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"ciao-kyoro' homepage"    May,2004~

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2004年07月18日
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7月18日(日)はれ
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みなさんは「ぐるんぱのようちえん」という絵本をご存知ですか?
1965年に初版が出版されているので、(現在は106刷)最近読んだことなくても、ちっちゃいころに読んだことあるかもしれないですね。
内容を要約すると
『ずーっとひとりぼっちで生きてきた淋しがりやのぞう、ぐるんぱ。ある日、ジャングルの会議でぐるんぱがあまりにも「くさくてきたない」ことが問題に。そしてジャングルのほかのぞう達にごしごしキレイにされ、はたらきに出されることになりました。その後、ぐるんぱは、いろんな仕事につきますが、何をやっても今ひとつ…。でも最後には幼稚園を開いて、人間の子供達と楽しく生活するようになりました』
こんな感じです。

今日はその「ぐるんぱのようちえん」に関するふかーいお話。

りーたんが生まれてから、旦那の妹がいくつか絵本を買ってきてくれたんだけど、その中の1冊がこの本でした。
でも結構、字も多くて、まだりーたんには早いかな…?と、寝る前に読んであげるくらいでした。
それもたまーに。
だから、疑問なんて感じたことありませんでした。

ところが。

今朝、りーたんに「ぐるんぱのようちえん」を読んでいた旦那が
「子供が読む本にしては、内容がシャレになってない!」
と言い出したのです。

どこがどうシャレになってないかというと、
・よってたかって、みんなでぐるんぱのことを「くさい、きたない」と勝手に体を洗って働きに出したこと。それはイジメではないか?
・どこで働いても使いものにならなくて「もうけっこう」という言葉とともに次々とリストラされてしまうこと。そんな言葉、大人でもぐさっとくるじゃないか。

とのこと。
なーるほど!
言われてみれば、なるほどシャレになってないかも。

だって、「きたなくてくさくて、自分から水浴びもしない、自発的に仕事にも行かない、仕事をしてみても、言われた通りできなくて「もうけっこう」とすぐ追い出される…でも、それでもいいんだよ!自分に合った道を探すんだよ!」
「よってたかって、周りの人から『○○ちゃん改造計画』って身なりを整えられたり、何かをやらされたって、それはイジメじゃないんだよ。あなたのためを思ってやっていることだからね。だからぐるんぱのように明るく生きよう」
なんとなく、この本からこーんな不条理なメッセージを私も感じる。
ふーむ。旦那さま、なかなか鋭いではないか!
確かに一理ある…。
ただ、どうやら、旦那はぐるんぱと自分が似ていることに、えらく感情移入をしてしまったみたいなんだけどね(笑)

ひとしきり「ぐるんぱ」話で盛り上がった後、ぽつんと彼が言った。
「いじめだとか、仕事ができないだとか、そういうことを気に病まず、めげずに強く乗り越えていけるぐるんぱはエライ!」

ん?もしかしてこの本、こんな風に「ぐるんぱえらい!見習わなくっちゃ」の気づきや感動を狙っているのだろうか…。

「ママ、この本、いったい何を言いたいの?」
いつかりーたんに聞かれたら、私はどう答えたらよいのでしょーか!?
あぁ、わからない。

こんなに「読み」方が難しい絵本もあるもんなんですね~!?
あらら、びっくり!でした。
絵本からいろんなことを感じ取ってもらいたい…そんな思いで作家たちは絵本を書くのでしょうから「この本の言いたいこと、主旨、子供への説明の仕方」なんていうマニュアルや攻略本は存在しないんでしょうけれど、このぐるんぱに限っては欲しかったなぁ。
自分達の考えと、是非、照らし合わせてみたいもんです。
そして、めんどくさがりで自分からはめったに動かない、言われた通りのことをするのが難しい、淋しがりや…そんなぐるんぱによ~く似た旦那さまにも真実を教えてあげたいな。
もし「ぐるんぱに似た、そこのあなた!あなたは間違ってなーい」なんてアニュアルに書いてあったら、旦那、喜ぶだろうなぁ…。

でも、もしかしたら、最初に作家が描いていた主旨は、激しい時代の移り変わりによって、全くマッチしないものになっているのかもしれません。
だって、私が生まれたころは、児童による残虐な事件も、陰湿なイジメも汚ギャルや援交なんてのもなかったから…。
そんなバックグラウンドがあるのとないのとでは、絵本ひとつとっても、感じ方が違って当たり前なのかも。

1965年にこの絵本を読んだ子供はどんな感想を持ったんでしょう…?
そして、子供に読んであげた親は、どんな思いで読み聞かせていたんでしょうか?
感想文、読んでみたいな。

何気ない旦那の言葉から、40年前の「絵本を読む親子」に、ふと思いを馳せてしまったきょろなのでした…。
うーん、ノスタルジー。
しかし、悲しいかな、同時に浮かび上がってくるのは、報道でクローズアップされている、現代の子供達のすさんだ心や時代の荒廃っぷり…。

おーっと、ひょんなことから、壮大なテーマになってきたぞぉ…。
「今の時代の子供達」については、先日、おとなりのももちゃんママと語り合って、思うところがあるので、明日にでも書いてみよーかなぁ?







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最終更新日  2004年07月19日 19時20分37秒
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