以前書いたものを改めてアップしておきます。
本編感想は
こちら。
その後のメンバー達は!? 本当の完結編!
2017年夏、16年の連載期間を経て、ついに最終回を向かえた
大ヒット作「7SEEDS」!!
人類滅亡を阻止するため、未来へと送られた若者達は、崩壊して
いく地下から脱出し、佐渡島で生きていくことを決意した。
そして、最後まで生き残ったのは30人のメンバー達だった。
食べ物や住む場所の確保など、「生活」に必要な作業を協力しあわ
なければならない日々がついに始まった!
ナツは、花は、嵐は、安居は、新巻は・・・。
それぞれがそれぞれに複雑な思いを抱えるメンバー達。
そんな中、涼が花に会いに来たことで、思わぬ事態に・・・!?
壮絶な日々を乗り越えた30人の、その後を描いた、
本当の完結編がここに!
花ってつくづく意固地だなと感じましたね。
夏Aの置かれた状況も知った後でもずっと態度変わらずで・・・。
それだけ傷ついていたのだと言えばそうではあるけど、じゃぁ安吾たちが
花の父親からどれだけ傷つけられたかについてはどう思ってるの?って
きき たいところ。
親がしてきたことは子供には関係ないですが、自分の親たちの行動によって
深く傷ついた者たちの存在に対しどう考えてるんでしょね。
自分だけが被害者のようで私には共感できないですね。
確かに安吾や涼がしてきたことは生存の危機に関係してくることだし信用
できないと言われればそれまで。
だけど安吾に助けてもらったり励ましてもらった人たちが何人もいるのに
なんでその人達はもっと声をあげなかったの?
花とことと自分が受けたこととは別で、悪い所もあったけれど、安吾の
良いところも理解してる者たちはちょっとどうなんだろなと。
ナツとか嵐があと一歩花から離れてた目で判断して行動できるとこまで
成長していたら良かったのになと。
自分の罪に向かい合い、償いやり直したいと思う者を拒絶するだけって
のはどうなんでしょうね。
性犯罪者は殺人にも等しいと私も思いますが、完全に未遂だし、そもそも
性的な対象として見られてたわけではないんだから再犯の恐れはないわけ
ですし。
彼らの歪んだ教育環境が起こしたことでもあるし、大人の女性や男性の
意見もあんまりなくて・・・
こんな事件を入れ込むくらいならもっと掘り下げて対処してもいいんじゃ
ないのかと思った次第。
あんな世界で少人数で危険な旅に出るなんて・・・
ただでさえ人類が壊滅状態だというのにね。
安吾や涼の持っている知識や行動力などいくらでも利用価値があるのに。
もっとお互いどうすればお互いにとって良い距離が保てるかとかみんなで
考える余地はなかったのかと。
安吾たちはせめて離れた土地で生活するくらいでいて欲しかったです。
ま、でも細かい設定のことをあれこれ言い出したらあんな少人数がこの
日本の中で集まること自体リアリティ皆無ですが(^^;
ちょっと考えてもこの国土に人間が40人くらいしかいなくて、目的の
場所があったとしてもすれ違わずに会える???って宝くじに当たるより
奇跡に近いかも。
国土のほとんどが消滅して陸地がわずかってことだからわからんでもない
ですけど。
ま、取りあえず私は花が苦手だったということで。
とはいえ、これだけのキャラを動かし成長させ、スケールの大きな物語を
紡ぎだし感動を生み出した田村先生には感謝しかありません。
読み応えがありました。
外伝は島で生きていくという覚悟を決めこれからどうしていくのか、動き
始めた彼らを知ることができましたし満足です。
またいつか彼らの二世、三世の話が読めたらいいなと思います。