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カテゴリ:進撃の巨人
ひと月遅れの感想なのでこっそり。
これまでの感想はこちら。 ジークの過去が明らかに。 グリシャらエルディア復権派はジークを戦士候補生として送り込むことは できましたが、ジークは芳しい成績を上げることはできず。 父親らの期待に応えようとはしていたけれど、本心ではマーレのために戦う とか、他の国を侵略したり人殺しをするのがイヤだったから訓練も必死には なれなかったんですね。 なるほど、賢かったってことですね。 トム・クサヴァーはそれを理解してくれた唯一の人だったようで。 ジークは親に恨みがあったから裏切ったとかではなかったんですね。 無知だったからでもマーレに忠誠を誓っていたからでもなく、自分と祖父母 の命を守るためにはそれ以外の選択がなかったようです。 ジークは両親が捕まることは避けられないとわかっていて、自分たちも楽園 送りになることは仕方がないと諦めてたんですね。 でも、クサヴァーさんはジークをそんな目に遭わせなくなくて。 ジークに“告発”することを進められたのは彼。 なるほど。 だからやっぱりあの場面にクサヴァーさんがいたんですね。 子供のジークが考えつくにはちと無理がありそうだと思っていたので納得。 その後、ジークはクサヴァーさんによって巨人の研究結果からわかったことを 密かに教えられていたようです。 「始祖の巨人」が力を行使すれば「ユミルの民」の記憶を操るどころか身体の 構造をも変えることができる。 そんなことまでできるとは! 世界を救う方法なんてあるのか??って思ってましたが、これによって状況が 変わりましたね。 ジークはその話を聞いて自分たちユミルの民から子供ができないようにすれば 世界から巨人の脅威を取り除くことができるし、自分たちも生まれることに よって生じる苦しみから解放されると考えたようです。 つまり、ジークの描く世界の救済とは、世界の人々を巨人の恐怖から解放し、 エルディア人を苦しみから解放することだったんですね。 そっか・・・・ 唯一の救いはエルディアの安楽死 確かにこれなら戦わずともこれ以上苦しみが続くことはないですもんね。 今生きている人の命を奪うわけではなく、新しい命が生まれないようにする のなら・・・ありかも。 その考えがあったから王家の血を引く者であるのに自ら子供を作る選択をしな かったのですね。 エルディア人が世界で覇権を持つことを復権とし、それを願うのであれば当然 王家の血を絶やさずにおくべきだろうにと思ってましたが、ジーの願いはそこ にはなかったんですね。 でも、これってちゃんと伝えればリヴァイなら理解したんじゃないですかね。 仲間の命を奪うことなく進められたのではないかと。 まぁでも巨人になることの不幸とエルディア人の苦しみを断つことをこれだけの スパンで考えられるのはやはり、始祖の巨人の力について知る者であり、自らも 巨人の能力を持つジークしかいないし、その考えを共有できるのもまた同じ境遇 のエレンでなければ難しいのかもですね。 リヴァイには民族全体の不幸を思う視点ではなく、やはり兵団と同じく島の平和 が一番でしょうし、何よりジークに対しては憎しみしかないですからね。 ジークとクサヴァーの関係を知ってしまうとますます彼らを敵とか悪とみること はできなくなります。 みんなそれぞれの立場があるしそれぞれに言い分がありますもんね。 エレンも同じ考えであるのなら、不可解に見える行動も理解できます。 それにしても辛い。 リヴァイには生きていて欲しいです(><) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年03月10日 21時56分36秒
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