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カテゴリ:吹奏楽部
2の続きです。
4日目の朝になりました。最終日です。 まずはいつものようにバイキングで朝食を取り、首里城へ向かいます。 まずはここです。やはり立派なものです。 とはいっても琉球王国時代のものは沖縄戦で焼失してしまっているので戦後再建されたものですが。 ※国宝の門と、有名な赤がわらは人物が写っているため掲載できません・・・ その後、集合写真を撮って自由行動となります。 資料館の中は基本的に琉球王国の歴史の話でした。 これが国王の座っていたいすだそうです。もっとも、これも戦後に復元されたものですが。 その後、売店で一時話題になった2000円札を貰ったりしました。 ていうか、まだ沖縄ではあるんですね。バスガイドさんの話によると、沖縄では、2000円札を流行させる会 なるものがあるらしいです。 首里城を後にすると、もう沖縄ともお別れです。那覇空港より飛行機に乗ります。 雲の上の世界。外気温は-60℃というから大変です。 その後、羽田より学校に戻ってきて、私たち吹奏楽部は部活をやって帰りました。 ここまでで修学旅行の話はおしまいです。 続いてアンサンブルコンテストの話です。 アンサンブルコンテスト、略してアンコンとは、少人数編成で行う演奏を審査する大会です。 私はアンコンメンバーに選ばれたので出場することになりました。しかし、日が悪すぎます。 修学旅行から帰ってきた二日後がアンコンなのです。 なので私たちは沖縄にも楽器を持ち込んで練習していたのです。 あっというまに前日になります。ここで木管チームと交換演奏会をしました。 木管の完成度は高かったですが、我ら金管はミスを連発。テンションが下がりました。 「明日本番でしょ?」「木管に負けてる」「情けない」 そんな声が挙がる中、 コンサートマスター「ここまで北のだからしょうがない。明日ミスする分をもう今日の内にミスれたと思おう。そうしないと乗り切れないよ。」 この声でみんな立ち直りました。 翌日。早朝から練習をする金管メンバーの姿。私もその中に加わります。 「もやし(私のあだ名です)おはよう」「ソロミスんなよ」「チューバがテンポキープしなくて誰がするの!」「暗譜は完璧ですか?」 激励を貰い、やる気が出ます。 そして、いよいよ学校での練習が終わり、ホールへ向かいます。 チューニング室での練習を終えた後、コンサートマスターが一言。 コンサートマスター「練習でやってきたこと以上はできないから、いつも通りにね。ミスを恐れないで。昨日のうちにミスったんだから。」 こうして私たちは舞台に上がりました。 もう、演奏中は気が狂いそうなほど神経を使いました。全員の目線を確認して、テンポを調節したり、自分のソロの時も1つ1つ音の音形を確認しながら吹きました。 しかしみんな本番の緊張からなのか、音をはずすなどのケアレスミスを連発。コンサートマスターもミスりました。(本人はうまくごまかしてミスしたのが正しいように吹きましたが) かくいう私も完璧に暗譜していたはずなのに、一回楽譜が飛んでしまい、チューバが消えるという事態を作り出してしまいました。 終わった後、 コンサートマスター「音楽性とかテンポは良かったけどケアレスミスがね・・・点数にはあまり響かないけど吹いている人のやる気をそぐから・・・」 「甘かったのか」「悔しい」「不完全燃焼だ」 そんな声が挙がります。私とて同じです。 写真撮影を済ませ、木管の演奏を聴きます。やはり完成度は高いです。 時間はどんどん過ぎて結果発表に。 ○番。××高等学校 金管八重奏。金賞、ゴールド! この声で多少安堵しました。去年の先輩達を下回ることはプライド的に許せなかったのです。 △番。××高等学校 木管八重奏。銀賞。 金管の人たちから、「えっ」という声が挙がります。あれほど完成度が高かったのに・・・ しかし、結局私たちは西関東大会へは進めず、いわゆるだめ金というやつでした。 表彰式が終わった後も、席を立てずにいる金管メンバー。やがて舞台に出ていたコンサートマスターが戻ってきました。 コンサートマスター「うん。しょうがない。頑張ってこの結果なんだから。俺はちっとも後悔なんてしてないぞ。楽しかったし・・・・でも・・・・やっぱりな。」 私「西関行きたかったな・・・」 本当に不完全燃焼です。 そこで私は、金管メンバーの中で唯一の一年生に言いました。 私「来年、うちらの分まで頑張ってくれよ!」 一年生「先輩!何言ってるんですか!私じゃあの(Tpの同級生)先輩にはまだとうてい及びませんよ!」 そんな会話をしつつ、やがてホールを出ます。 木管と金管が集まって反省会。 先生「みんな修学旅行やテストがあって本当によく頑張ったなと思いました。先生はな、毎年見てるけど、みんな一生懸命頑張っている。だから次は、定期演奏会やバンドフェスティバルガンバろう!」 そういって解散しました。 ・・・・・・・ これで日記は終わりです。 いやー、こんなに書いたのははじめてですね。所要時間約1時間くらいですか。 頑張って書きましたんで、良かったら感想などもらえるとうれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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