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カテゴリ:少女・レディースコミック
最後はどういうところで決着するのかと思ったら・・・予想外でしたが
なるほどと。 これまでの感想はこちら。 【内容情報】(出版社より) ついにふたりの愛に決断のときが迫るーー 江戸時代、遊郭吉原ーー 両親を殺し全てを奪った真犯人が誠二郎だとわかり、長きに渡る因縁は茜に 深い傷を残し、終焉を迎える。 惣右助は茜の身請けの準備を始めるが、そんな折、幕府から棄捐令が下る。 それはすなわち茜の身請け金を用立て出来ないということを意味するーー 誠二郎から残された「疫病神」の言葉の呪いにかけられた茜は、近江屋に降り かかった不幸をも自らのせいだと思うように。 これ以上惣右助に迷惑はかけられないと、惣右助から離れようとする茜。 何とかして茜を諦めてはならぬと足掻く惣右助。 やっと交わるかに思えたふたりの未来は、再び無情な運命に行方を阻まれ・・・!? これまでヤキモキさせられましたよね!!! 若旦那も振り回されっぱなしでしたが、よく頑張りましたよw やっと茜の両親を殺した真犯人がわかってやれやれだと思ったのに、誠二郎が 捨て台詞に呪いの言葉を吐いていくものだから茜のメンタルが・・・ なんてことしてくれるんだよと憤慨ものではありますが、吉原を抜けて 新生活が始まればそれもなかったことになるだろうし・・・ ってところでの棄捐令 なんてこったい(ノД`) 近江屋も店がヤバいって状況になり、とても茜を身請けするような額を用意する ことは出来ず・・・ ひぇえええええ~~~~~~ じぁあ茜はこのまま吉原に残って、水揚げ→店出しですかい???? 若旦那は絶対にそれを阻止したいだろうけど、お金の工面が出来ないんではどう しようも無く・・・ それに茜としても、もし若旦那がお金を工面したとしても、この世情で近江屋が 女郎を請け負うなど許されることではなく、迷惑を掛けるだけだと。 三橋や松坂屋にも甘えるわけにはいかないと申し出も断ったよう。 自分が関わると周りが不幸になると呪いの言葉を真に受けてしまってます。 いつものポジティブな茜ならそれほど影響を受けなかったように思うのですが ショックがあまりにも大きくてまともな思考ができなくなってるようで・・・ いや~~~~もう、振り回してくれるわw私をw 茜が自暴自棄になっているからといって利一もこのまま吉原に茜を置いておくなど あり得ないでしょうし、絶対足抜けするに決まってるし、そうなればなったでまた 茜は利一まで不幸にしてしまうと呪いのループ。 若旦那は金銭面のことがあり、もう易々と吉原に通うことも出来なくなって茜にも 会えなくなるってところで、菊之丞が一肌脱いでくれましたv 茜を芝居に招待することで外に出る切っ掛けを作ってくれて芝居小屋で束の間の時を 若旦那と共にすることができて・・・ ああ・・・でも 切ないわ・・・(ノД`) 切なすぎて胸が張り裂ける・・・ 後は若旦那が茜を身請けして終わりvってところまで漕ぎ着けていたのにまさか 相思相愛の状態で引き裂かれることになるとは・・・ (。>д<)。・゜゜ 師走に入りもう水揚げカウントダウンってところで、なんと茜の妊娠発覚 (゜ロ゜) 茜は気づいてなかったのに紫の方が先に気づきましたね。 紫としては早く堕ろさなくて茜に負担が掛かるって心配からだったと思いますが、 茜は若旦那の子どもを諦める気はなく・・・ 元々家の再興が適えば武家に戻るつもりだった訳だし、若旦那の子どもが授かれば それを拠り所に生きていけるとすら思っていたんですからね。 茜が子どもを諦めるはずはないですよね。 誰にも甘えず吉原で生きるつもりだったのに、子どものためとなればもう躊躇う ことはなく、親戚、新見、三橋にも頼むことにしたようで。 母は強し。 ただ、そうなれば二度と若旦那には会えなくなりますよね・・・ それでも若旦那と子どもを思えば、自分が諦めるしかないと腹を括ったんですね。 ああ・・・これだと2人がくっつくとしても若旦那を愛人にする道しかない(><) それでは Happy End とはいえないよね??? 私としては構わないけど、少女漫画の展開としてはあかんでしょ??? それに大体若旦那が黙ってるわけがないっと思ったら、若旦那やっぱり松阪屋から お金を借りる算段を付けてたようで。 絶対に茜を諦めないってこちらはこちらで腹を括ってましたね。 世の中敵に回しても茜と一緒になる覚悟。 よっしゃ~~~~それでこそ、若旦那だ!!! っと思ったら、なんと良い感じのキスの後で茜に顔を背けられてしまい・・・ ショック・・・? って悪阻ですね(^^; 若旦那も気づいたよう。 ああ・・・若旦那の驚きと喜びの入り乱れた顔・・・堪らんですな。 可愛い。 こうなりゃ、一刻も茜を見世に置いておくわけにはいかんという若旦那の気持ちが 手にとるようにわかりますわ。 そりゃそうだわ。 しっかぁ~~~~し、逸る若旦那を茜が引き留めました。 絶対にお金を工面する道はダメだと。 じゃあどうしょうってンだよ! 私も同感。 どしたらいいのよぉおおおおお??? どんな方法が残されてんの???? ってところで茜が本気を出しましたね。 これまではお願いして誰かに頼る道ばかりでしたが、自らの手で運命を掴み取る 道を見つけたようで。 茜は何を決断したのか?? いい顔してます。 ここで菊之丞の番外編が挟まれてるのよかったですわ。 最後ではなく、ラストの前という構成が憎い。 最終話では紫が深雪野花魁として吉原の番付トップになったようです。 紫は紫で自分の道を切り開いてたんですね。 さすがですね、ブレてないv さて、茜はどうなったかというと朱音になってましたw 若旦那は松阪屋の遠縁の娘さんを嫁にもらって吉原通いをすっぱりと止め、仕事に 力を入れて店の立て直し計ってるのだとか。 あらまぁ・・・って話ですよねw 急展開。 茜はどうやら自分の身請け金を自分で作り出したようです。 自分の半生を売ってお金に換えることができるんですね。 芝居にする権利を売ったってことのようです。 芝居は大当たりし、菊之丞にも当たり役となってみんながWinWin。 その後、茜は松阪屋の好意により養女となって近江屋に嫁いだってことで。 なるほど~~~~ですよね。 これなら近江屋はちゃんとしたところからお嫁さんをもらった形になるし、茜も 昔のことを気にせず朱音としてやっていけるし。 利一は利一郎に戻り、近江屋の奉公人になったんですね。 いやぁ~~~~愛でたし愛でたしですよv それに子どもたちが産まれてもずっと夫婦仲も良いようですしw ただ、もっといちゃこらしてるところを見たかったなぁ~~という気も。 でも大団円ということでよかったですv そして何より長女の初音が朱音よりも朝明野に似てるってのがいいですね。 若旦那は誰かに似てると思ってるけど、それが誰かがわからないってのも。 いつか朝明野に挨拶に行きたいという朱音ですが、きっとその時に告げることに なるんでしょうね。 早くそんな日が来るといいですね。 ラストのおまけ漫画がまたよかったですv 特に朱音と利一郎のことを覚えていた近江屋の旦那の慌てようがw そりゃ驚きますよね。 昔、御用受けで通ってた旗本の御姫さまとその御家来とくれば、とても身分的にも 釣り合うものじゃないし。 あわわわわ・・・ ってなってしまうのは当然。 朱音のことはどこかで見たような・・・くらいしか覚えていなかったのはお姫様 にはさすがに直接お目通りして注文を受ける機会はなかったんでしょう。 利一郎の方は取り次ぎとかしてもらってたでしょうから覚えてたようで。 近江屋さんもホント、嬉しいのか冷や汗ものなのかwびっくりですよねw 新入りの利一郎に近江屋さんがぺこぺこしてるってことで奉公人たちが動揺する のも笑いましたw 奉公人達にしたらあり得ないことが起こってるわけだし????ってなりますよね。 それに利一郎は若旦那とお内儀の喧嘩の仲裁にも入るしw 若旦那にも遠慮がないしで、益々??????ですよねw この3人、なんやかんやで良い関係ですわw そうそう、朱音が初音にビビってるのにも笑いましたよ。 見た目鳳凰、中身は龍ってw 朝明野に似ればそりゃ強い娘に育ちそうです。 いろんな人間関係が新たに形成されてて笑えますw いやぁ~~~~面白かったです。 吉原が舞台ということで身を切られるような切なさ満載でしたがトキメキもありの 素敵な作品でしたv ままならぬ恋に身を焦がす設定は堪らんですね。 いつの間にか私は若旦那を応援することに楽しみを見い出してましたけど。 綺麗に完結してさすがだと思いました。 次回作も楽しみにしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2020年03月21日 23時52分09秒
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