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テーマ:ニュース(100222)
カテゴリ:生活
このタッチダウンが教えてくれるもの
記事を読むと私の訳より ずっと感動が伝わると思います。 今朝の新聞にこんな記事がありました。 それは、ダラス郊外の高校の二つのフットボールチームとある選手の話でした。 先日行われた試合で、一人の選手が取ったタッチダウン。これは ただの6点ではなく、本当に特別な意味を持つ一点だったのです。 ルーディーというもうすぐ卒業を迎える選手は、これまで3年半、一度もゲームに出たことがありませんでした。というのも、彼には学習障害というハンディキャップがあり、試合に出たり、大男が体ごとぶつかりあうフットボールというスポーツは、彼にはとても危険だったからです。コーチは、チームにとって彼は他の選手と同様にとても大切なメンバーだと言い、彼をチームに入れることを許可したのです。 それから3年が経ち、今年、彼にとって最後の年になりました。これまで一度も練習を休むことはなかったそうです。そして、最終試合の日がやってきました。コーチは彼を呼び「今日の試合のためにばっちりユニフォームを着て来い。」彼を試合に出してあげるつもりだったのです。 対戦相手は、一昨年州チャンピオンになった強豪チーム。試合は大量40点を追う形になりました。そして・・・にわかにスタジアムにどよめきが起きました。 対戦相手のコーチは、何が起こったのか、その理由を聞いてすぐヘッドコーチにこう言ったのです。「どうですか、彼にスコアさせてあげてはどうでしょう?」即座に答えは「イエス」 彼のヒーローダラスカウボーイズのトニー・ラマと同じクオーターバックで出場です。そして 大勢の観客と対戦相手のメンバーに見守られ、チームメートの伴走を受けた彼は、左手に持ったボールを大きく上下に振りながらゴールめがけて走り、見事なタッチダウンで6点のスコアを上げたのです。 パスを受けゴールに向かって走り出しながら、何度も後ろや左右を見ていたことについて彼は、「コーチ、相手チームはカバーしてあるって言ったけど、一応ね、チェックしなくっちゃさ。」とうれしそうに伝えました。 一人のスペシャルな選手に試合に出るだけではなく、タッチダウンをさせてあげたかった、そんなスポーツマンからスポーツマンへの気持ちが、多くの人たちの心を動かし温かくしたことは間違いありません。翌日大勢の人からメールや電話がこの対戦相手のコーチの元に届けられたそうです。「この一勝は、今シーズンのどのすばらしい勝利よりも もっとスペシャルな一勝になった」コーチは語りました。 そしてルーディーのコーチは最後に語りました。「今シーズンは良い年とはいえなかったけれど、“何か”を残したかった。」 タッチダウンの動画が観られます。 実はこの対戦相手のコーチを、家族が個人的に存じ上げているので、この出来事には、さらに特別な思いがこみ上げています。ぎくしゃくと気持ちが荒んでしまうような事件やニュースが続く中、本当に小さなことかもしれないけれど、まだまだアメリカ人も捨てたもんじゃない、人間、だからやめられないなんて思いました。記事を読んで長女が発したひと言です。「Life is good !」 明日も笑顔で、元気に行きましょう~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.17 10:53:37
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