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13日のこと。 前の日から外泊していた。 母親とは、できるだけ顔を合わさないようにしながら、一方で、レキソタンを飲みながら、少しずつ近づいてみようとも、思っていた。 18時半頃、母親は帰ってきたみたいだったが、声をかけてくる様子は無かった。 20時頃、ご飯だよ、と、わたしの部屋に顔を出した。 わたしは、うん、とか、あいまいな返事をしたと思う。 荷造りを終えて、家を出る前、21時頃、1人で、夕食をかきこんで食べた。 その時、母親が台所にいた。 自分を試すつもりで、『お母さん、連れて行って』と言った。 母親の返事は、『お父さんが連れて行くってよ』だった。 が、すぐに、優しい口調で、『お母さんに連れて行ってもらいたい?』と言った。 わたしは、少しびっくりしたのもあるが、たぶん、うれしさや照れもあったと思う…出てきた言葉は、はにかんだような『うん』だった。 はにかんだような、に、自分でびっくりした。 それから、家を出るまでに、母親のクルマの中で、ケンカしないでおこう、と、うっすら思った。 あらかじめ、レキソタンは飲んであった。効いている時間帯だった。 母親のクルマの中では、2人とも無言だった。 全く、ひとことも、話をしなかった。 お互い、話をするのが怖かったんだと思う。 わたしは、ぼんやり、ボケーッとしていた。 病院に着いて、荷物が多かったので、部屋まで運ぶのを、手伝って欲しいと、言った。 一緒に部屋まで行く間も、無言。 部屋に着いて、荷物を置いて、わたしはありがとうと言って、母親はじゃあね、みたいなことを言って、母親は帰った。 その時、家にいる時からずっと、母親の顔を見ていないことに気がついた。 怖いんだろうか。 幸い、パニック症状は無かった。 ひと息つく間もなく、大量の荷物を片付けた。 家では、落ち着いていられるようになったから、クスリを飲みながら過ごせるだろう。 母親の顔を見れるのは、いつだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月15日 23時21分56秒
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