゃのぅ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月26日 13時35分37秒
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