うぁあああんん
黒羊の丘の戦い
辛い・・・
ついに来てしまいましたよ。
あの
残忍極まりない策が・・・
桓騎、怖い
これまでの感想は
こちら。
傷だらけの飛信隊、空前絶後の武功へ!
黒羊に干戈交える音が鳴り響く中、飛信隊が大武功へ挑む!!
その一撃は届くか!?
そして、趙軍の隠れた名将・紀彗の信念が戦を思わぬ方向へと
導く!!
沈黙を破った桓騎の奇策が秦趙両軍に巨大な影を落とす…!?
黒羊戦は佳境へ!!
ぼろっボロになりながらも慶舎の軍に追いつき一騎打ちに持ち込む信!
羌瘣も傷口開きながらも信に慶舎を討たせるために戦ってます。
いっつも飛信隊はボロボロなんですけど、今度という今度は信は元気
でも隊自体が全滅してしまうのではというくらいピンチだったのに
それでも信が先頭に立って戦うと士気が上がってなんとかなっちゃうん
ですよね。
そしてついに信が慶舎を討ち取ります!!
敵の大将を倒したのだからこれは最大級の武功!
あとは包囲陣を抜け無事逃げ切るだけ。
ってことで一目散に退却する飛信隊。
いや~信は強くなりましたよね。
これでしんどかった黒羊の丘の戦いは終わりかと思いきや違うん
ですよね。
むしろこれからが一層残虐で・・・
総大将の慶舎が倒れても兵を引かずに戦い続ける趙軍。
というか、慶舎が討たれたことは伏せてるんですよね。
桓騎は趙軍の戦い方が変わったことに気づきますがターゲットは
すでに慶舎ではなく紀彗に変更してて。
本当に倒しておかなくてはならないのは紀彗の方だと感じたよう
です。
こういうのは凄く鼻が効くようです。
桓騎が呼んだのは砂鬼一家。
もうやだこの人たち(><)
やることはただ一つ拷問。
趙兵から紀彗の弱点を聞き出すと桓騎は「勝ったな」って・・・
嫌な予感しかしないよ・・・
桓騎は丘を趙兵に明け渡し“弱者をいたぶる”作戦に。
あれだけ激しい攻防を展開してたのにも関わらずあっさりと丘を
明け渡すなんてどゆこと??払った犠牲はどうするの!?
って思ったんですけど、これ以上秦の犠牲を出さずに丘を手にする
策を彼は思いついたんですよね。
これが非道いんだ・・・
何にも知らない趙兵はせっせと丘に砦を築きます。
後で全部取られてしまうとは知らずに。
その間に桓騎が命令したことは黒羊にある集落を焼き払い人々を
陵辱し虐殺すること。
あの羌瘣が助けてもらった集落も被害に(><)
おばあちゃんも殺されてるし・( ノД`)・゚・。
まさかとは思ったけど何やっちゃってくれるんだよ
それを知った羌瘣は狂ったように兵たちを斬殺。
羌瘣の怒りは当然だし、最初に読んだとき目眩すら覚えましたよ。
テメーらふざけるなよ!!と。
ホント血の気が引いたわ。
全ては桓騎の命令だと知ると信は桓騎のところへ怒鳴り込みに。
いくら桓騎が上だとはいえ、これを黙っていられる信じゃありま
せんよね。
桓騎軍の中で大暴れしますが、桓騎は平然としてて。
羌瘣が桓騎の首に剣を突きつけていてもこの女は絶対に殺れないと
余裕。
いくら桓騎のやってることがクソでも、桓騎軍の下についてる信が
たてついたとあってはただでは済まされず・・・
どーすんだよこれ???
ってとこに尾平が送り込まれてきて、何とかその場を取り付くろう
と・・・
が、逆に信の怒りを買ってしまって尾平は飛信隊を追放。
羌瘣からも一番の古参なのに飛信隊のことを分かってないと
突き放され、もう村に帰ろうとする尾平。
尾平も不注意ではあったけど誤解なのにね・・・
でも桓騎軍が信のことを器の小さい男だとバカにしているのを
聞くと許せず殴り込みにいってこれまた逆にフルボッコに。
気持ちはわかるんだけど、敵うわけないよ(><)
那貴が止めに入ってくれて瀕死ながらも助かりました。
那貴は飛信隊に帰れなかった尾平を飛信隊まで運んでくれますが
那貴はなんで桓騎みたいなのの下についてるんでしょうね。
滅茶苦茶強いみたいだし頭も切れそうだし桓騎軍の中にいては
まともそうなのに。
意識が戻った尾平に信は「自分のわがまま」にみんなを付き合わせて
しまって悪いなと謝りますが、尾平は自分たちが好きで信に付いて
いるのだと言います。
飛信隊と桓騎軍の決定的な違いは「心が乾いてないこと」だと尾平。
心が乾いてないから略奪も陵辱も必要なくて、飛信隊は信と戦って
いるからどこの隊よりも心が潤ってるのだと。
うん、うん、そうだよね!!
尾平は飛信隊に戻れないのかと心配しましたがちゃんと信と和解でき
てよかったです。
信だって尾平がどんな奴か長年一緒に戦ってきてるんだからわかって
るはずですもんね。
勢いから二度と戻ってくるなと言ってしまったけれど本心からでは
なかったはず。
でも、これでホッとしててはいけないのですわ。
村は全部焼いたってことで桓騎はこれ以上の村焼きは必要ないから
しないと信に言ってましたが、その意味がわかると驚愕・・・
桓騎は砂鬼一族にとんでもないものを作らせていました。
それは紀彗への贈り物として趙軍の元へ届けられ・・・
紀彗が目にしたものは捕らえた兵ではなく敢えて黒羊の民の死体で
作った恐ろしいオブジェ。
「これ以上の惨劇を離目城で起こしてやる故楽しみにしていろ」
よりによってあんなに大切にしてきた離目城の民を桓騎は襲うと
宣言。
そして桓騎は離目城に向けて兵を移動・・・!
なんてことしやがる
これ読んだ時、怒りで手が震えYGを床に叩きつけたい衝動に
駆られましたよ!!
鬼畜とかそんな言葉も出ないくらいに腸煮えくり返る
とても人間のすることとは思えない。
でも、冷静に考えてみるととてつもなく効果的な策ではあるのです
よね・・・
悔しいけど・・・
当たり前のように残忍な手口で最も効果的な一手を考えつく
恐ろしい奴です。
早く李牧にやられてしまえばいい。
本誌では趙と大変なことになってますが、桓騎に関してだけは李牧を
応援したい。