面白かったわ~~ 何でもっと早く読まなかったんだろうって思いましたね。
折角 面白いって前から教えてもらってたんですが、タイトルが「俺様ティーチャ―」って、
いかにも ツンな先生を女子生徒が好きになって振りまわされて ドキドキハラハラの
恋愛ものだと思ってたんですよね。
先生と女生徒ものは興味がないし、パスって 思っていたんですけども、同じ作者さんの
「月刊少女野崎くん」を読んだら、これがまぁ面白くて・・・
この手の作品なら 結構好きかも~~~~ ってな感じで お隣図書館でお借りしたのですが
やっぱり 面白かったwwww 私こういう笑いの要素たっぷりの作品大好きv
これはハマりますわ♪
あらすじ :
真冬は元不良トップの女の子。
学校を退学になり、転校してキラキラ女子高生として出直すことに!
初友達・早坂くんも出来て平穏な生活スタート☆ のハズが、担任の佐伯先生が
実は…!?
最初は 女の子が埼玉統一とかって あり得へんわwww
さすが少女漫画、リアリティがない・・・って ちょっと引き気味だったんです。
それに転校前日に 偶然 絡まれてる男子生徒(だと思って)を助けたら それが新しい
学校の担任だったとか、住んでるところがお隣同士だったとか、なんて乙女チックな設定
なんだろうと。。
ところが、読み進めていくうちに 全く、そんな設定のわざとらしさが気にならなくなりました。
っていうか、これくらいの方が面白いとさえ、思えてくるのですわwww
しかも、担任の佐伯先生は 子供の頃、お隣に住んでいた憧れのお兄さん・鷹臣くん。
が、真冬としては いい感情を持っていたと記憶してたのに、細部を覚えてなくて・・・。
ここまでは よくある少女漫画って感じなのですが、この先からが笑えるのです。
鷹臣くんの態度に、どうも変だぞっと 段々記憶を蘇らせる真冬。
と、どうやら鷹臣くんに子供のころ、パシリをさせられ 子分として扱使われていて
その上、鷹臣くんの影響で、喧嘩が強くなり、気が付いたら不良のトップになっていた・・・
ってことだったようで。。
鷹臣くんが引っ越す前日に 鉄棒から落ちて 記憶が飛んだとかwww
ま、小さい時の記憶なんて曖昧ですけどね。。
新しい学校で 女子学生らしい青春をやり直そうと思っていたのに、早速 鷹臣くんに弱みを
握られてしまい またもや、鷹臣くんのいいように使われてしまう気の毒な真冬www
喧嘩なんて無縁の生活を送るため一般人の友達を作る予定だったのに、最初に話を
するようになった隣の席の早坂くんは 昔のことを忘れ新しい自分を目指すべく不良に
なってるような子だしwww
なぜか 真冬が思ってる普通の学園生活とは どんどんとかけ離れた方向へ進んでいって
しまうのでしたww
喧嘩をしたことがバレるとヤバいってことで ウサギの仮面を被って正体を隠したのに、
早坂くんからは、ウサちゃんマンだと 憧れられてしまったり、
男装して夏男だと偽れば、今度は親友のように気に入られてしまったりwww
早坂くんって なんで真冬だと気付かないんだろうって思うけど このアホっぽさがまた
彼のいいところwww
喧嘩も強いし、男気もあるしで いい奴なんだけど、現実をみたくないって事情も抱えてる
ようで。
早坂くんと真冬は入学早々に、鷹臣くんに無理やり風紀部に入れられてしまい 彼のいう
通りにさせられるのですが、実は鷹臣くんには秘密があって。。
最初の頃は真冬にも嘘の内容を教え、協力をさせるのですが、途中で真冬が勘付いて
追求してきたために、鷹臣くんは本当のことを話すこととなり。。
もともと学園は鷹臣くんの祖父のものだったのを現理事長に取られてしまったんですよね。
それを鷹臣くんは取り返そうとしていて。
3年以内に入学希望者数を倍に増やせば鷹臣くんの勝ちで 学園の経営権を返してもらえ、
できなければ土地は全部譲るって賭けをしてるんです。
それは鷹臣くんのことを大切に育ててくれた祖父のために 鷹臣くんが始めたこと。
おお~~そういうことだったのか!!!ってことで 根底にはシリアスな流れがちゃんと
あるし、鷹臣くんのことを意識する真冬の恋心も見え隠れしたりで 恋愛要素もあるのですが
なぜか やってることは ギャグ要素たっぷりの笑える展開ww
鷹臣くんは学園を内部から変えようとしていて、まずは不良を一掃ってことで、風紀部として
活動を始めるんですけど、学校を仕切ってた番長が なんと真冬と鳩を仲介した文通相手
だったり(本人同士は気付いてないんだけどww)
夏男は真冬の変装だと気付いた番長に淡い恋心が芽生えたり・・・。
敵対してたはずなのに すっかり仲間のようになっていってしまうのです。
早坂くんと真冬の間には友情しかないんだけど、これも いろんな勘違いやウサちゃんマンや
夏男の件があって、ドタバタwww
その後も風紀部は 用心部とか生徒会とかを敵に回して闘っていくのですが、なぜか番長
たちと同じように、戦った相手と仲良しになっていくんですよね。
バトルものの少年漫画のように敵キャラを次々に飲み込んで仲間にして行くような展開www
特に生徒会メンバーとは 縁が出来やすいようで。
これに 真冬の前の学校の子分達も加わってキャラが増殖し、誰が誰やらわからなくなり
つつも キャラがみんな魅力的なので 話が散漫にならず、面白いのですわ。
バタバタやってるようでも、抱えてるトラウマが解消されたり、仲間同士の関係が改善されて
いったりと すっきりさっぱり、痛快なのですv
そして、そんな中にも たま~~~~に 鷹臣くんとの恋っぽい話も出てきたり。。
真冬としたら、鷹臣くんに無条件に従ってしまうのは 子供の頃に刷り込まれた経験による
ところが大きいのですが、根底にあるのは喧嘩が強い鷹臣くんに対する憧れと、その
鷹臣くんに褒めてもらいたいって気持ち。
それが 今でもあって、時々 恋心としてチラリと出てくるんだけど、鷹臣くんの方は・・・
イケイケお色気お姉さんにモテモテで、とっかえひっかえお部屋にやってくるような状態。。
綺麗な女の人がいたらすぐにいい感じになっちゃったりするし。
真冬の方はいい気がしないものの、別にそのポジションを狙ってるって訳ではなく。。
どっちかっていると呆れてるんだけど、でも意識はしてるってところですね~
この微妙な距離間が 見ていてワクワクしてしまうのですわ。
鷹臣くんの方も 真冬は全くガキんちょだからってことで 恋愛の対象としてなんて まるで
見てないんだけど、でも 自分以外の者が真冬をパシリに使ってたりすると機嫌を悪くするし
まんざらでもないような表情もみせたりもするのです。。
女としては見てないけど、気に入ってるのは確かですよねv
時々、認める発言もぽろっと出てきたりしてますもん。
この鷹臣くんが 今後どう変化していくのか 楽しみなんですよね~~
それから、末巻の4コマがまた面白いんですわ。
ホント、この方センスがいいです♪
鷹臣くんが欲しいので大人買いしたいところですが、ちょっと15巻ってボリュームは痛いかな。
でも 検討してみようっと思ってるのですwww
この手の作品は大好きです。おススメ♪