タロットコーチのゆったり庵（大阪梅田・神戸・京都・奈良）

昨日はテアトル梅田（Loftの地下にある映画館）に行ってました。

ここはあまり大々的に宣伝してないけど結構いい映画や
ドキュメンタリー映画などが多くて好きです。
映画も本と同じ。

娯楽があっても文学があってもドキュメンタリーがあっても
いいんじゃないかなぁと思います。

シネコンに潰されるんじゃないかと心配してたんですが、
結構お客さんが入ってたんで一安心ですね☆




昨日は2本観たんですが、まずは
「いま、ここにある風景」

原題は「manufactured landscapes」です。
こちらの方が内容をストレートに表現してますが、
僕はこの訳は言い得て妙だなぁと思います。


ある写真家が都市化していく中国の姿を写したものです。
都市化といってもビルとかでなく
日頃意識しない行程、つまり産業が作り変えていく景色です。


ここに政治的な意見をさしはさまず
ただ一枚の写真として示すことで
一つの芸術となり
色んな人に色んな思いを起こさせます。


それにしても・・・中国の都市化の規模やスピードは予想以上に
スケールが大きいものでした・・・。
このライフスタイルを進化した形として憧れのモデルとした
僕たち先進国の責任かもしれないです。
もう車輪が回り始めて止まらないのではないかとすら思います。


自然の風景と産業の風景
何を得て何を失ってしまったのか・・・？
両極を体験して中庸に向かうのかもしれませんね☆
僕も都会っ子ですし、一概には否定できないですし・・・。



言葉にするとどうしてもトゲトゲしたものになってしまいがちです。

この写真を見てそれぞれが感じたことを大切にしたらいいんじゃないかと思います。
アートが持つメッセージ性は貴重ですね☆