armadillo lives with mental disorder

人参（日曜日の早朝、叔父さんの畑の収穫の手伝い）に勝ってしまったわたしは、

明日、ゆっくり飲む、というトンでも氏の意向に、逆らい難くなっていた。


ゆっくり、とは、２０時から飲み始めて、カラオケ行って帰宅が２時か３時、のことらしい。

いやいや、初対面の男性と過ごすには長すぎるし、カラオケって・・・ちょっとありえない。


要は、自分の普段の遊びのスタイルを壊したくないだけ・・・バリエーションが無いのだ。

そんな、強引に言われても困る。

やっぱり、明日は、０時ごろまでには帰る、と、思ったのが昨日（昨日からすると明後日だが）。


で、友達が来るまでに時間があったから、急遽、そのつもりの身支度を始めた。

ちゃんと眉整えて、爪も塗って、メイクもしっかりして・・・と。


昨日、電器屋さんにプリンターを修理に持って行った後で、スタバで会おうと思ったのだ。

前に、彼は、『１８：３０までに連絡くれたら、飛んで会いにいくからね』と言っていた。

だから、連絡すれば、来てくれるだろう、と思ったのだ。


友達に会って、その話を相談してみたら、

『いいんじゃない？初対面でカラオケ行くよりは。ただ、ほんとに来てくれるかだね【笑】』

と、言われた。

母のＧＯ！も出た。よし！呼び出そう、、、と思って、

１９：３０頃、ショッピングモールに来て、とメールを打った。珍しくハートマークもつけた。

時刻は１５：３０過ぎ。


で、友達とお茶をして、カウンセリングが終わって、

父のクルマでプリンターを修理に持って行って、ショッピングモールまで、送ってもらった。


ちょっと、肌寒い中、テラス席で時間を潰した。

１７：３０を過ぎても、連絡が無い。１８：００を過ぎても連絡が無い。

ちょっと、メールをしてみた。会えるよね？と。

１８：３０を過ぎても連絡なし、、、まさか、あんなに電話してたのに、すっぽかし？？？


１８：３５、電話をしてみた。

『今、帰ってきたところ、メール見ようとしていたところだった』と言う！

仕事終わってから、すぐ、見ないのか？？？まぁ、いいけれど。

『今日、来れる？会いたいんだけど』と言ったら、

『えぇっ！今日は無理だよ～、、、髭も剃ってないし、床屋も行ってないし。何で？急に？』

と言う。別に、髭とか床屋とか、関係ない、と言うと、

『いや、俺が関係ある。だって、明後日でしょう？？？待てないの？明後日まで』

と、わたしが待てないで電話してきたように言われてしまった、、、

説明した、、、初対面は、軽くしたいから、今日会いたいと。明後日は明後日で、と。

『なんで、明後日が初対面でしょ、、、何で急に？どうしたの？待てないの？あと２日だよ』

と言われてしまった。


『だって、１８：３０までに連絡したら、来てくれるって言ったじゃない』

と、最後の一言を言ってみた。

そしたら、

『もう、ビール飲んだし、、、困るよ、、、明後日って言ったでしょ…そのつもりなのに』

と言う。


もう疲れてしまっていた。なんのかんのと、言い訳している。

だいたい、自分が言ったこと、、、１８：３０までに連絡くれれば行くからって。

別に、それを言われていなかったら、こんな駆け引きはしなかった。

そういう約束をしてくれていたから、この日に会って、印象を確かめてから、

明日、ゆっくり会いたかった。

ルールズ的にも、『最初はお茶！』ってあるし。いきなりゆっくりはダメ、とされているし。


でも、もう疲れていた。返事も小声で、『うん、うん、、、』としか、できなくなっていた。

急に、暗い重いものが、背中にのしかかって、胸を塞いだ。

気が遠くなって、彼の声が遠く聴こえて、どうでも良くなった。。。

説得を続ける彼に、『わかった。明後日ね』と言ったら、『怒ってる？』と言われた。

当たり前だろ！！！と思ったが、『う～ん』と言葉を濁した。言っても通じないと思ったから。

帰ることにした。『わかった、じゃぁね』と言って、電話を切った。


スタバに、飲みかけのコーヒーを預けていたので、戻ると、

破棄したと言って、新しいのを入れてくれた。

SHORTサイズにしてもらい、テラス席で、落ち着くまで飲んでいた。


そのとき、ケイタイが鳴った。

トンでも氏からだった。何かと思えば、

『今、メール見た。ごめんな、行けなくて。次から、仕事終わったら、すぐメール見るよ』

『気をつけて帰ってね』

と、言われた。

まぁ、正直、嬉しかったし、ホッとした。気持ちの伝わる人なんだ、と思って。

良かった。


安いタクシーを呼んで、家に帰る途中、明日の店を、予約した。ワイン、持ち込みも了解とれた。

そして、パキシルを追加投入した。


帰宅して、いろいろ片付けて、気持ちが落ち着いてきて、、、メールしようと思った。

２０：００前頃。


『あのね・・・』というタイトルで、内容は、


『電話で謝ってくれたのは、嬉しかったです、ほんと』


『でも、１８：３０までに連絡くれたら行くよって言ってくれたのは、トンでも氏さん。』

『（でも、次からメール見てくれるって言ってくれたから、嬉しかったよ）』


『でも、今日は違ったし、わたしが電話したときは言い訳だけしてたから、がっかりした…』

『会えないことじゃなくて、言ってたことと違ったから…。』

『悪びれもいなかったし、わたしが我慢できない風に言われたのが、がっかり。』


『我慢できないんじゃなくてね、初対面のひとは初対面だから、』

『いくら電話で仲良くしてても初対面だから、お茶くらいで切り上げるのがふつう…。』


『明後日、飲みになったから、今日、初対面したかった。』

『ゆっくりするんじゃなくて、軽く会っておきたかった。』

『軽く会って、気分よく過ごせたら次、ゆっくり会いたかった。』


『トンでも氏さんは男のひとだから、平気かもしれないけど、わたしは、そうしたかったの。』

『いろんなひといるから、今までも傷ついたりもあったから。』

『わかってね。』


『でも、メール読んですぐ電話きたのは、すごくすごく嬉しかったよ』


『お店、トンでも氏さんの名前で予約取りました(*^-^*)』

『明後日は、バッチリです』


こういう文面。

トンでも氏は、少しこちらが引くと、拒否している、と受け取る人物みたいだから、

次につながるように、注意して書いた。


そしたら、どうしても顔見たいなら、免許証の写真でもいいなら送るよ？と、

頓珍漢なメールが来た。

そうじゃなくって～同じ空気を吸ってみたかったの、と返した。

そしたら、反省メール。

空気読めないとか、女の人の気持ちがわからないとか言われる、ごめんね、と。


で、電話で、

『長い文章送ってくれてありがとう、自分の悪いところだから、、、ありがとうね』

と言われた。さらに、メールで、

『一緒に直していきたい…愛してるよ』と来た。


メールで和解できて、理解しあえたことは、いいことだ。

聞く耳を持ってくれている、落ち着いて話ができる人、ということで。

わたしにとって、とても重要なポイントをクリアできた。

反省してくれたのも良かったし、改善する、と言ってくれたのも良かった。

最初は、自己中だったけれど。


お調子者で、いちいち、大げさな人なのだ。

７割引くらいで聞かないといけないんだろう。

悪気は無いのはわかっている。

でも、振り回されないようにしなくてはいけないだろう。


過剰適応だろうか。ちょっと心配。。。


まぁ、ともかく、今回は、結果オーライってことで。

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