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カテゴリ:生活
夫が結婚式でベストマンをつとめた二人の親友がニューオリンズに住んでいる。だから、ニューオリンズには何度も訪れている。夕べから何度か電話をしたところ、ひと家族はおそらく旧市内在住のためすでに避難しているのか連絡が取れない。湖を挟んだ北に住んでいる友人家族は、自宅でカタリナを迎えるつもりだという。
窓にプライウッドを打ちつけ、食料品も確保したという。今夜はキッチンの大きな大理石のアイランドの下に5人で眠るらしい。もし 自宅に被害が出た阿合、窓の無いガレージに移動することも考えているそうだ。 なぜ避難しなかったか。それは夫を含めみながヒューストンに暮らしていた10数年前に同じく避難勧告があり、仕事で避難が遅れたため、ハイウェイで渋滞し、そのまま避難もままならず、結局その場でハリケーンが過ぎるのを待ったという経験があるからだそうだ。当時は独身だったため、危険とはいえなんとか乗り越えたとはいえ、今回は家族も増えているから。車内で過ごすより自宅の方が安心だと考えるのも無理は無い。強制非難の区域から数マイル出たところであることも避難しなかった理由ではあると思う。 今夜は心細い夜になるに違いない。かくいう私たちもノースカロライナで89年にハリケーン・ヒューゴを経験している。ハリケーンが通過した朝、裏庭がまるで戦争地帯であるかのように変わり果てた姿だったことを思い出す。近所では倒れた木の下敷きになり赤ん坊が亡くなったのだが、私たちにも新生児だった上の子供がいたので、かなりショックで辛かったこをと覚えている。 自然には人間はなすすべもなく、ただ通り過ぎるのを待つしかない。今夜は私も眠らず CNNを観て祈ろうと思う。被害が最小限で食い止められますように。 追記:ある黒人ミュージシャンのインタビューで、「どうせ死ぬならビールを飲んで楽しく死のう」といったような内容のものがあった。誰も死なないで欲しい。だって いま現実に皆、生きているのだから。死なせないで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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