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2005.07.20
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テーマ:ニュース(100227)
カテゴリ:生活
今朝インターネットで日本のニュースを読んでいて目に留まった痛ましい事故。

高速道路を走行中に接触事故を起こした車両からすでに死亡しているドライバーが見つかったというもの。フロントガラスとリアウィンドウに大きな穴が開いており、亡くなったドライバーは頭部からの出血が見られたという。事故車両の数百メートル後ろには鉄パイプが落ちていた。現段階では、おそらくこの車の前方を走っていたトラックからこの鉄パイプが落ち、後方の車両を直撃したものとみられる。

実は私にもこれと同じ事故に遭いそうになった経験がある。ダラス西部のハイウェイを走行中の事だった。約100キロ強で走行中、前を走っていたトラックに積まれていたスチール製の大きなはしごが揺れるのが見えた。

「危ない!」

そう思った瞬間にそのはしごは滑るようにして道路に落下。同じ車線の後ろを走っていた私とそのトラックの間には他に車はおらず、それは まさにスローモーションのようにはっきり目撃できた。

「私の車にはしごが激突する」

意外にも冷静に判断できた。私はここで死ぬのか、子供を巻き添えにしたくない、そう思った。

バックミラーとサイドミラーに瞬時に目をやると後続車は少し離れている。はしごを避けるために隣りのレーンに移動しても良いと判断できた。

その瞬間だった。私の車の目の前ではしごは横に滑るように大きく流れた。激突を免れた。体が震えて止まらなかった。

そして同時にバックミラーを見ながら「後続車が無事であって欲しい」と祈った。

そこから自宅に戻る20分の間ずっと震えが止まらなかったことを覚えている。もし、あのトラックと私の車間距離が数メートルであったなら、私は確実にあの場ではしごを頭に受けて死んでいたと思う。あの日は土曜日で、比較的車が少なかったこと、事前にはしごが少し揺れた時、なぜか不安を感じて速度を落とし、車間距離を取ることができていたことが幸いだった。そして、後続車が無かったこと、左右の車線にもいなかったことも重ねて幸いした。もし そうでなければ、と思うと今も動揺は隠せない。

その翌週、同じくダラスにある最も交通量の多いハイウェイがもうひとつのハイウェイと交差するランプを走行中、5台ほど前を走っていたトラックから、数本の大きな材木が落下するという事故を目撃した。幸いこのときは、木材がパンとはじけたようになり、大きな部分はやはりサイドに反れたようだ。私の車に当たったのは木切れのような部分であったので、大事を免れた。

いくら自分が慎重に運転していても、道路は一人だけで走行しているわけではない。危険な積荷、不注意なドライバー、下手なドライバーはそこら中に走っている。16歳になっていよいよ夫の会社で夏インターンをし貯めたお金で車を買った上の子供が運転し始める今年、不安な日々がはじまる。

・白菜のロールキャベツ トマト煮込み
・パスタ ペスト風ソース和え





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Last updated  2005.07.20 22:00:33
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