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みなさんが日記を使って連続小説を書いていて、面白そうだったので、私も挑戦してみます。(いつまで続く事やら・・・・・)
第1話 出会い 「ふう・・・・・」 彼はためいきをついた。ここは大崎総合電車基地。東京都内のほとんどの電車がここに集まってくるほどの基地だ。 彼は205系の山手線カラーの電車で、みんなからは「電スケ」と呼ばれている。 ここには、昔大活躍した古豪のD51の「長老」、205系に変わって山手線に投入されたE231系の「電電」、新幹線の500系の「電速」、電スケの親友のE351系の「スパ電」などが居て、彼らはいつも同じ位置に停泊している。 彼がため息をついた理由は、自分が山手線の電車の座を電電に奪われた事で、自分の時代も終わったな。と思ったからであった 「電スケ先輩はすごいですよ。きっとまた何処かの路線で使ってくれますよ!!」 電電は励ましてくれるが、彼は整備士が言っていたのを聞いてしまったのだ 「そろそろここにある205系は処分した方が良さそうですね」 「そうだな。旧型車両を置いておいてもスペースと金ばかりかかるからな。」 電スケは自分の運命を悟ったのであった まだ、長老は珍しいからどこかの路線で使われたり、博物館で生き残れる。電電は今、よく使用されているので次の形式交代までは生き残れる。電速はいまやヒーローだ。まだ当分は衰えないだろう。スパ電も中央線が形式交代をしない限りは大丈夫だ。 とろこが自分の場合はどうだろうか。もう仲間は沢山いるので博物館には飾られない。他の路線に塗装をしていく方法もあるが、元からその塗装になっている仲間が沢山いるので金がかかるだけで実行されない。どっちみち自分は滅びるのだ。 そんな事を考えていたある日、その日はたまたま速電は路線に出て行って、変わりに今は数少なくなった103系が入ってきたのだった・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.05 21:26:11
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