ついに最終話。またもや 長文になってしまいましたので分割。
ラストは壁の中に巨人がいるところを示唆させて終わるのか、それとも8巻のラストまで
持っていくのか、どっちになるかなと思っていましたら、前者の方になりましたね。
アニメのまとめ方としては こちらの方が綺麗でしょうね。
8巻ラストまで持っていくならば、2期が決定してないと ちょっと意地悪ですもんねww
続きがあるなら引きとしてありでしょうが、もし2期がまだ決定事項ではないのなら 最後に
軽くドキリとさせる終わり方の方が無難。
ここからは 若干原作のネタばれも含みながら、原作と比較しての感想になりますので
ご注意くださいませ。
今回もかなりのアニメオリジナルが入っておりました。
でも、これは 一応のアニメは今回で終わりとするならば(そんなことはないでしょうが)
綺麗なまとめ方だったんではないのかなと。
原作には出てこない、エルヴィンやリヴァイの場面が多々ありましたが、エルヴィンの身柄が
押さえられることでより緊迫感が増したことと、憲兵団と調査兵団の危機感の違いがより
一層 際立ったのではないかと。。
では、本編に沿って感想を。。
「仕方ないでしょ。世界は残酷なんだから・・・」
ミカサの言葉通り、この世界は残酷なことを思い出し、ようやくエレンが巨人化。
アニを攻撃します。
その頃、ウォール教のみなさんは祈っておりました。
原作ではあまり気にしてなかったんですが、この人たちはマリア、ローゼ、シーナの女神
たちの飾りを首にかけていたんですね。
しかも、3つの壁のごとく人垣を三重に巡らし、腕を組んで祈ってるって・・・
何かを象徴してるかのようで。。
ラストの巨人が壁の中にいたことを思うと、もしかして、巨人は壁の中で祈ってたりするので
しょうか!?
ここはまだ原作でも明らかにされていないところですが・・・。
エレンは自我を保ちつつ、アニと戦うことが出来ているようで。
それにしても エレンとアニのバトルが壮絶です。
原作では逃げる人はいましたけど、ちょこっとしか描かれていなかったので エレンとアニが
建物を破壊しても それほど気にはならなかったのですが、アニメでは かなりの人がこの
二人の戦闘によって直接お亡くなりになっているようで。。
原作でも被害は相当でていたのでしょうけど、てっきり逃げてるものだと思っておりました。
それとも、アニメでは 市民を誘導する憲兵団の動きがより鈍くて被害が大きくなってしまって
いたのかしらん。
戦いは気合いでどうにかなるものではないというアルミン。
あのアニを倒すにはもっと・・・。
アニアルは冴え渡っております。
原作では まだここまでじゃないのですが。
ハンジの指示通り、キビキビと動く調査変団に比べ、憲兵団は立体機動装置を装着すること
すらままならず・・・(^^;
自分たちまでもが戦わずして犠牲者に。。
エレンはアニと対峙し、アニはいつもつまらなそうな顔をしていたけれど、格闘術を披露する
ときは生き生きしていたと思い出します。
でも、どうなんだろう。。
決してアニは周りを能力が低いからとバカにしてたわけじゃなくて、“この世界の本当”を
知っている自分と知らずに巨人と戦っている者たちとの意識の差だったんじゃないでしょうかね。
アニが何のために巨人化してるのか、戦っているのかはまだ謎なんですけど、でも彼女が
あれだけの覚悟を持ってしていることだから 相当な理由があるはず。
何も知らずにいることに対して 特にエレンのように巨人を憎み、駆逐することだけを念頭に
置いている者に対しては 「お幸せなこと」だと思っていたでしょうし、自分がしなくてはならない
ことを考えれば、みんなと距離を置き、慣れ合うことなく、無表情で接していたのではと。
エレンは まだアニが何を背負っているのかを知らないから、こんな風に思っても仕方の
無いことだとは思いますが。
今回は 私はアニがどうして こんな選択をせざるを得えなかったのかが非常に気になり
ました。
もちろん、原作を読んだ時もそうだったわけですけど、アニメでエレンと壮絶な戦いを繰り
広げ
多くの人を殺すアニを見ていると、それでもなお、彼女が成し遂げなくてはならない理由は
なんなのだろうと思わずにいられません。
エレンはどんな大義があって人を殺せた?と 心の中でアニに問うてますが、どんな大義が
あればこのように人を殺せるのか?ってことですよね。
巨人同士が戦っているという報告を聞くナイル。
全ては「人類のため」にエルヴィンが独断で行ったことだと知るとナイルは、反逆者として
エルヴィンをこの場で処刑すると。
が、エルヴィンは怯まないどころか、「構わないが この後の指揮はナイルに頼む」と
矢継ぎ早に 今後どう展開して行けばいいかを指示していきます。。
先のことまでを読み、本気で人類のためにと考え、エルヴィンがこの作戦を遂行しようと
しているのだとわかるとナイルは エルヴィンの処刑を保留に。
ここでエルヴィンが自分の命を懸けてこの作戦を行おうとしているのだと描くことで 彼の
置かれている立場や女型を捕獲することの重要性を再認識させられますよね。
エルヴィンは リヴァイに「お前は動くな」と指示。
無駄死には嫌いだろうと言うエルヴィンに「あぁ、嫌いだ。するのも、させるのもな」とリヴァイ。
自分が憲兵団に殺されるのも我慢ならないけど、エルヴィンが殺されるのだって我慢ならない
ってことですよね。
いやいやいや、この会話だけで お腹いっぱいですわ。
「何も捨てることが出来ない人に何も変えることは出来ない。化け物を凌ぐために必要なら
人間性さえ捨てることが出来る」
アニはそれが出来るのだと思うアルミン。
この言葉は何度もアニメで語られてますよね。
大事なことなので、二度言います的に。
化け物ってのは単純に考えれば巨人ってことですが、でも、アニの立場からの化け物に
ついて考えたなら・・・
アニが人間性をも捨てて戦う理由。
アニにとっての化け物は何か?
そこのところが このお話のキ―になるんでしょうね。
アニに叩きのめされて、エレンが覚醒。
これは原作にもなかったんでビックリでしたわ。
アニもビックリしてましたね。
突然、強さを増すエレンでしたが、今のエレンには自我が保たれているとは思えず。。
アニの顔面を潰し、エレンが優位に・・・
するとアニは壁に向かって走り出し、壁を登り始めます。
壁の外に逃げようとしているんですね。
エレンがその足に飛び付きますが、蹴り落とされます。
アニは片足を失ってもなお、壁を登り・・・
ここは 原作ではエレンは何も出来ず、アニが登るのを見上げてるだけなんですが・・・。
アニが悲壮な顔で壁を登ろうとしているところは 自分が助かりたい一心と言うよりも
必死に父との約束を果たそうとしているようで 見ていて辛かったです。。
このままでは逃げられるってとき、ミカサが飛び、アニの指を斬り落とします。
原作では 立体機動装置だけでは届かない距離だから、アルミンが機転を利かし、エレンに
ミカサを投げさせるんですよね。
そこから立体機動装置と連動させて ミカサがアニまで届くと言う。。
残念ながら、アニメのエレンは覚醒したために自我を失ってしまったのでこの連携プレーが
できなかったようです(^^;
アニメでは 単独でミカサがアニに挑み、アニを落とします。
より怖いわ。。
一端ここで 分けます。 続きは こちら。