armadillo lives with mental disorder

友達は、ホテルのロビーの椅子に、子どもを連れて座っていた。

最初、お互い気がつかなかった。

彼女は、ちょっと丸くなっていたし、わたしは巨大化していたし【笑】、

いつもすっぴんだったわたしが化粧をしているのにも、驚いたようだった。

５年というのは、案外長いものだと思った。


それでも、気心の知れた、わたしは大好きな子なので、すぐに、再会を喜んだ。

ランチの席を子ども連れで、と予約してあったので、すぐに案内された。

奥の席で、子ども用の椅子もお願いしたとおり、ちゃんとセッティングされていた(*^-^*)

２人とも、メインディッシュはセレクトできるビュッフェにすることにした。

沖縄のホテルには悪いが、やはり、かなり美味しかった。

さすが美食の街、と思わずにいられなかった。


友達との会話は弾んだ。

学校時代の友達で、他の子の近況や、関西のＳＴ事情などを話してくれた。

わたしが、こないだ彼氏と別れて、彼氏募集中なの、と言うと、わたしもやねん、ときた

えっと思った瞬間、１１月に離婚してん、と言われた

ほんとうに、驚いた。

彼女は、学校を卒業してすぐに生田神社で式をあげて結婚し、

旦那が、整体の学校に行く学費と、生活費は彼女が稼いで、

旦那を学校に通わせ、家事一切をし、切り詰めた生活をおくっていて、

ほんとにえらいなぁと思っていたのだ。

学校時代から、のろけ話もいっぱい聞かされていた。

幸せな結婚をしたのだとばかり、思っていた。


お金にだらしなかったということで、

さらに、これから莫大な借金をして開業するというリスクが、理由なんだそうだ。

この子が居る以上、そんな博打には付き合われへん、と言っていた。


複雑な思いがした。

あぁ、、、結婚ってするのも大変だけど（わたしのこと）続けるのもほんとに難しいんだなぁと。


彼女が切り出し、少しもめたが、すぐに離婚できたらしい。

しかも、稼ぎ手はかのじょだったから、失うものは旦那だけだった、と笑っていた。

家も、家具一切も、クルマも、全部、彼女のお金で買ったものだったから、

旦那は身一つで、家を出て行ったそうだ。


もう、結婚はいいわ、男は甘やかしたらつけあがるで～と、言う。

結婚はいいけれど、彼氏は募集中だとか【笑】

まぁ、そうだろう、まだ３０代前半だし、まだまだこれからだ。


今、プチバブルやねん、とウキウキしながら話していた。

液晶テレビ買ったり、今度は車買い替えるねん、ほんで、２世帯住宅建てようか思ってんねん、

と、ほんとに、わくわく顔。

こっちまで、わくわくするような。なんだか、それで良かったんだな、と納得してしまった。


サプライズの話はあったけれど、子どもも子どもらしく可愛くて、楽しいひと時を過ごせた。


今度は、もっと元気になって、他の子たちとも会えれば、と思う。

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