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カテゴリ:少女・レディースコミック
「今週読んだコミックスの感想」でUPする予定でしたが、まとめることに
しました。 1~11巻 感想 これは嵌るわw 人気作で舞台化されるというのも理解できるというものです。 ヒロインが妖から特別視されて求められるって設定はよくあるパターン かなぁと思うんですけど、抱いたらどうなるかわからないってことで 妖側が悶絶しまくるというのは予想外。 黒髪イケメンの苦悩は美味。 とっとと抱いて権力と一族の繁栄を手にすべきなのに、一人の男として 仙果を愛してしまったものだから・・・ もしも失うようなことになったりしたら冗談じゃないってことで、安易な 講堂には出られないという・・・大切に想うが故の生殺し。 どうにもならない激情を描くのがなんとお上手なことかと感動。 実沙緒側の守られるだけの存在ではいたくないという思いと好きな男に 抱かれたいという思いの揺らぎ描写も素晴らしい。 こりゃお嬢様方がキュンするわ。 触れることしか出来ないって必死に我慢していたものの、死を前にして そういうわけにも行かなくなってついに結ばれちゃうわけですが、今の ところは特に変化なさそうですけど、きっと後からとんでもないことが わかるってパターンですよね(><) しかもそれだけじゃなくてお兄ちゃんまで敵キャラとして絡んでくると いう。 っていうか、実沙緒は幼い頃の記憶を封印されてるから、もしかしたら 匡と祥との思い出がごっちゃになっていそうですね。 うわぁ・・・祥は確かに危険ではありますが、彼の心の内も気になる。 ラブラブしてる二人に対して温かい?眼差しを向けてる臣下たちがいい ですよね。 相模さんはクールで好みのタイプ。 奧さんのあやめさんも最高。 今まで出会った事が無いくらい強烈で可愛いくて好きです。 ちびっ子たちも健気で可愛いです。 12~18巻 感想 祥もやっと自分が欲しいものを認めましたね。 彼も最初は実沙緒には興味はなかったんだと思いますが、いつの間にか匡が 実沙緒を好きになっていくのを間近で見てたりしているうちに自分にも好き だという感情が芽生えていたんでしょうね。 本人はそれがどういう感情なのか無自覚なままに。 彼はいずれ自分のものになる実沙緒を積極的に欲しいとは思ってなかったん でしょうが、匡に奪われることになって初めて違和感を覚えたんでしょう。 祥も情が欲しかったことを自覚してしまってからは切ない。 (ノД`) 実沙緒が祥を選ぶことはないですが、かといって祥を突き放すこともできない のもわかりますよね。 最後は欲しいものを手に入れるため戦うことになった二人。 仕方がないこととはいえ、辛いわ・・・。( p_q) 最期、美沙緒に受け止めてもらった祥は救われたんでしょうね。 思わず手を広げた美沙緒を見て、匡は美沙緒の思いの一部を取られちゃったと 感じたようですが、そこはもう許してやってとしか言えず・・・ 元々自分が祥から美沙緒を奪ったことが発端だということを自覚してますし。 祥の思いも匡の思いも甲乙つけることはできないのだけど、やっぱり幼い頃から 命懸けて頑張ってきた匡を推すしかないわ。 で、いよいよメインテーマですよ。 やっぱりそうだったかと・・・ 出産と同時に仙果は死ぬってことで、これどうしたらいいのよぉ~~~(ノД`) 究極の選択迫られてるじゃないの!? どっち選んでも絶望しかないじゃない!!!! こんなのリアルタイムで読んでたら身が持たないわ・・・寿命が縮む・・・ とビビりながらも、少女漫画で「ヒロイン死亡にてエンド」ってことはないと 年の功思考。 仮死状態で匡からエネルギーを与えられて生き返るというのは上手すぎるとは 思いましたけどホッとしましたわ。 この際、何でもいいから生き返って欲しかったですからね。 エネルギー保存の法則みたいなもので、仙果として与えたエネルギーを自分に 戻してもらうことが可能だったってことですが、それだったら仙果でいた時に もっともっと匡にエネルギーを貯めといたらよかったんじゃないの??? なんかアレコレ我慢してたでしょう?? 勿体ないことをしたんじゃないのぉおおおおお??? ずっと貯め込んでたら、三日三晩も掛らず生き返ったとか、エネルギーを 実沙緒に戻しても全く何の影響もないくらい匡にエネルギーを保存しておく こともできたんじゃないでしょうかね? 仙果ではなくなってしまったのであればもう匡にエネルギーを与えることが できないのだから、あげられるときにあげられるだけMAX保存しておくべき だったんじゃないのかとw まぁ、その時はその時で必死だったんだから終わり良ければ全て良しなん ですけどねw 命と引き替えの出産なんてホントに選択するの辛すぎるとしか思えない。 二人だけで生きるって選択もできないのなら、やっぱり好きな人の子を産ん で死ぬ方を選んじゃうでしょうね・・・ このどうしようもない状況で藻掻き苦しむ二人の描写が上手いわ。ほんと。 特になりふり構わず必死の匡なんて美味しすぎてたまりません O(≧∇≦)O 最後はみんなHappyになれて愛でたし愛でたしだったわけですが、 こんなラストが見られるなんて感謝しかないですわ。 良かったね匡!!!って万歳三唱!! もちろん、実沙緒もよかったね!ですけど、残される方の辛さは計り知れず、 ましてや実沙緒を手に入れるためだけに生きてきたような匡に自分ひとりだけ 生き残れなんてのは残酷でしかないし、愛した女の代わりに生まれてくる子を 愛せるかってのも難題で・・・ みんな丸く収って本当によかったですよ。 あやめさんとこも子供ふたりも産んでたしw さすが、相模さん。 いつもやることはきっちりやってますv 後日談的にみんなが幸せであることもわかって後味最高。 美沙緒の足の件は、できれば無かった方が嬉しいですが、あれだけの奇跡を 起こすためには代償が必要だったと思えば有りかと。 これはホント読み応えのある作品でした!! オススメ!! 現在、桜小路さんの作品は「青楼オペラ」を購入してますが、こちらも今後の 展開が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2019年07月08日 00時54分39秒
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