鎌倉十三仏霊場参り後半
昨日の話三連休中日は気持ちのよい晴天。先日回った鎌倉十三仏霊場の後半を巡拝することにした。北鎌倉駅で降りて、まず浄智寺へ。手入れされた庭が美しい。シュウメイギクがきれいに咲いていた。布袋尊の表情に癒やされるというか。たまにはこのくらい脱力してもいいと思う。しばらく歩き、円応寺へ。閻魔堂で閻魔大王と冥界の王たちと対面。閻魔様は死者の裁きを行うけど、閻魔様自身も時々体を焼かれたりしているそうで、人が真面目に行きていくことは閻魔様の苦労も軽くするし、閻魔様はそれを願っているという旨のことが書かれていた。道をちょっと戻って禅居院。ここは書き置きの御朱印と念珠玉をいただくだけ。十三仏霊場ではないけど、途中の長寿寺が開門していたのでお参りした。お庭が見事なお寺で、建物の中に座布団や椅子を配置して、ゆっくり座ってお庭を眺めることができる。紅葉の時期はさぞかし見事だろう。亀ヶ谷切り通しを歩き、浄光明寺へ。あまり人がいなかったこともあり、収蔵庫の阿弥陀三尊像について、たいへん詳しい説明を聞くことができた。700年前の木像がちゃんと残っているって、すごいこと。お寺の説明も受けたので、上から下まで歩き回ってきた。次は海蔵寺リンドウとホトトギスがきれいに咲いている。ちょっと前は萩が見事だったんだろうなー弘法大師ゆかりの井戸を見た。それから結構長い散歩で鎌倉駅まで戻った。途中で麻婆豆腐を食べた。鎌倉駅から長谷までバスで行き(バスはフリーきっぷが使える)極楽寺まで歩いた。途中の権五郎神社にもお参りした。極楽寺につく頃には結構へとへとになっていて、お参りし、さあ、次で結願だ!と、虚空蔵堂へ向かった。虚空蔵堂の虚空蔵菩薩像にお参りし、結願のお礼とかして、御朱印いただこうと思ったら「御朱印は道の向かいの成就院で」と貼り紙があった。道を渡って石段を登り(ここへきての石段は結構つらい)成就院へ。お参りし、御朱印を受けようと…成就院さんの御朱印は完全セルフ方式だった。引き出しに御朱印が入っている。各種お守りが入ったケースが並んでいる。お布施表(価格表)が貼ってある。「お受けになったらお金を入れてください」なんと、両替機まで設置してあった。無人販売?御朱印の日付は自分で書くまあ、そういうことだから。御朱印と念珠の玉をいただき、お金を入れた。しかしここで困ったことが。霊場巡拝の念珠を完成させるセット(親玉とゴム)がここにはない。結願のお寺でもらおうと思っていたので、アテが外れた。仕方ないので極楽寺まで戻り、念珠完成セットください、と言った。窓口の男性に「結願なさいました?」と言われたので「成就院さんで無事結願したのですが、御朱印やお守りがセルフ方式で、念珠完成セットがなかったもので。」と説明した。そして「結願したのですが、御朱印に結願印を頂けないようで、大変残念です」と言ったら「多分、入っていると思いますよ?」と仰るので確認した。入っていた。書き置きに結願印まで入れてしまって、途中で巡拝した場合はどうするんだろう、と思ったけど、仏様は気にしないんだろう。久しぶりに本当に「足が棒になった」体験をした。この時期は涼しくて歩くのは問題ないけど、巡拝は午後3時くらいまでで終わるようにした方がよい。3時ですでに日が傾いている。とても楽しい巡拝だった。