|
カテゴリ:黒執事
では最後の真夜中のお茶会。
ここからが生執事の真骨頂ですね。 これまでの感想はこちら。 感想その1 感想その2 感想その3 感想その4 照明が落とされ妖しさ漂う中、乾杯の前に坊ちゃんが行方不明のデリックについて 校長に尋ねます。 もうちょっと、ここの説明の時の坊ちゃんはずっと冷静なトーンでもいいかな~っと 思います。 坊ちゃんが声を荒げるのは危険が及んだ時くらいですから。 敵を追い詰める時の坊ちゃんは淡々と詰めていくのではないかと。 校長は最初から微動だにしないのですが、この存在の消し方徹底してますよね。 アガレス先生に呼ばれ、いよいよデリック登場。 ここからはデリックとアガレス先生の見せ場でもあります。 デリックのビザー・ドールとしての動きに注目。 セバさんが執事として現れ、デリック捕獲の命令を受けたことで、エドワードは一連 の坊ちゃんの行動は「女王の番犬」としての仕事だったと気づきます。 坊ちゃんのことを「シエル」ではなく「ファントムハイヴ伯爵」と呼ぶエドワードの 切り替えがいいですよね。 千秋楽ってことでみなさん気合いが入りすぎたのか台詞を噛む人が多かったですが、 セバさんここもやっちゃってましたよね。 豪華かく船・・・(^^; ここまで微動だにしなかったアンダーテイカーが笑いと共に正体を晒します。 この笑い一つの説得力。 シルクハットからあの長い髪がバサッと出てくるシーンいいですよね。 台詞回しも完璧。 和泉さんもそうでしたが、諏訪部さんが作り上げたあのしゃべりは定石になってます。 これぞアンダーテイカー。 デリックが暴れセバさんがグシャってやるところも本当にやっちゃまったんじゃないか と思うような動き。 バイオレット先輩が客席に向かって「デリックを殺した」って言うところからの音楽の 入りいいですよね~~ ここからの回想もメッチャいい!! P4の演技と演出の上手さ! 目安箱の投書を読むところの立ち方でキャラをしっかり現してます。 レドモンド先輩も片手肘で片手顎に当てる立ちとかしたらいいのになと。 その後座って投書を読むときに顎に手を持っていってるんですが、それがとてもいい のであの手の使い方を通常のポーズにも取り入れるとよかったのになぁ~ レドモンドに見とがめられた時のデリックの表情、すっごくいいんですが、釈明をする 時なぜかオネエっぽくなってますw これは新解釈なんかw 光を呼ぶ影~♪の歌がP4を心情をよく表していてここの表現好きです。 原作の枢センセが描きたかった「盲目なほどひたむきな者たちの輝き」歪んだ正義感が 余すところなく表されてます。 「お前らにまで罪を背負わせる訳にはいかない」って言うグリーンヒルに近づいてその手 を取るバイオレットの演技が素晴らしい! ここがこの作品の肝になってると思います。 色とりどりで鮮やか 特別なウエストコート・・・ プリーフェクトの歌を口ずさみながらグリーンヒルからバットを取るバイオレット。 ここでいかに彼らがプリーフェクトという特別な立場と伝統を重んじているかが伝わっ てくるんですよ。 ブルーアーが続きますが、彼は下を向きながらで、レドモンドは泣きながらも2人を リードするかのように。 その後もレドモンドがグリーンヒルの手を引いて・・・ グリーンヒル1人の責任にしないという3人の意志が見て取れます。 で「伝統と規律を守るためにこれしかなかった、わかってくれるな?」というブルーア に「人を殺しておいて何を言っているんだ」と冷たく言い放つ坊ちゃん。 痺れます。 ずっとテンポ良く台詞が飛び交っていただけに、ここでの間は大事。 女王の番犬として多くの命を奪ってきた坊ちゃんにとって、人を殺したことを正当化 しようとする覚悟の無さは全く理解不可能。 それを満足気に見守るセバさんv 沈黙を打ち破るのはアンダーテイカー。 完璧。 坊ちゃんのお茶会での装いはまるで原作から抜け出してきたかのよう。 ちょっと肝心なところで噛んじゃいましたが。 セバさんの指先までの神経の行き届き方もいいし、アンダーテイカーの全身を使った 動き手の使い方、ほんともう素晴らしい。 アンダーテイカーの「見てみたくないかぁ~~~い♪」の歌、彼のコミカルな面を表し つつ、不気味さもしっかり表現されてて感動。 新葬儀屋さんは原作に近い。 アガレス先生とセバさんのバトルもぜひ見て欲しい。 回し蹴りの軌道の綺麗なこと、アガレス先生もしっかり回ってますしw バトルしながらのセバさんと葬儀屋さんの「死は死は死は・・・♪」の歌の掛け合いは 動きながらなので音程をキープしたり伸ばすのは大変なんでしょうね。 動かないで掛け合うところはゾクゾクしますし、演出も決まってるv 満月をバックにしたアンダーテイカーのコミカルな動き、アガレス先生を片手で潰す セバさんの悪魔っぷり。 構図が美しいです。 命令通りにアンダーテイカーを追わなかった悪魔を叱責する坊ちゃんに対し、契約上 最優先されるべきは“貴方の命”だとキッパリ悪魔。 ここのところが、セバさんの大見せ場なのにアングルが悪いよぉ~~~~~ セバさんの表情が見える側から撮ってくれないと(><) 初見ではここがすぐ傍に見える席だったからセバさんの悪魔顔ががっつり見れたのに もったいない!!! 悪魔の顔を見せるセバさんにやや坊ちゃんが怯む場面だから坊ちゃんの表情も大事だ けれど、ここの最優先順位はセバさんの悪魔顔!!! 次があったら絶対お願いします!!! ただでさえラストにこれからも契約は続くよ~~~~って盛り上がる主従の締めの歌が ないし、途中もセバさんが如何に悪魔かを歌うとこもないのだから、ここでしっかり 私たちに悪魔度を魅せつけてくれないと! あと「かすめ取られては堪らない」のアングルはいいんですが、折角手袋をとっている のだから契約印を正面に向けてアピールして欲しかったかな。 契約を強調するために照明バン!って当ててもいいと思うし。 演出や構成はほぼノーストレスですが、ここはちょっと欲しかったかな。 セバさんの「作用でございますか」の表情好き。 女王の謁見を済ませ帰ってきた坊ちゃんが階段に座るところでは、制服の上着の捌き方 同様、コートの扱いも綺麗。 階段に上手いことコートが広がってます。 こういうところ大事。 締めのセバさんの顔もいいですよね。 白い歯がキラッとしてるセバさんから牙がチラ見出来た感じ。 今回の寄宿学校編ではなかなか悪魔ッぷりを披露する場面は作りづらかったと思うので 次回に期待したいと思います。 しばらくはセバさんも葬儀屋さんも固定ですよね? 坊ちゃんはどうかな? 今回の方の続投もいいと思うのですが、どうしても原作の年齢のような子役で!って 希望もあると思うので。 私は演技や歌が上手ければ子役には拘りませんが。 キャスト紹介ではみなさんしっかり役のままお辞儀されてましたのにも感動。 最後まで作り込み素晴らしかったです。 アガレス先生のマントの扱いが格好いいんですよ! アンサンブルさんも顔覚えられたし、ハーコートくんもマクミランくんの笑顔もいい。 P4もそれぞれの役にピッタリのお辞儀。 バイオレット先輩は手の回し方が凝ってます。 葬儀屋さんも素敵。 片手のお辞儀も両手のお辞儀もアンダーテイカーそのものでした。 坊ちゃんは何度も綺麗なお辞儀をされてましたね。 あれヒールでは結構きついと思います。 それと挨拶の時の地声がもの凄くいい。( 〃▽〃) 新セバさんは挨拶で「本当に」を連発されてましたね。 私たちも千秋楽まで黒執事の舞台が無事公演できてよかったと思ってますが、キャスト のみなさんはこの状況下では特に感無量でしょうね。 「僕が座長とか・・・」の後には「おこがましい」を続けて欲しかったですが、もう それどころではなかったんでしょうね。 顔面偏差値が高すぎて眩しすぎるほどの新セバスチャンの誕生です。 しばらく安泰ですね。 そうそう、パーフェクトブラック、の塗りつぶすパーフェクトブラック♪のとこですが 生だと千倍くらい色っぽいんですよぉおお (p≧∀≦q)〃 次は緑の魔女編でしょうか?でも、まだこの寄宿学校編の再演も観たいです。 初めはキャスト一新で、テニミュのようになったと聞いていたのでもしかしたら生執事 を観るのも今回で最後かな・・・っと思ったりしてましたが、いやいやいやいやいやいや 再演あれば絶対次も観ます!! 最高のカンパニーでしたよ。 舞台は生の方が音も身体に直接響きますし、臨場感が圧倒的に違いますが、それでも 配信があったのはありがたいです。 舞台を見た後だと配信は迫力不足だったり、見切れてしまうところが多くて全体が見れず がっかりしますが、それでも何度も観ているとすっかり馴染んでしまうのですわ。 今回は脚本に無駄がなくテンポもよくて一瞬で終わってしまったような感じがしました。 何度も何度も観たくなりますし、見所が多すぎて見れば見るほど発見も多いですし好きに なります。 やっぱり生執事いいですし、新生の生執事もいいですよ!! いや~~私も感想がその5までいくとは思ってもみませんでしたよ。 過去最長ですw 次回に備え早く役者さんたちのお名前を覚えなくては…(^o^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年04月12日 03時14分11秒
[黒執事] カテゴリの最新記事
|