次の宮城公演が始まるって事態になってしまいましたが、リコリス2015の
初見感想です。
リコリス2015の取りあえずの感想は既に書いてます。
ネタばれもありますのでこれから観劇されます方はご注意を。。
私は8日(日)の昼公演と夜公演を観たのですが、昼公演は2階3列
夜公演は1階最後列でお席としてはがっくりだったのですよ。
これまでGF先行では10列目前後までが取れてましたので、さすがに
次からはGF先行でチケット取るのはやめようと誓ったくらい。
昼は2階席だったので立体的に舞台を見ることはできたのですが、率直な
意見として音響が残念でした。
キャストさんが声を張って歌うとAKANEさん以外、ほとんど音が割れて
しまって・・・
抑え気味で歌った場合はバックの音がでかすぎてこれまた何を歌って
いるのか分からず・・・
ミュージカルと言いながらこれではなぁ・・・っと。
以前の小さい方のホールでも前の方の席は音が割れてしまってて残念
だったのですが、またか・・・っと思いましたですわ。
私、それほど演劇鑑賞するってことはないので他の劇場とかを知らないの
ですが、昔は宝塚劇場に足繁く通っていたことがありまして、そこではこの
ように音が割れて聞きづらいという経験をした覚えがありませんで。。
これは仕方がないと我慢することなのか、文句を言うべきところなのか・・・
でも、とりあえずミュージカルと冠をつけるのであればお歌の観賞ができる
程度の音響はお願いしたいと思いましたです。
夜公演ではこれが全く違う感想になるのですが、昼公演ではこれが一番
気になりました。
その次が前の席の方の頭。。
決して座高が高い方だったわけではなく・・・
が、座席が前の席とずらして配置されていないものだから丁度いい場面で
前の方の後頭部が鎮座(--;
これって私の後の方も見辛いのではって思ったもので無暗に頭を動かしたら
申し訳ないかな・・・とか思ってしまって。
なんだかなぁ~~でしたわ。
で、初見舞台の方は・・・
まず、セットが大きくなり奥行きも生まれ全然違うものになってました。
馬からセバさんがぱっかりと生まれてくる演出はなくなってます。
前回のチェスの駒をセットにするのはとても斬新で面白い演出だと思いましたが
やや狙いとは違う笑いの方向へ発展してしまってたようでもありましたもんねww
今回の登場はサクッとしてますが、好きです。
セバさんの第一声「嗚呼・・・」にやられますwww (*/-\*)
新生セバさんはねっとりと纏わりつくようなエロで来るんだなと感じる瞬間ですv
背後に寄り添い舐めまわして愉しむ悪魔?みたいな感じ。
淫靡なエロが好きな方には結構キマスよ、ご注意あれw
坊っちゃんと契約を交わすところのシーンでの契約印がバン!っと出る演出は
凄くよかったです。
舞台演出にうるさい娘も絶賛。
マントを取った後の古川スチャンの燕尾姿は・・・まぁ細いこと!!
皆さんも感想書かれてますが、本当にフィギュアの等身かと思うほどのスタイル
です!
脚が細けりゃ腰も細い!
燕尾のしっぽがひらひらしてて最高に2次元でしたww
ちょうど初期のやなセンセの絵から抜け出してきたような感じです。
遠くて表情の細かいところまでは分かりませんでしたのでDVD早期熱望。
脚がとにかく長くて細くて、坊っちゃんに靴を履かせるため跪いてる時も
絵になってましたわ。
おお~~~あんよ乗せシーンいいなとww (〃∇〃v)
それからイエス・マイロードの姿勢も脚が長くて美しいです。
背中も真っすぐだし足の位置も綺麗で魅せることをわかっていらっしゃると。
ところが執事であるときはこのようにスマートで完璧なのに、悪魔の面を出す
ときは猫背でそっと坊っちゃんの背後に迫るのですよ。
これには「お~~!そういう悪魔で来るのか!」と嬉しい驚き。
線が細い分、ジワジワとすり寄って来て坊っちゃんの耳元で掠れた声で囁くと
なんとも艶めかしいことこの上ない!!(*≧∀≦*)
ただ初見のときは「古畑スチャンがここにいるでwww」
とも思ってしまいましたが(^^;
アクションシーンは凄く良かったですね。
動きがスムーズだし脚が長いし上がるしでグレルとのバトルは見応えありましたv
前回、書いたように演出面も変更があったのでストレスなく観れました。
やはりセリフの掛け合いの方が分かりやすい。
歌は歌で別れていた方が印象に残ります。
次はなゆた坊っちゃんですが登場シーンでいきなり、おや?声変わりしてる・・・
坊っちゃんが迫力あるお兄さんに成長してるwwwっと思いました。
既に噂で耳にしてましたので私としてはそれほど驚きはありませんでしたが
娘には衝撃だったようですwwww
でも、娘も私も頼りなさ気な坊っちゃんよりも凛とした気高さと大人相手に
同等に立ち向かえる強かさがある坊っちゃんが好きなのでとても好印象
でした。
以前に比べ滑舌も格段に良くなってましたし、何より堂々とした演技が頼もし
かったです。
所作とかも坊っちゃんらしくて安心して観ていることができましたv
ビジュアル的なか細さとかショタ感が薄まってしまったのは否めませんが
これは好みの問題ですね。
AKANEさんのマダムレッドはやはり最高で、歌唱力も抜群!
音響が悪いといいながらもマダムのところだけは完璧なのですわ。
これってやはりキャストさんの力量が大きいのかしらん。。とか思ってみたり。
葬儀屋さんとの掛け合いのシーンはかなりサクサクでテンポがよくなってた
ように感じました。
笑いを取るためにカーテン裏にセバさんが葬儀屋さんを招きいれるところが
個人的に非常にツボりました!!
二人だけで何をやってるんだと妄想せずにはおられずwww(///∇///)
原作でも今、葬儀屋さんに注目してるところなのでタイムリーに激萌えでしたw
ホントに短い時間なんですけど古川スチャンから誘うところに意味があるとw
あと、葬儀屋さんの飲み物は毎回替わるんでしょうかね?
大笑いさせていただきましたww
昼はツナ缶で夜はおでん缶でした。
今回はセバスで笑わせるシーンはほとんどなく、クールな執事で通してますが
その分を周りのキャラがお笑い担当してます。
アバハンのコンビは安定の爆笑でしたし、Wチャールズのフップスもかなりいい
笑いでした♪
子爵はとにかく楽しそうwww
昼公演では斜め前におっちゃんが座ってはったのですが、最初、子爵にドン
引きしてはるっぽかったのに途中からお隣の奥様?に双眼鏡借りて子爵を
追ってはったのが嬉しかったですねww
おっちゃんが“恋に堕ちた日”でしょうかwww
グレルはダンスシーンが凄くレベル上がってキレッキレでした!
使用人ズ、Wチャールズ、劉や他のキャストさんたちも昼公演よりも夜公演の
方がとてもよかったので詳しくはそちらに書きます。
あ、演出として面白かったのはウィルの登場シーンです。
あの高枝切ばさみをこう表現するのかと感動。
これには娘も興奮でした。
こちらも詳しくは後日。
他に初見の感想としては、初日よりは声が出てるってことでしたがセバスの
歌い出しがゆーやセバスの出しやすい音域からなのか、どうも古川スチャン
には合ってないように感じてしまいました。
ゆーやセバスは高音の伸びが綺麗でグイグイと高音で押してくる感じだった
のですが、古川スチャンは低音は綺麗に伸びるし張りがあるのに歌い始めの
高音が安定してなくて坊っちゃんとの掛け合いでのシーンも今ひとつやなぁと。
低音はとてもいいので、もう少し古川スチャンに出しやすい音から始めて高音
に入るようアレンジした方がいいのではと感じたほど。
全体的な古川スチャンの感想は受け受けしさが満載で、坊っちゃんの魂に
狙いを定めて食べたくて食べたくて堪らない貪欲なエゴをひた隠しにして
執事に身を包んでる悪魔ってよりは
長い時間をかけてじっくり熟成させた坊っちゃんの魂をある日こっそり掠め
取ることを楽しみにしてるちょっと小物な悪魔って感じでした。
しゅるしゅると静かに獲物に近づく蛇のイメージです。
娘曰く「全然全く原作のセバスチャンっぽくなくて別の悪魔召喚しちゃいました
って感じだけど個人的にはかなり好み」だと。
娘がセバスチャンタイプを好むのは珍しいので私、ビックリ。
因みに娘の好みのタイプは“まるで生活力のなさそうな線が細くて頼りになら
ないダメ男”ですww
保護力を掻き立てられ、男らしさを主張しないのがタイプってことなのでww
いいのか、セバスチャンそれでwwwww
ってのが初見の感想ですww
あとは細かいですが、音響にも関係しますが1幕目終了時の振り止まぬ雨~♪
っとみんなが参加していくところはごちゃごちゃに音が混ざってるだけに聴こえて
しまい残念だなっと思いました。
新しく参加していく人がソロで歌うようにしていくか、メインの二人はもう少し
抑えて歌うかしないとせっかくの盛り上がるシーンがわ~~~わ~~~って
なってしまってあまり入り込めず・・・。
ラストで同じようなシーンがあるから、1幕目では人数を絞ってもいいんじゃない
のかと思ってみたり。。
大体以上が初見で印象に残ったところです。
辛口の感想ばかりですが、これが一転夜公演になると・・・
ビックリするほどの感想の変わりようなのですわ。
舞台ってスゲえ!!って思いましたですね。
乞うご期待www