"ciao-kyoro' homepage" 　　 May,2004～

8月9日（月）
15months+18days

りーたんの長ーい長いお昼ねの最中、ふと、ネットサーフィンをして思いついた。
「うちのりーたんって今、視力はどのくらいなんだろ？」

これって、ママの皆様は当然ご存知…？かもしれませんよね。
でも、1歳を迎えて、他の赤ちゃんとりーたんを比べることも全くしなくなり、バイブルだった育児雑誌「baby-mo」も卒業したので、育児の雑学取得をすっかりかまけていた私は、
「ぜーんぜん知らなーい」
ことに気づいてしまったのだ。
普段の生活で、「あれ？見えてない？」とか不自由そうな場面にお目にかかったこともないので、もう私達と同じくらい見えていると錯覚していたのですが…。

ネットで調べまくった結果、多少誤差があるものの

生後1カ月－眼の前の手が動くのがわかる
生後2ヵ月－0.01
生後4ヵ月－0.04～0.08
生後8カ月－0.1
1歳－0.2～0.25
1歳半－0.4
2歳－0.5～0.6
3歳－0.8

しかも、生まれたばかりの赤ちゃんは、強度の近視の上に、乱視気味で20から30センチ以上離れた物はぼんやり見える程度だそうな。

詳しくはこちら↓
乳幼児の視力の発達一口メモ

あっちゃー、びっくりこいた！
これって、まだまだ見えてないってことじゃん！！！
私は裸眼での視力が0.02くらいで、超ド近眼＆乱視なんだけど、コンタクトやメガネなしでは１メートルたりともコワくて動けないくらいの超ぼやけた視界。
つまり、この見え方がだいたい３ヶ月の赤ちゃんに相当するってことだ。
わー、見えてねぇー！テレビなんて画面まで10センチ近づかないと誰が出ているのかさえ識別不可なんだじょ。
実際の人間だって、そうだなぁ、20センチくらい近づかないとしっかりと顔も認識できないしなぁ…。
それに、追視できるのってこのころやっとだっけ？（例えば赤ちゃんに鈴を見せながら、しゃんしゃん右から左へと鳴らして、顔と目が一緒についてくるか？ってこと。これができると追視できるってことらしい）
当時、かなり見えていると勘違いしていたかもだわ…。

そして、旦那の視力が0.1。こちらもかなり日常生活が危うい視力なんだって。
これで、1歳前くらいなのかぁ…。

こんな見え方で、何メートルか離れたパパやママの見分けがよくつくもんだ…。
それに、外出中のお店、バス、電車なんかで、ちょっと離れた人があやしてくれるのにも気づいてにっこりしたり、手をふったり。
ものすごい洞察力と判断力が視力を補っているとしか考えられないって感じだよなぁ。
ってことは、まだまだ、ひとりで歩かせたりするのなんて危険なことなんじゃん。（まだやったことなくてよかったぁぁぁ！）
ちゃーんとフォローしながら、周りにも目を配って、一緒に歩いてあげないと…。
「見えている、ちゃんと分かっている」
ってのはただの過信なんだね。

ひえー、恐れ入りました！

やっぱり、たまには
「親ばか欲目」のメガネを外して、実際の成長に目を向けてあげないといけないんだなぁ…。
ふむふむ。


そして、「親ばか欲目」といえばもうひとつ。
ちょっと前にNHKの子供達からの投稿で出来上がっている番組を見たんだけど。
見た時受けた衝撃ったらなかったのです。（私だけ？）
その時のテーマが
『親に言いたいこと』（だったかな）
その中で、ひやーっ！！！って思った投稿があって苦笑してしまったのだけれど…。
『わたしは、小さいころから親から「可愛い、可愛い」とことあるごとに言われながら育ってきたので、そのうち自分でも「私は可愛い」と思うようになった。だけど、大きくなるにつれて実はそうでもないってことが分かってきた。それが分かったときはどうしようもなくショックでなかなか立ち直れなかった。どうして本当のことを言ってくれなかったの！？』
ていう内容。
この子は確か小学校の高学年か中学くらいだったと思うんだけれど…。

笑っちゃうエピソードだけど、この子にとっては
「まじショック！！！」
だったんだろうなぁ…と思うと、なんかじとーっと変な汗が出てきてしまいそうだった。
親の気持ちもよーく分かる！
でも、この子の気持ちもよく分かるなぁ…。
そりゃそうだよなぁ。

私もりーたんに
「りーは可愛いねぇ」
と毎日言っているし、旦那も同じ。
これはこれで「愛情だっぷり」でいいのだけれど、もう少し大きくなってきたら同時に
『井の中の蛙』
の概念も教えてあげないといけないかも…ってちょっと思っています。
じゃないと「親ばか欲目」の言葉のせいで天狗になったり、はたまた、早いうちからぷち挫折して
「パパとママの嘘つき～！！！」
…ってなるって言うじゃなーい？
子どもが可哀想ですからーっ！！！親ばか斬りーっ！！！（ギター侍・波田陽区風に読んでね！）

そういえば、私の親戚の叔母さんが
「うちの子天才！って幼稚園まで真剣に思ってたけど、幼稚園に入ると現実が見えるのよね～」
って笑いながら言っていたっけ。（私は「りーたん天才！」と思うと、いつもこの言葉を思い出しています…）

どこの親も「親ばか欲目」で同じなのかもしれないね。
ただ、それがちょっと歪むと子どもに悪影響になることもある…と。

何事もほどほど…がいいようで。

今日の一句
『きをつけよう！親ばか欲目とあぁ勘違い』作・きょろ