11巻の感想を書いてませんでしたね。
ブランドを立ち上げたものの、その後の状況は芳しくなく、蔵ちゃんは展示会をすることに。
その間にもシュウシュウは 月海への想いを募らせて・・・
展示会の方はさっぱりなんだけど、月海のデザインを目にしたある男性が興味を示し・・・
その男性の正体は、アジアを中心に活躍してる業界の超大物・カイ。
カイは 展示会のワンピース6点とデザイナーとしての月海を売って欲しいと言ってきて。。
さぁ 大変!!って話でした。
でも これでシンデレラストーリーが一気に展開しそうでもあり。。
これまでの感想はこちら。
12巻は いろいろと大きく話が動きましたね~
本来なら 自分たちが作ったデザインが超大物の目にとまったことや、デザイナーとして
月海が注目されたことは喜ばしいことなのに、あまりに急展開な上、話が大事になってること
そして 何より、月海を手放すことになるかもしれないってことで 蔵之介は話を受けることが
できず・・・
蔵之介も事業展開がしたいと思っていたものの、元々は月海のいる天水館を守ることから
始まった話だったのに、その中心にいる月海が居なくなってしまうかもしれない。。
これでは 蔵之介にとっては 何のためにやっていることなのかわからなくなってしまいます
よね。
ただ、彼自身、月海を手放したくないと思っている理由への自覚がないようですけど。
恋人でも母親でもないのに・・・って。
どう考えても 例え外見も中身も釣り合わなくても 惚れてしまってるってことなのにね。。
このあたりは ニーシャが蔵之介にグイグイと喰い込んできます
流石だわ・・・確信を突いてくる人。
カイさんは蔵之介に 月海には他にない美的感覚があるからその才能を買いたいと、すぐに
でも シンガポールに連れて帰り、留学生として学ばせた後、月海のブランドを立ち上げたい
と言います。
が、蔵之介は カイに何も月海のことをわかっていないと、月海をすぐにシンガポールに
連れていくなんて無理だといいます。
「あいつはパスポートなんて持ってませんよっ」
それまで英語で会話してたのに 「え、ナンデ?」 って青ざめるカイさんがwww
カイさんは 日本のヲタクについての知識はインプットされてないようです。
ハハハ 普通はそうだよね。
カイさんは 月海をデザイナーとして育てていくにあたって、蔵之介は邪魔だと感じている
ようですね。。
蔵之介が女装だと気付いてたことや、瞳の色から混血かなと思ったところとか、アフターで
綺麗になってる月海をみても すぐに月海だとわかったこととか 観察力が鋭いというかやっぱ、かなり凄い人みたいです。
今回はいろいろと切なくもありました。
天水館の権利証が千絵子母に見つかってしまって、いよいよ売却ってことになり、月海が
みんなのためにカイさんの申し出を受けてしまうとか。。
それにしても「お金で解決することですか?」って カイさんのように 一度言ってみたいもの
ですわwwww o(⌒▽⌒)ツ☆バンバン
蔵之介も天水館の売却が決定してしまって、もう手が詰まったってことで落ち込んでしまうん
ですが、月海の居場所を守れなかったってこともあるだろうし・・・
そんな状況のところへ、修兄から月海の指輪のサイズを訊いて欲しいと言われて。。
大したことじゃないって様子で 月海の左手の薬指に指輪をはめる蔵之介の表情が・・・
こりゃたまらんなと思いましたわ。。
修兄も蔵之介の気持ちを知らないものだから仕方ないんだけど、蔵之介にしたら これ結構
きついだんよなと。
本人自覚ないまでも 自分が好きな女に贈られる指輪のためにサイズを測るなんてね。。
その後、二人の様子を見てるのはやりきれないかったのか、部屋を出て煙草を吸ってる
蔵之介が・・・切ないね。
そして 修兄ですよ・・・。
彼も純粋に月海のことが好きで、現在 薔薇色の世界にいるようなのですが、蔵之介の母
リナに会ったことで何か変化がおきそうな・・・。
蔵之介が小さい頃、引き離されてしまった親子。
母の息子への想いの深さを知ることになるわけですが。。
当然、それまでだって、リナさんが どれだけ蔵之介のことを愛していたかを知っていたと
思いますが、連絡を取ってるくらいだし。
「蔵之助の恋人に会ったら 私の分まで たくさんたくさん蔵之介を愛してあげてって伝えて」
それまで、蔵之介が誰を好きなのかとか どんな娘と付き合ってるのかとか まるで関心が
なかっただろう修兄ですが もしかして 気が付いてしまうのかな・・・っと。
それも また切ないですよね。。
遊びで付き合う女の子は星の数ほどいただろうし、本人も好き勝手に生きて来ただろうけど
じゃ 蔵之介が誰かに本気で愛し、愛してもらったことがあったかと訊かれると・・・
修兄としては、考えちゃうところじゃないのかなと。。
あんな母の愛を知ってしまった後で 蔵之介が好きなのは月海だと気付いたら・・・
蔵之介だって譲ってもらおうなんて思わないだろうけど、修兄のことだからこれまでのようには
いかないでしょうね。。
フラグがビンビン立ってる気がします・・・。
蔵之介は仕事のパートナーとして 月海を手放す気はなかったけれど、月海の方が天水館の
ため、シンガポール行きを決めてしまいました。
落ち込む蔵之介を見ていられなくて、蔵之介にはいつもの「強気なお姫さま」でいて欲しくて。。
月海の決断を知って「あり得ねぇ・・」って青ざめる蔵之介が・・・
すれ違っちゃいましたね(><)
どうなってしまうんでしょうね!?
もう天水館の転売については決定されたことだから、買い戻すにしても これまで以上の
お金が必要になって来るでしょうし。
ひとまず、月海がシンガポールに行ってる間に天水館を買い戻すだけのお金を用意する
しかなさそうですけど。。
カイさんは蔵之介が邪魔だと思ってるのが怖いですよね。。
リナさんが Jellyfishのドレスを着てくれることで 何か展開がありそうな気もするのですが。
それにしても 稲荷さんは ついに念願の権利証を手に入れて「してやったり!!!」って
上機嫌だったのに あっという間の転売で 白目になってお気の毒。。
この後、稲荷さん、本気で落ち込んでヘロヘロになったとこに 月海がシンガポールに行って
しまい嫌われたのかと落ち込む修兄とバッタリ出会って 意気投合しちゃった二人の間に
既成事実ができちゃいました!
とかって 展開ないかなぁ。。
別に何もしてないんだけど、一晩一緒に過ごしたから責任をとらないといけないとか、修兄が
思っちゃったりとかで・・・
生真面目な人だから あり得ないことではないとwww
稲荷さんも修兄のことが好きになったんだし、元々嫁の座を狙ってたんだしで、議員の嫁と
しても月海より相応しいんじゃないのかな。。
こちらもぜひともHappyになって欲しいと思うのですわ。
いやいや 今後の展開が気になるところです。