原作既読です。
原作面白いんですよね。
何といっても八雲師匠の色気。
アニメ化されるときいてどなたにキャスティングされるかとワクワクしてたん
ですが石田さんで納得。
この八雲師匠の役は少年→青年→初老 とあるので少年はともかく、青年
から初老までできてしかも線の細さと色気が出せる方となるとなかなか難しく。
八雲師匠の色気は独特ですしね。
若干師匠には声が若く感じましたが、この後回想に入りますから。
相棒となる助六には山ちゃん。
それに与太郎が関さんで、小夏が小林ゆうさん。
こちらも芸達者な方々ですし、それにみなさん落語には何らかの関わりが
るようで、この先が楽しみというものです。
BGMはジャスティストで大人なアニメになりそうですね。
こちらも凄くいいです。
でも、音楽があまりで目立つと逆に雰囲気を壊しかねないかも。
あくまで当時を匂わせるにはジャスは合うと思いますが、題材は落語なので。
音量と使いどころですね。
和のティストも大事にして欲しいと思います。
さて、1話は・・・
原作の再現いい感じです♪
作画も綺麗ですし、師匠の流し眼とかドキリとしますよね。
作品の世界観やキャラがしっかり描かれていたと思います。
この作品、とにかく八雲師匠がややこしい性格してまして、嫌味なところも
あるんですが、それが主ではないという・・・
今の八雲師匠に至った経緯とか助六やみよ吉との過去とか、いろいろと
背負ってるんですよね。
1話が60分ってことで導入のところを一気にみせてもらえて掴みは十分
だったのではないでしょうか。
声優さんの演技もさすが!
落語も出来れば全部をフルで聞きたかったくらい。
こちらはCDとか今後のBlu-ray&DVDの特典で聞けるようです。
ただ、さすがに与太郎がちゃんと弟子として受け入れられてからがあっと
言う間というか・・・
寄席に出してもらえるまでがもっと時間があったんはずなんですが
「こんな感じでした」で終わっちゃいましたねwwww
これはできたらもう少し時間をかけて欲しかったところですが、過去編が
メインとなるなら丁度いいくらいかな?
こちらもBlu-ray&DVD第一巻に、ディレクターズカット版映像ってことで
本来の70分が収録されているようです。
おおむね満足だったのですが途中、画面ががくがく動く演出はちょっと
苦手でした(--;
昔の兄貴分が与太郎をまた引き込もうと現れた時の八雲師匠の対応は
カッコ良かったですよね~~
原作もあんな感じなんだけど、動く絵でみると緊張感があってドキドキ。
いつもは与太郎は与太扱いですが、ああいう人の前ではちゃんと評価
していることを態度でみせてくれるのが嬉しいですよね。
着流しも粋だけどスーツ姿もおしゃれな師匠です。
堅気じゃない人相手でも全く臆することなく、毅然と対応するのもカッコいい。
与太郎の落語を聞くのは“兄貴分としての人間の義務”だときっぱり言って
のけるところも痺れますv
そして与太郎の「出来心」
関さん凄いわぁ~~~
裏の世界にまた引き込もうとしてた兄貴を諦めさせちゃいましたよv
が、師匠には与太郎の落語が小夏の父・助六のもので小夏が仕込んだことも
お見通し。
弟子のくせに師匠の落語ではなく、全く別人の落語を披露するなんて不愉快
ってのはごもっとも。
でも与太郎はいくら八雲の落語が好きでも師匠の落語は自分には出来ない
合わないってことは理解してて。。
タイプとしては助六だと思ったんですよね。
その後の師匠の前座でも助六丸パクリの「初天神」をやっちゃって。。
萬月に指摘され、さすがに八雲も「いい心持するわけがねぇやな」と本音が。
そうですよね・・・(><)
与太郎おバカだよな。。
教えてもらえないから仕方がないといえばそうなんだけど。
萬月に遊佐さんってのも嬉しい。
殺気立ってる八雲師匠がまた怖いんですが色気ダダ漏れ。
表情が丁寧に描かれていていいですよね。
お客の方も八雲師匠を聞きにきてる人達だから八雲の弟子となれば彼の
「型」に近いものを期待してるところに全く別人のそれをされちゃあ・・・
ってことで拍手もまばら。。
その上、与太郎は師匠の演目の最中にいびきをかいて寝てしまうという
大失態。
夜中遅くまで落語の勉強をしてたとはいえ、これはやってはあかんやつ。
師匠の機転でなんとか誤魔化したものの、これは叱られて当然。
師匠の型は無視するわ、師匠が舞台に上がってる間に寝てるわ・・・
では自分のところにいる意味がないと八雲がキレるのも当たり前。
与太郎は破門となりました。
土下座して許しを乞う与太郎に「ガキじゃねぇんだ。聞き分けろぃ」って
師匠の啖呵がこれまたかっこええ。
どうしても八雲の落語の側にいたいという与太郎に八雲は三つの約束を
させます。
八雲は眼の表現が命なんですがきっちり描いてくれてますよね。
あと、八雲ってドキッとするようなことを時々してて、杖とか扇子で与太郎の
身体にトンってやるの最高。
エロいです。
八雲の三つの約束は・・・
二ツ目になるまでに師匠と助六の落語を全部覚えること
そうすれば自然に自分のやりたい落語が出来あがるから。
助六との約束を与太郎が引き継ぐこと
助六と八雲は二人で落語の生き伸びる道を作る約束をしてたんですよね。
それが出来ない時は諸共心中。
まさに落語とともに心中です。
でも、この心中ってのはまだ別にもあって・・・
三つめは絶対に師匠よりも先に死なないこと
これは小夏にも約束させてます。
うう・・・師匠の胸中を思うとね。。
言葉はきついけどその言葉の裏にある思いに小夏が早く気づいて欲しいもの
です。。
そしてここで八雲が自分と助六の話を聞かせてやろうって言い出します。
「あの人とアタシの約束の話を。長ぇ夜になりそうだ、覚悟しな」
OPの「薄ら氷心中」がEDに使われてましたが、こちらも雰囲気ある曲ですね。
林檎さんの曲を林原めぐみさんが歌うってるんですね。
さぁ、ここから先は八雲と助六の過去編となります。
いい感じのスタートですね。
これは安心してみることができそうです。
感想はどうしようかな。
まとめて何話かでざっくり書くかもです。