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カテゴリ:進撃の巨人
今回は展開と言うよりも心理描写の濃い回でしたわ。
先月号の感想はこちら。 ジャンはやっぱり今でもミカサに片思いしてるんですね。 そっか・・・ あんなにミカサはエレンしか見えてないというのに。 一途だなぁ・・・ ハンジの声を無視していれば、セントラルの一等地は手に入ったかもしれま せんが、ミカサを手に入れるのは無理だったでしょう。 ジャンはハンジの声を無視することは出来なくて・・・ でも葛藤はあったんだなとわかりジャンらしいなと。 エレンのの皆殺しを止めるというハンジに協力するミカサ。 自分たちや島を守るためであってもエレンに無差別攻撃をさせたくないと。 一方、ジャンはもちろんエレンを止めるつもりがあるからハンジの元へ来た のでしょうが、エレンの行動への理解も見せて。 島が攻撃されない可能性を探しているうちに時間が過ぎて何一つ解決できな かったからエレンが世界を消そうとしたのだとエレンを擁護・・・。 ジャンはエレンの行動の根底にあるのは「大切な存在を守りたい気持ち」だと わかっているから、それを止めるためには代わりの案が必要だと言ってるの ですよね。 そりゃそうですよね。 エレンを止めれば島が滅ぶわけですから。 が、ハンジは調査兵団の団長という立場に立った人間だし、死んでいった 仲間たちの想いを忘れることはできなくて・・・ 一度は逃げようかとも考えたのに仲間が見ている気がすると踏みとどまったん ですね。 この島だけに自由をもたらせばそれでいい そんなケチなこと言う仲間はいな いだろう 死んでいった者たちが求めたのはエレンに虐殺をさせて得られる自由ではない と考えてるんですね。 虐殺を止めることができるのは今しかない ミカサはハンジの言葉を聞こうと聞くまいと決断に影響はなかったでしょうが ジャンは自分が調査兵団の一員であったことを強烈に思い起こし、亡くなった 多くの兵団員の想いを今一度背負う覚悟を決めたよう。 今までもジャンは冷静ではあったけれど、どこか人間臭いところを持っていて なかなか魅力的なキャラでしたが、今回は特にいいです。 1人シチューを作るハンジとその周りを囲む面々。 それぞれの立ち位置が一目でわかる布陣です。 アルミンくらいハンジを手伝いそうなのに・・・見てるだけとは。 マガトとジャンのそれぞれの立場からの言い争いはやはりジャンに肩入れして しまいますね。 かといって、元々はマーレが蹂躙されていた側だと考えるとマガトを否定する ことも出来ず・・・ 2人の言い合いを俯いて聞いてるライナー、ガビ、ファルコは十分お互いの状況 を理解してるから、どちら側に立つということも出来ず、また言い争いでは解決 されるものでもないとわかっているけどどうしようもないし・・・ってところ ですよね。 結局、ハンジが言語化した通り。 ハンジはマガトの心情を的確に表現してますね。 が、美味しい食事にはまだならず、アニが現実的なところを切り込んできます。 エレンを殺せるのかと。 対話が可能だとしてもそれでも虐殺をやめなかったとき、エレンを守る側と殺す 側に別れてしまう。 確かにそうですよね。 今は協力関係にあっても、いざとなればまたどうなるかわからない。 一触即発のアニとミカサ。 守りたい人がいるという点では同じだとアニが収めましたが、ミカサの返事など 聞かなくてもわかりきっているのにどうしてアニはわざわざそんなことを話題に したんでしょ。 アニは調査兵団の一員というかつて仲間だった位置には立たず、あくまで利害が 一致する間だけの協力関係だと立場をはっきりさせてます。 やっと食事になったと思ったら、今度はイェレナが爆弾投下。 マーレ人をクソ野郎と罵ってますが、実は彼女もマーレ人だったとは。 は?????ですよね。 王子様と世界を救う奇跡の物語を作りだしたかったですと??? なんなん????この人、世界を救う人になりたかったってこと??? もっと何かのっぴきならぬ理由があったのではないかと思ってましたが、何とも 残念な人でした。 その上、それぞれが腹に収めようとしていたことを掘り起こし、蟠りや憎しみを わざわざ表面化させて挑発。 104期とライナーたちとの間にあったマルコの死の真相という最大のタブーにまで 触れてきました。 ひぃ~~~~~~ここでついに明るみに。 私たち読者は既に真相を知ってますが、ジャン達が知ることになるのは辛い・・・ ですが、ここは向き合わないわけにはいかないってことですね。 淡々と事実を話すアニとライナー。 腸煮えくりかえるような内容ではありますが、2人の置かれた立場を知ってしまうと 単純に恨みや憎しみをぶつけるということも出来なくて・・・ ここはハンジが言うように 今からでも遅くないからもっと話し合うべきだという ことでしょうね。 その後にマルコを捕食した巨人をライナーは殺すわけですが、その行動の矛盾に ついてジャンはもう咎めないつもりだったのに、ライナーが許さないでくれと言い ながらも謝罪の言葉を口にしてしまったものだから、そこにライナーの甘えを見て とったんでしょうね。 ジャンがキレました。 あくまでマーレ側でいれば敵だけれど立場も理解してるってことで、抑えようと していた感情が、自分たち側にすり寄る気配をみせたことで爆発してしまったん でしょうね。 相手が人間ならもう少し手加減もしたかもですが、巨人化できるライナーはジャン からしたら不死身みたいなものですからね。 躊躇無く、本気で殴りに行ってます。 アルミンとコニーが止めに入ってますが、ミカサはどこ??? エレンが関わってないこういうときはミカサは参加しませんね。 アニはずっとお椀とスプーンを持ったままだし。 身体を張ってライナーを守ったのはガビ。 ガビはジャンの気持ちもわかるようになってるけど、ガビにとってライナーは 大切な人ですからね。 もう以前の何も知らずに候補生だった頃のガビではないです。 あれだけ島の人間を憎んでいたのに、もうあの頃の憎しみは彼女にはなくて。 ライナーに感情をぶつけることで怒りを発散していたところに自分よりも遙かに 弱い女の子を蹴ってしまったことはショックだったでしょうね。 ガビやファルコに乞われても協力を即答しませんでしたが、ジャンの腹は最初から 決まってますからね。 自分の行いに対して頭を冷やしたかったのでしょう。 なんでこのシリアスは場面でおかわりの心配をするんだハンジさん・・・ って思いますが、それがハンジさん。 彼女にはすでにジャンの気持ちをわかってるからガビ達ほどは深刻に捉えてないん でしょうけども。 憎しみが形を変えていく様を目の当たりにしてイェレナには変化は現れてくるんで しょうかね。 マガトには少なからず変化が出てます。 悪魔のエルディア人であるはずのガビに対する情? まだそれを素直に認めることはできないようですが。 ガビの泣き声が響いているのでしょうか? 寝ていたリヴァイが起きたようで。 ってリヴァイは最初から聞いてたようにも思いますけどね。 いびきはかいてましたが(^^; ジャンにはガビの泣き声が辛いのでしょうね。 ピークはずっと車力のままでしたけど、食事はしなくていいんでしょうかね。 翌朝、ガビを起こすジャンが優しい。 大人としてしっかり立て直して対応してます。 でもライナーには冷たい(><) ジャンはガビに謝ってますがライナーには謝る気はなく、それをライナーも当然と 思ってるよう。 アニに対してはどうでしょうね。 アニ自身がジャンに聞いてますが、ジャンからの答えはなく・・・ おそらく、ライナーほどアニには怒りを覚えてないのではないかなと。 アニは指示されたことを遂行してきたまででそれ以上の関わりを調査兵団にいる時 からしてこなかったですし、ジャンにしたら許す許さないというほど仲間意識を 持ってないってことではないかなと。 むしろ、ライナーのように立場がぶれていない分、認めてるのかもしれません。 エレンを止めるためにはまずアズマビトの協力を得る予定でしたが、キヨミは既に フロック達、イェーガー派の手に。 あらら・・・。 機関車で先回りしてたようです。 ってことは窓から見てた者が104期の裏切りをフロッグに告げたってことですかね。 う~~~ん、でもそれなら顔をわからなくする必要はあったのかな? 違う様な気も。 対巨人用装備の兵士が多くいたとしても、戦闘に長けていたかつての調査兵団の 兵士たちはもう残ってないですし、イェーガー派では大して使いこなせないのでは ないかと。 巨人の力+ジャンやミカサを有する側のが圧倒的有利だと思うのですが、キヨミを 人質に取られているのでそうも言ってられませんかね。 取りあえずは戦闘になるのでしょうか。 リヴァイについてはハンジは「しばらくは戦えない」って言ってますが、これって しばらくしたらまた戦えるってことですよね。 指が数本なくなってますが、そこは何かしらの方法で補うってことですかね。 さてこの後、どうなるのか? 私にはさっぱりですので楽しみに次号を待ちたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2020年03月29日 01時39分47秒
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