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昨夜はブッシュ大統領の一般教書演説を聞いた。
社会保障制度の見直しなどに付いてかなり時間を取っていたが、民主党の反応は今ひとつのようだった。 アメリカの社会保障制度は、先進国の中でもかなりお粗末なのではないかとおもう。医療制度一つをとっても、この国では自費で高額な保険に加入できなければ、満足な治療を受けられない。保険無しで、ちょっとした手術、入院をすれば破産してしまいそうな金額になってしまう。 医療にしろ、老後の保障にしろ、もう少し安心して生活できる制度を確立して欲しいものだけれど、保険会社やその他色々な政治的なしがらみがあるのだろうから難しいとおもう。 公害問題については、京都議定書を拒否した人だから、本当に取り組むつもりがあるのかおおいに疑問が残る。 アメリカ国内の公害問題は結構深刻だと思う。川や湖、海の魚からは恐ろしいほどの重金属、化学物質が検出されていているので、特に汚染がひどい領域で取れた魚は、食べないようにローカルニュースでも警告が出されたりしている。 このあたりの川や湖は、水が澄んでいて美しいのに、それでも汚染は確実に広がっている。本当に真剣に取り組んでもらいたいものだと思う。 今回の演説で、良いと思ったのはパレスチナへの支援の拡大だった。今までかなりイスラエル寄りだったブッシュ政権だったが、もっと公平にパレスチナ問題に取り組んでくれれば良いと思う。そもそも紛争の元を作ったのは、第二次世界大戦の連合国なのだから、自分達が撒いた種はしっかりと刈り取るべきだし、パレスチナ問題があるかぎり中東和平は成り立たないとおもう。後は、くれぐれもイランにちょっかいを出さないでほしい。 それにしても、演説の合間のブッシュのニタリ笑いがなんとも気になった、今回のState of the Union addressだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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