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armadillo lives with mental disorder

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2008年02月24日
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テーマ:心の病(7246)



結局、A氏から、『栄町(近く)まで来た』と電話があったのは、19:40。

暇潰しが得意なので、40分待たされたのも、苦にはならなかったのだった。

メインプレイス(わたしが居たショッピングモール)の駐車場の東口がわかりやすいから来て、

と言われ、コーヒーを片付け、移動。

栄町からだと、ホントにすぐだし、

東口の面している道は、クルマが混み合うところなので待たせるわけにはいかないし、急いだ。


クルマのナンバーもまだ、うろ覚え、、、なんか、並びがいい数字だった気がするんだけど…

と、思いながら、A氏の黒の軽自動車を待つ。

クルマが来た時は、すぐわかって、A氏もすぐ見つけられたらしく(体が大きいから(T T))、

すんなり、拾ってもらえた。


乗ってすぐ、『どうだ?なんか気づかないか?』と言われた。

わたしは『???』A氏は、ちょっとがっかりきたようで『まぁ、いつか気づくさ』と言った、

途端、気がついた!

わたしは、『ウーハー!』『つけたんだ!』と大きな声を上げた。

A氏は、嬉しそうに、『そうそう。。。つけるの、苦労したんだ、汗だくで。。。』

と、話し始めた。

もともと付けていたカーオーディオは、板金屋さんにやってもらったらしいが、

配線が、メチャクチャだったそうだ。

『それに気がつかなかったのも、悔しい』と、笑いながら悔しがっていた。

確かに、低音がきいて、音に広がりが出た。

『でも、低音を効かせ過ぎたら、高音を潰してしまうからな。。。』と、

わたしも思っていたことを言った。少し嬉しい。

調整に苦労したそうだ。


そして、『お前なんか食ったか?腹減った!飯行こう!』と言われ、クルマを流した。

『ガッツリ食べたい』と言い、『どっか知らないか?』と聞かれるが、A氏好みの店は知らない。

『お好み焼きが食べたい』というわけで、コンベンションセンター近くのお好み焼き屋へ。


初めて来る店。沖縄でお好み焼きを食べたことは、たぶん、1回しかない。

どんなもんだろう。。。と、思っていた。


店は混んでいて(席はあいているのに)、2組ばかり待たされた。

ちょうど駐車スペースがあいて、A氏がクルマを動かしに行っているとき、

わたしはトイレに行っていて、順番をひとつ飛ばされた。

それに対して、案内されたときに、

やんわり『僕達の方がさきだったんですけどねぇ』と、抗議していた。

サービス業をしていたから、そういう点には敏感なんだろう。

ある意味、店員教育だ。

店員さんは気持ちよく『すいません』と言い、あとで、サービスのサラダが出てきた。


さて、オーダー。

わたしは、ミックス焼き(エビ・イカ・豚)、彼は豚玉定食とコーラ。

なんのかんのと言っていたが、要はコーラが好きらしい。こないだのパスタ屋でも飲んでいたし。


慣れないわたしたちのために、店員さんが、丁寧に、きれいに焼いてくれた。

わたしがソースを塗る時に、足りなくて(いつもそう)、あとで、A氏が足してくれたけど。


ミックス焼き、激ウマ。。。1/4はA氏に食べてもらった。

ほんとは、半分食べてもらおうと思っていたのだけれど、あまりのウマさに食べてしまった【笑】


2人で、店員さんのまかないは、お好み焼きかな、とか、

みんな、お好み焼きが好きな人が食べ放題だし、働いているんだよ、とか、

そうかぁ???とか、他愛の無い話をして、笑っていた。

そして、『ミックス焼き、美味しいね』と、話した。


食べ物の好みが似ているというのは、大事な部分。

それに、他愛の無い話で笑えるのは、もっと大事。


外で待っているときに、

『そういえば、さっきスタバで、出会い系で初めて会いましたって感じのカップルがいたよ』

と、話をすると、苦笑しながら、『そうか【笑】なんか、恥ずかしいよな』と、彼は言った。

自分達は、そこを離れつつあるんだ。。。

あぁ、少しずつ近づいているんだなぁ、と感じて、嬉しかった。


それから、前に、女友達に『ほんとに代行してるか、怪しい。代行の会社の名前聞いてみて』

と、言われたので、聞いてみた。

わたし『Aのやってる代行の会社ってどこ?(そのものズバリ)』

A氏『(間合い無く)やすい代行だよ』と、すんなり答えてくれた。

わたし『安そうだね【笑】』A氏『高い高い』と、また、笑い話。

『人件費が高いから、潰れるんじゃないかなぁ』とも、言っていた。


一週間に、1回くらいだよ、と、あとでドライブの時に言っていた。。。

前は、金・土、と言っていたのに。やっぱり軽い嘘をつく。


食べながら、あとでクルマの中でも、ジュウルクニーチーの話がでた。

うちの父方の田舎は、ヤンバルだから、

那覇・中部と違って、シーミーよりもジュウルクニーチーの方が、盛大なんだよ、と、話をした。

A氏の島もそうなんだそうだ(民俗学的には知っていた)。

『そうかぁ、本島でも、北部は離島寄りなんだなぁ。。。』と、感慨深げだった。


そして、

『死者の正月ってよく考えたもんだよなぁ。。。』

『昔のひとは、働きづめだから、ことあるごとに祭りをしたがっていたんだ』

『実際、うちのムラの唄の中にも、遊べるときには遊べとあるし』と言っていた。

わたしは、それに加えて、

死者や自然に対しての『怖れ』や『畏敬の念』というものがあると思うが、

うまく言えそうにないので、言わなかった。


食べ終わって、ドライブへ。

中部方面をぐるぐる回って(広い道だけど、土地勘が無いので、よくわからない)、

嘉手納の比謝橋まで行った。比謝橋を渡ったから、読谷村まで。たぶん、一番の遠出。

嘉手納まで行くと、ドライブに来たなぁという感じがする。

嘉手納のベースを左手にみながら南下、

58号線の中央分離帯の高い椰子の木を見ると、

ほんとに、ドライブという感じで、楽しい気分になった。


クルマの中で、前の仕事(パチンコ屋の店長)の時に、

バイトは、琉大生と沖縄国際大生が半々だったんだけれど、

琉大生の働かないこと働かないこと!それに比べて沖国大生の働くこと!という話になった。

わたしは、琉大生は、高校時代にバイトをしてないんだよ、沖国大生はしているはず、と言った。

わたしの高校は進学校で『バイト禁止だったし、バイトしてる子は一人だけだった』と言うと、

彼はびっくりして、『俺の学校は、バイトをしてないやつが一人だった』と言った。


今のわたしが、他の仕事にチャレンジできないのは、

若い頃、バイトが少なかったせいもあると思っている。

学生時代のアルバイトの経験も大事だと思う。。。というようなことは、言わなかったが。


それから、卒業式に、バンドの生演奏をした、という曲を聴かせてくれた。

ミドルテンポのシンプルなメロディーライン・コード進行の曲だが、美しかった。

『卒業式に、仰げば尊しの代わりに、バンドを使いたいと生徒会が決めて、

俺らがいちばん有名なバンドだったから、指名を受けて、この曲を演奏して、流した。

女の先生なんか、みんな泣いてたよ』と言っていた。


『俺らが一番出来の悪い学年だったらしい、、、でもその分、可愛かったと先生方に言われた』

とも、話していた。


青春時代のいい思い出だ。

そういえば、うちの父親が、彼の在学中に勤務していたはず。。。と、聞いてみたが、

学科が違うので、心当たりが無いという。あっても、なんだか困るが。。。


途中、コンビニに、何度か寄った。

最初に寄ったコンビニで、彼はコーヒーを飲みたいと言い、200円のコーヒーの前で、

『これ、飲んでみたいんだけど、高いよなぁ』と言っていた。

『armadilloonが買うならいいでしょ?』と言うと『あ、それは…うん』と言う、

それで、わたしのブラックの缶コーヒーと一緒に買った。

いつも、全部、奢ってもらっている。お礼の気持ちを表さないと、と思ったから。

ドライブの間中、パックのコーヒーが、彼のカップホルダーにあった。

思い出すと、それだけで、嬉しい。


コンビニで、沖縄の観光ガイドを手に取り、自分の島を見ていたのを、

わたしにも見せてくれた。

パナリ島と書いてあった。『集落なんてこんなもんだよ、小さな島だよ』と言っていた。

地図では、小さな島に、小さな小さな集落がポツンとひとつあった。

ガイドブックには、『神社は神聖な場所なので、絶対に入らないように。撮影禁止』とあった。

『ほらね、、、』とA氏。ほんとうに、神聖な島なのだ。

大事な、自分の島の話をしてくれるのは、近づいていけるようで、嬉しい。


A氏は、ドライブ中、80年代、70年代のメジャーな曲をかけてくれる。

わたしに気をつかってくれているんだと思う。

『好きなの聴いて』と言ったら、『こういうのも、たまにはいいだろ』と言う。

わたしは、SADEが懐かしく、PRINCEで興奮し、DEEP PURPLEに目覚めた。

スタバで、マイルス・ディビスのベスト盤を売っていたので、購入していた。

最後の方は、それを聴いた。美しく、複雑な音楽。A氏の音楽。

『こんなの聴いたら、黙ってしまうよ』と言い、やはり聴き入って、コトバ少なくなった。

音楽に聴き入るA氏は、いちばん彼らしくて、好きだ。


『A氏とのデート-2』へ続く。。。


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Last updated  2008年02月28日 20時13分10秒
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