やっぱ、通訳は疲れる。日比友好親善ゲートボール大会にて。
先週の日曜日、第3回日比友好親善ゲートボール大会がセブ・マンダウエ市で開催されました。日本のゲートボール連合から2チーム、地元マンダウエ市から2チーム、セブ日本人会から2チーム、マニラ・バコロドから各1チームの参加でした。実はマンダウエ市は第2マクタン大橋の下にゲートボールコートを作っています。そして毎年12月この大会が開かれています。でも、今年は朝から横殴りの雨だったので、開会式だけ橋の下、ゲームは急きょ隣町コンソラシオンの古いインドアテニスコートで行われました。フィリピン政府観光省も協賛しています。古いインドアテニスコート。充分プレーできました。で、私はまだゲートボールやっていないんですが、現地で手配をしている旅行代理店の社長と友達なので、いつも通訳を頼まれます。開会式と表彰式の通訳です。日本からの参加者向けに英語から日本語への通訳です。はっきり言って素人通訳です。広島出身の同年代の方や、野球好きの方には記憶にあるかと思いますが、ホプキンスやシェ-ンの通訳をした当時の赤ヘル通訳、広島弁丸出しのオジサン通訳並みです。ホプキンスの長々とした英文が「え~アンバイで打てましたわ~」の一言で片付いていました。去年の通訳は最悪でした。通常の司会進行の通訳は問題なかったのですが、マンダウエ市長のスピーチの時はひどかった。2分近く延々と喋られました。オイオイ、頼むから、区切り区切り話してくれよ~。しかも、必死に聞いてメモをとっているとき、日本から来ていたカメラマンが「市長にステージの真ん中に立ってもらうように言ってくれ」と話しかけてくる始末...私ゃプロじゃないっつ~~~の!頭の中がチンプンカンになってしまい、2分のスピーチが「皆さんにお越しいただき大変感謝しています。」になってしまいました。今年は通常の通訳は大丈夫でしたよ。昨年長々と話されたマンダウエ市長には、市長が次のフレーズに入ろうとしたときに、ササッと日本語でスピーチを妨げました。ヘッヘッヘ!でもやっぱ今年もチョンボが多かった。今年の司会者は日本語に直しにくいフィリピン風ジョークを盛り込んで話しました。ジョークの意味はだいたいわかりましたが、日本語が思い浮かびません。英語と日本語の文章構成が違うので、とっさに、うまい日本語表現ができないんです。また、こんなのもありました。司会者から突然「In Japan, You say "Yes", "HAI" 」こんな感じの一文を、『ハイ訳して』って言われた。この一文だけ!!!言いたいことがわからんよ。和訳のときは言いたいことを把握できた段階じゃないとちゃんとした通訳ができない~~~。で、とっさに思い浮かんだのが「日本では、ハイはハイって言います」です。なんじゃ、これは!!!この司会者何を言おうとしてるんだ、全くわからん。「日本では、YESはハイって言います」と思い浮かべればある程度良かったのだと思いますが、最初に思い浮かんだのが「ハイはハイと言います」だったので、頭の中がもうチンプンカンプン。結局、そこから続いた3つくらいの文章はすっ飛ばしちゃいました。でも問題なかったみたいですよ。表彰式では簡単な日本語自体が思い出せませんでした。「Certificate of Appreciate」...よく考えると簡単な言葉なのですが...どうしても、日本語が出てきません。喉まで出掛かっているのに...何だったかなあ~と考えても出てきません。ウワ~、もういい、時間がない...「表彰状」って言ってしまいました。すると前に座っていた日本の旅行代理店の人から「カンシャジョウ、カンシャジョウ」と小声でアドバイスされる始末。まあ、こんな感じです。今年もかなりチョンボしましたが、まあOKでしょう。この通訳の報奨はゲートボール大会で用意されていたジョリビーのランチと表彰式での中華料理ビュッフェ。まあ、プロでもないし、報奨もただ飯だけなので、これくらいのチョンボは、許せる範囲内でしょうね。