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カテゴリ:少女・レディースコミック
大分遅くなりましたが、最終巻感想です。 想いを確かめ合い、再び両想いになった鈴と津軽。 河内の結婚話を機に、鈴と津軽の未来も動きだす。 幸せな結婚に期待を膨らます鈴。 だが、物語は予想外の展開へ! 明治時代の歳の差ラブ、感動の終幕へ!! 登場人物全てが綺麗に収まったようです。 平賀がどうなったのかまでは別にいいのになぁと思ったんですが ちゃんと鈴子に対して決着をつけていきましたね。 まぁ彼は最初から圏外ですから深く関わらなくてよかったのでは ないでしょうかね。 津軽は鈴子との仲を近くしていくのに手間取ってたようですが 鈴子の方の忍耐が持たずに「言うことあるならはっきり言って!」 って啖呵を切ったのはよかったですわ。 津軽にとっては最初、本当に小さな女の子でしかなかったのに、 鈴子は完璧な成長をみせましたよね。 今では津軽が鈴子を頼りにするくらいに。 津軽としては自分の気持ちを認めたものの、結婚については津軽 なりに段階を踏んでと思ってたようで。 なかなか態度で示さないからそりゃ怒られるわさと思いましたが 指輪とか用意してたとはさすが津軽v もたもたしてる時期もありましたが、それもまた津軽には必要な 時間だったようですw そして、春時も春時らしかったかなと。 まさか、最終巻で春時の花魁姿を拝めることになるとは思っても いませんでしたが眼福 歌舞伎の女形のようですが、美しくてただただ感謝です。 鈴子の花嫁姿よりも私には印象的v 春時が一生結婚しないだろうというのもなるほどな・・・でした。 私としては手瑠璃と良い感じになるのかな~、春時には幸せになって 欲しいなと思っていたのですが、彼の幸せは鈴子以外にないという 作者さまの意見は説得力大です。 ずっと鈴子の兄として鈴子を支えていく道を選んだということですね。 ますます春時に惚れますわ。 手瑠璃も一生、生活に困るわけじゃないですから独身で過ごしても いいですよね。 で、彼女が望むように年を取ってからお互い一人身だったらお茶飲み 友達になりましょうっていうのもいいなぁと。 「恋ではないけれど春時の人生の賑やかしになる」って素敵じゃない ですか。 私なら一番の理想かもですわ。 例え結婚したとして嫁より妹最優先の旦那ではいずれさみしく感じて しまうでしょうからね。 手茉莉はちゃっかり小説家になってたようですね。 で、笑ってしまうのは河内。 ホント懲りずになんども結婚しますねw 家柄的に子供が欲しかったんでしょうが、今度は芸者さんって。 これは確かに許してもらったのなら見放された感大きいですよね。 生まれた女の子に妹たちがかける言葉が最高ですわw 彼はいつもめげないし幸せそうだし、彼は本当に和みキャラです。 自分では仕事をしても上手くはいかないけどアドバイザーとしては 有能ってところもナイスv 鈴子が秋山家の財産相続をするとは思っていなかったのですが、 活かす道を選択したことには非常に納得しました。 あのままなら鈴子には必要なかったでしょうが、再び廓の世界を 覗いたことで自分のやりたいことが見つかって、秋山の資産があれば それができると気づいたんですよね。 そうですよね、持っている者にしかできないことがありますからね。 単に親族の財産分与で憎しみを生み出すだけの資産が必要なところに 回れば多くの人の役に立つのですもんね。 自立したい人を支援することは鈴子らしくてよかったです。 春時のところに家族揃って遊びにいくという終わりも好感。 みんなが幸せに過ごしていることを思わせてくれました。 春時にはちゃんと佐之次がついてくれてるようですし、予想以上に 綺麗にまとまって大満足の最終巻でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年09月03日 23時56分13秒
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