「ベイビーステップ」47巻(完結)感想
コミックス派にとってはいきなりの完結って感じでした。前巻読んでた時は全く次の巻で終わりなんて思ってませんでしたからね。確かに試合はちょっと長すぎて疲れるし、全部の試合を丁寧に描かなくてもいいんじゃね?っとは思ってましたけど、これってどゆことなんでしょうね??そこそこ人気の作品だったと思うので打ち切りではないと思うのですが。ホントのところがわかりません。ただ、ラストの巻はびっくりするほどの駆け足だったので、これまでのペースを考えると自然な終わりとも思えず・・・編集と揉めたんでしょうかね??だとしたら由々しき問題ですし、打ち切りだとしたら編集者らの見識を疑いますわ。同じくらいのコミックスの売り上げを望める作家さんが控えてるとも思えませんしね。どうしたことでしょう??このラストの巻の内容だけで3巻分くらいのボリュームはあると思うのですけども。う~~~~ん、キレイに終わってるとはいえモヤモヤが残ります。作者さま自身がもう少し先まで描きたかったって後書きに書かれてますし。あと10巻分くらいの内容はあったんじゃないでしょうかね。うちの旦那も納得がいってないようです。これまでの感想はこちら。ベイビーステップ(47) (講談社コミックス) [ 勝木 光 ]慶稜チャレンジャー決勝、エーちゃんvs.クリシュナ戦は、最終セットタイブレークへ! ついにここまで来た!!! 泣いても笑っても7ポイント先に取った方が勝ち! 短期決戦の行方は!? 10年間ありがとう! ついに完結!!クリシュナとの戦術戦を制したのはエーちゃんのクイックサーブ。お互いに次のプレーの読み合いをしてきましたが、最後はエーちゃんの閃きが勝利を引き寄せたようで。クリシュナの夢は自国でグランドスラムの試合を開催して勝つこと。見てるところが凄いですわ。ただのプレイヤーではなく、国を動かすレベルで活動するってことですね。エーちゃんは慶稜チャレンジャーで優勝したことで注目されることに。これまでエーちゃんと契約してた会社が更にサポート体制を整えてくれることになりました。世界ツアーに向けてチーム丸尾の必要が出てきたようで。って、ホント試合が終わってからの展開が早い早い。もっとゆっくり見せて欲しいのにポンポン話が進むというかダイジェスト版を見てるかのよう。データを取って分析出来る人が欲しいなと思っていたら適任の学生村賀さん登場。実績は高木をテニスよりも陸上長距離に適正があるってことで変更させたこと。いつの間にか高木はテニスを辞めてたんですね。でも、自分の身体能力に合ったスポーツを選ぶことは理にかなったことですよね。コーチは青井の元コーチをしてくれていたエディ。ベジータみたいな顔してますが、エーちゃんが自分のデータを見せると興味を示してコーチを引き受けてくれることに。トントン拍子です。そしてあっという間にプロ2年目になり国別対抗戦。ページめくったら1年経ってるとかびっくりw日本は1回戦突破でベスト8進出。エーちゃんはまだまだそこに立てる選手ではないですが、日本テニス協会理事の原口さんに目を付けてもらってるよう。いずれ日本でグランドスラムをやるとしたら日本人向けのコートを作ったらいいという原口。なるほど~~~空調も防音も管理できる室内コートなんて理想ですよね。もっとエーちゃんよりに考えたらコートにコーチや情報端末を入れられるルールもありじゃないかという原口。バレーボールとかはもう瞬時に対応策が選手に伝えられてますもんね。テニスももっと時間短縮されたらいいと思うし、情報戦も日本人向きでいいんじゃないでしょうかね。そしてエーちゃん、アトランタで世界ツアーデビュー♪その前にナツと再会して脱DT。これだけでも一大イベントだと思うのにナツの家に行ってドアパタンと閉めて終わりとか・・・ちょ・・・それだけかよ?せめて二人でご飯食べて良い感じになるところくらいまでは入れて欲しかったんですけどね。それすら叶わないとは残念。朝チュンですら・・・翌日の諭吉くんの察した表情がなければ読み飛ばしてしまうくらいのあっさり加減なんだもの。予選の2試合もチーム丸尾結成後初めての試合だというのに8ページで終了。こんなテンポで進められるのならこれまでにこの程度でよかったんじゃないのって試合もあったはず。全試合、しっかり描き過ぎるとエーちゃんの試合パターンが繰り返しになってしまって新鮮味がなくなりますから。今回のように思い切ってざっくりにして緩急つけて進めたらよかったのにと思わずにいられません。途中、試合長いな・・・って思うこと何度もありましたし。ラストでこんなに急ぐなら途中をもっと端折って欲しかったですわ。本戦1回戦は将来の世界No.1候補のファウラー。エーちゃんのノートも世界デビュー。ってところで終了。このまま続きが始まってもおかしくない終わり方ですよね。池との対戦もしてないし日本チームにも入ってないのに消化不良の感じです。はぁ・・・キレイに終わってるとはいえ、勿体ない思いが残ります。もうちょっと読みたかったなぁ・・・作者さまはご本人の力不足だと書かれてますけど・・・なんで終わっちゃったんでしょ。雑誌変えてどこかで連載再開してくれないものでしょうかね。取りあえずはお疲れ様でしたなのですけど、ついつい続きを期待してしまいます。