紅い月の下で．．．

私は、学生時代からイジメられっ子でした。
小・中・高・専門…と、程度は色々とありましたが
大体は苛められていることが多かったです。
でも、勉強にのめり込むとか、そういう優等生的な部分は
全くといって良い程、ありませんでした。

私は、勉強しない代わりに食事を作る…
と云う事を選らんだのです。。。
（これは、後々の生活に影響を与えてますが）


本格的に苛められたのは、中学になってから。

小学生の頃は、靴や持ち物を隠されたりしてた程度の
可愛い？イジメだったので、あまり気にしてなかった。

でも、中学になると…
「汚い」「バイキン」等と言われるのは日常茶飯事。
私が廊下を通るだけで、皆から避けられるし、
机の中にはゴミが沢山入ってた。
靴の中には、画鋲が入ってた事もあった。
机が、廊下に放り出されていたり
机の上に「死ね」ってかかれた事もあった。

ウチは、父子家庭だったし、
反抗期だった事もあって、父には何も言わずに過ごしてました。
でも、心は相当辛かったんだと今になって思います。



その頃から、学校で苛められている自分と、家に居る時の自分、
好きなアーティストを見ている時の自分…等と
いくつもの人格を作って、生活してきた。

自分の本名以外に、１０くらいの名前をつけて
カッコイイ自分を演出した…とでも言いますか。。。

正直、そうでもしないと生活できないくらい苦しかった。

でも、そうする事によって、全く違った生活を送れたのは
紛れもない事実でして。。。


学校では、本名の自分。
家に帰ると、もう少し明るく振舞う別の人格。
ラジオに葉書やFaxを送る時の名前。
好きなアーティストごとに、自分の名前を変えて。
付き合う人によっても、名前を変えて生活してた。

実は、今でもそうなんです。。。
この「或霧　未紅」ってのは、メンヘラーとしての
自分の名前なんですよ。
ライブに行く時とかは、全くの別人格になるから…；；

普通の人…いや、メンヘラーでも
こんな風に生活していないのかもしれない。
変わってると云うか、おかしいのかもしれない。

でも…今でもこうやって生活しないと
物凄く辛いんですよ。
ホントの自分は、いったいどれなんだろう？？って
いつも思うけどね（苦笑）


今の精神科の先生にも打ち明けたんだけど、
「そうやって生活しても支障がないなら、それでいいじゃない！」
と、あっさりと言われてしまった（苦笑）

確かに、別人格の時の言動を覚えていない…
って事はナイので（今のところ）
このままでもいいのかもしれない。。。


だから、他のメンヘラーの人は、
どうやって生活してるんだろう？って
物凄く疑問なの。

今の主治医は、
「そうやって、沢山の人格があっても生活できてるからいいじゃない。
色んな自分を使い分けるのは、悪い事じゃないのよ」
と、優しく言ってくれますが、
以前かかってた別の精神科医は
「貴女には、自分と云うものがないように見える」…と
ハッキリと仰った。。。（汗）


医者に言わせると、確かに何らかの「人格障害」である事
は間違いないらしい。
ただ、それらの人格をムリに一つにする必要もないです。
と言われてしまった。

正直、私はどうすればいいの？って感じなのですが。。。





きっと私は、現実逃避してるだけなのかもしれない。
でも今は、それでも生きていればいいかな？って。。。