銀河鉄道の夜
銀河鉄道の夜夏のお話として読むと、抵抗なく入っていけそうです。貧しい暮らしで、子どもが働いて家計を助けるという感覚が、今の子どもには理解できないと思います。このシリーズは持ちやすい、読みやすいんですよね。偕成社文庫はちょっと幅広なのですが、字が大きく目の悪い息子には良いかな、と思います。そういえば以前ハワイに行ったとき、渋滞する車の列のそばで、新聞の束を持って売り歩いている男の子がいました。息子は「どうしてあんなことをするの?」と聞いていましたが、「ああやって働いてお金を稼がないと、今日の晩ご飯が食べられないんだよ」(まだ息子が小さかったので、こういう説明になった)と言うと、「えぇ~~!」と心底驚いたようでした。自分の境遇とあまりにも違う子がいることにびっくりしたのだと思います。