サロンのヘアカラー
昨日、今里店でカラーの講習会がありました。髪のつくりや色彩学などを勉強しました。ところで、色の3原色って皆さんご存知ですか?赤・青・黄があれば白黒以外の色が作れるんです。ビックリですよね。日本は発達していて、絵の具の色はいっぱいありますが、ヨーロッパの芸術家の方たちは5色絵の具(赤・青・黄・白・黒)を使ってるみたいなんです。本当は何種類もあるらしいのですが、5色の方が混ぜる色次第で無限大の色が作れるからだそう・・・。もともといっぱいある絵の具だと、木を絵の具で書いたら、葉っぱのところは緑、幹の部分は茶色とか使いますよね。でもその芸術家の方たちは5色絵の具の中で色を組み合わせて、緑でもちょっと黄よりの緑だったり、茶色でもちょっと赤っぽい茶色だったり、その微妙な色の混ぜ加減で、その木本来の色を出す事ができるんです。たとえば、赤と青を混ぜれば紫。青+黄は緑。黄+赤は橙。赤+青+黄は茶色。っていう風な感じです。それをもっと細かくすると、もっといろんな色ができますよね。赤と紫を混ぜれば赤紫。黄と緑で黄緑。赤紫に赤を混ぜると、赤紫よりも赤くなる。みたいな。無限大でしょ。私たちがしているヘアカラーも、絵の具とほぼ同じ。色の混ぜ具合で無限の色が作れます。ただ、髪の毛の色がもともと白だったら単純なんですけど、黒だったり茶色だったりしますから、ちょっと難しいんですよね。でも私たちプロなんで、そこんところはなんやかんやでキレイに仕上げます。なんやかんやは、なんやかんやです!!ヘアカラーをしても色持ちが悪かったり、思った色にならなかったりするのはそのせいで、たとえば、黄色くなりやすい方が、赤っぽい茶色にしたいって思って、普通に赤っぽい茶色で染めると・・・もともと黄色くなりやすい・・・。黄色を持っている・・・。黄色(もともと持っている色)+赤(染める色)=橙(オレンジブラウン)になっちゃうんです。なぜだかわかりますか?もともと持ってる黄色と染める赤色が混ざってオレンジになるんです。という事は・・・。その黄色が邪魔だから、黄色を弱めるために(茶色にするために)、青と赤(紫)を混ぜるんです。という事は・・・黄色(もともと持っている色)+赤紫(染める色)=赤茶色になるんです。簡単いうと、こんな感じですが、実際はもっと細かいところまでします。はっきり言って言葉では言いにくいです(;・∀・)美容室では一人ひとりの髪質・髪色を見抜いて、希望の色に仕上げます。そのほかにヘナやヘアマニキュアの勉強もマニアックにしたので、ヘアカラーで疑問を持ってる方はスタッフまで。全員がマニアックなので。笑