今回もヒヤヒヤでしたね。
これまでの感想はこちら。
飛信隊の前に現れたのは死んだはずの魏の将軍・凱孟。
信に一騎打ちを呼び掛けてきます。
そんなことをしたらこちらの大将の所在がばれるし、みんながみんな凱孟の
ように単純明快じゃないし、お互い攻められてもいないのに一騎打ちなんか
誰もしないと諌める荀早。
ところが、信はやってきてwwww
一騎打ちと言われたら出ないわけにはいなかいのが信だからwwww
お互いこんな状況で出てくるとはバカだと言い合います。
似たりよったりww
凱孟は自分は王騎や廉頗と互角に渡り合った過去を持つ男だと豪語。
が、すぐ荀早が否定。
面白いよ、この人w
実力的には十分に匹敵するものを持ってはいたけれど、賢い彼らは凱孟
との一騎打ちは避けていたから実際には渡り合ってないようで。
凱孟との一騎打ちはすなわち“死”を意味したから。
凱孟の一撃ちを渾身の力で受ける信。
体は弾き飛ばされたものの、気力はまるで負けない信の姿に面白いヤツが
成長していると凱孟。
信の方も凱孟の一撃を受け、彼が王騎や廉頗と並ぶに相応しい本物
であることを感じ取ります。
信と凱孟が一騎打ちをしている間に貂は飛信隊の体勢を整えていて・・・。
っと、魏の荀早も相当な軍師のようで、飛信隊の様子から軍師がキレ者で
あると感じます。
そこで荀早は凱孟と信が戦っている間に貂を捕えることに。
ええええええ!?
なんとホントに貂が敵側に浚われてしまいました!
この時代、敵側に捕えられたら捕虜の扱いなんて真っ当にしてもらえる訳も
なく、死ぬより辛い酷い拷問を受けたりするところ(><)
まして貂は女だし、一層惨い目に遭わされることになりそうで・・・
敵側の動きに嫌な予感がした羌瘣はひとり敵の後を追いかけ生け捕りに
された貂の姿を発見!
が、貂まではあまりに遠くてさすがの羌瘣でも助けに行けず・・・。
すると貂は羌瘣にある指揮官を捕えるように叫びます。
イチかバチか羌瘣は敵の中へ飛び込み貂の指示通り指揮官を捕えます。
羌瘣が陣へ戻ると信は貂が浚われた怒りを爆発。
矛先は羌瘣へ。
「何でお前が見えていたのに貂を救えなかったのか!?」
その言葉に羌瘣は驚きを隠せず・・・
まさか信に責められるとは思ってもみなかったのでしょう・・・
羌瘣は出来る限りのことをしたのにね。
他の者たちはあまりに敵が多すぎて羌瘣であっても助けられなかったのだと
信のいうことはおかど違いだと諌めます。
しかも混戦状態の中、羌瘣だけが貂が浚われたことに気づき、助けにいった
のだと。
信本人ですら気づかなかったんですからね。
自分の行動を悔いず羌瘣を責めるなんて八つ当たりだわね。。
羌瘣は「今から助けに行ってくる」と言い出します。
そんなことができるならとっくに行っていると怒りが収まらない信。
さすがにみんなも無理だと羌瘣を止めますが、
「だったらどうすればいい!!」
羌瘣だって、怒りをぶつけられてもどうすることもできないんですよね。
それに羌瘣もやりきれない思いは同じ。
夜襲をかけようか、とにかく助ける方法を考える信でしたが、我呂たちは
軍師一人のために何百何千の命を失うわけにはいかないといいます。
隊全体のことを考えると作戦中止を請う伝者を本陣に送るべきだという
意見も出て来て・・・
すると羌瘣は一つだけ試す手立てがあるといいます。
貂は自分が救われないと察した時、ある指揮官をさらうよう指示してきた
ことを話し、その指揮官との人質交換を提案。
羌瘣が捕えてた指揮官とは荀早!
我呂は伝者を送ろうとする信に確認したいことがあると言います。
「貂はお前の女なのか?」
信の動機の深さを知っておきたい我呂。
信は自分の唯一の身内の漂が死んだ日の夜、貂に出会ったと話し、最初に
出来た戦友が政と貂だと。
それからずっと自分の横にいた貂はもう、たった一人の妹みたいなものだと。
何もせずに貂を見殺しにするような真似は絶対に出来ないという信。
その言葉に我呂も納得。
その頃、凱孟は貂を呼び出すと「貴様の欲望はどこにある?」と詰問。
女だてらに戦場にいるのだからそこらの女にはない桁外れの“欲”があるに
違いないと凱孟。
貂に万の男を殺す欲がないのなら、貂を動かす原動力になっているのは
信だと見抜きます。
「貴様は心の奥底でヤツに何を求めている?」
女軍師として命懸けで戦場にいる貂の“全欲望”をぶちまけてみろと凱孟。
翌日、人質交換が行われることに。
どうやら貂が答えた内容に凱孟が満足したようで。
貂は凱孟に「信の夢がかなって欲しいと願っている」と返答。
そして「オレもあいつと一緒に幸せになりたい」
が、それを聞いた凱孟は期待外れだったようで、貂の欲は女の欲だといい
好いた男と共に戦場にあって添い遂げようとはムシがよすぎると。
さっさと戦場(ここ)から去れと言います。
「オレは戦場で戦って、そして幸せになるのだ」
返答する貂に「それは女の身を弁えぬ強欲だ」と凱孟。
「悪いか!」
怯まず返答する貂の気概に満足したのか猛凱は人質交換に応じることに。
実は猛凱としては荀早を失うことはかなり痛手だったようで貂に千金盛って
でも荀早を必要としていたようです。
貂の機転が自分自身を救いましたv
無事、人質交換は成功。
ドッキドキでしたね。
飛信隊も苦戦を強いられてますが、玉鳳隊の前にも魏火龍・紫伯が。
王賁以上の槍の使い手!
そして美形!!!
紫伯だけでなく、彼の隊は強く玉鳳隊は次々に倒されていきます。
触れることさえできずにはじけ飛んでいくって(><)
今回、とにかく首が吹っ飛んでます。。
紫伯はとてつもなく強く、王賁は撤退を余儀なくされ・・・。
彼を動かす物は・・・
怨念とも呼べる負の感情。
紫伯には最愛の人を無残に亡くすという、とても悲しい過去が・・・
お互い前紫伯の連れ子であった現紫伯と季歌。
兄と妹という間柄ではあったものの血の繋がりなはく、前紫伯に虐げられて
いた二人はいつしか愛し合うようになり・・・
それを疎んだ前紫伯は現紫伯が戦場に行ってる間に結婚を望む二人の
意思を無視し、妻殺しで有名な火龍・太呂慈の元へ美しい季歌を強引に
嫁がせてしまいます。
季歌は「これからは太呂慈だけを愛し続けると誓え」と強要されますが
「私が愛するのは これまでもこれからも兄・紫詠ただ一人」
と返答。
腹を立てた太呂慈によって季歌は斬り捨てられることに・・・(><)
事の顛末を知り怒り狂った紫伯は太呂慈を始め火龍を三人殺し
ますが、未だ心の空洞が埋まらず冷徹なまま・・・。
王賁が紫伯に対し、これまでの敵と違うと違和感を覚えたのは彼が生に
執着してないからでしょうね。
むしろ死を望んでいるというか。。
王賁も踏ん張りどころ!
紫伯が相手ではかなり厳しいと思われますが・・・。
そして中華全土が注目する戦の三日目が始まりました。
貂と荀早がとった作戦はお互い自分の大将を囮に使う策のようで。。
果たしてこの二人の軍師の勝負もどちらに軍配が上がるのか?
飛信隊もボロボロですが、玉鳳隊もかなりの疲弊。
この若い二人がどう戦うのか!?
謄も期待しているようです。