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テーマ:ひとり言・・?(17621)
カテゴリ:子育て
こんな記事が目に留まりました。
最高学府が泣いている。 日本でこういう過保護な親が増えていることは知っていましたが、最後にあった「ヘリコプターペアレント」という言い方があることは知りませんでした。おもしろい表現ですよね。 私の周りの高校生を持つ父兄には、こういった親がおらず、親がしゃしゃり出てくるのは日本だけなのかと思っていたくらいです。夫は、大学進学を控えた娘の将来や、進路、そして学校の進学カウンセラーや教師との対応に全く口を挟みません。それどころか、全部子供みずから対応するようにさせているようです。たとえば、今年はじめ大学への願書と教師からの推薦状の締め切りに書類が届いていないと大学から連絡が入り、そのためアプライしていた奨学金の審査には間に合わず、候補リストに入れることはできないと言うことでした。学校側は、確かに発送した、大学側は届いていないの繰り返し。そんな時、きっと日本の親なら早速に行動に出てくることでしょう。しかし、最後まで子供に双方との対応を任せ、結局その奨学金審査に合格し、いただけることになりました。 ときどき ここまで子供にさせなくても・・と、何もしない夫に腹立たしく思い、短気な私が乗り出して行くことも幾度かあります。わたしもどちらかというと日本の過保護親の方に入るかもしれません。でも長い目で見れば、きっと「自分のことは自分でする」という幼稚園の子供に話して聞かせることは、子供が大きくなったからこそ、もっと実際にさせなければいけないのだと感じています。就職面接にも親が乗り出す、結婚にも親が乗り出す、そしてこれはアメリカでも多く見かけることですが、結婚して子供を持った娘の子育てや家事に母親が常時協力する。最後の話は、実家が遠い私のうらやましい気持も少し入ってしまうからかもしれません(汗)。それを差し引いても、これでは子供が本当に成長することはできないと思います。30になっても、親に頼り、子供が子供を育てていると遠巻きに見ていて感じる人が本当にたくさんいます。 子育ては自分育てという言い方があります。私も一番上の子供を育てながら、まずアメリカで社会性をつけることを一緒に学びました。以来18年、本当に子供と一緒に自分も育って成長してきたと思います。自立した子供を育てることは、本当に難しいことですが、私は夫の教育方針のおかげで、そういう子供を育てられたのだと感謝しています。これからも、自分の足で真っ直ぐ前を向いて時には悩み、時には迷いながら歩いていって欲しいと思います。秋には、寮に入り私たちの元を巣立っていく長女に、大きな声で「頑張って!」と言いいたい気持と同時に、私が娘から巣立たないといけないのだと思う気持がもっと大きく、しばらくは空っぽな気持で泣き暮らすのではないかと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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