カテゴリ:雑感
私は久しぶりに電車に乗り、藤沢まで行って来ました。
その途中、車内で若い女の子に感心させられたのでした。 私が乗車したローカル線は、座席が所謂、ボックス席になっています。 向かい合って座る二人掛けのベンチシートです。 ドアの両側だけ壁に背もたれがついた二人掛けのシートになっています。 20歳前だろうか?ピンクのシャツにジーンズを着た若い女の子がドア際のシートに座りました。 その前にばあさんが立ちました。 車内の席はガラガラ、他に座れるのに女の子の前に立つおばあさん。 なんか大きな荷物を持っていたので、間が狭いボックス席には座りたくなかったのでしょうね。 するとその女の子は立ち上がり、年寄りに席を譲ったのでした。 そして近くのボックス席に座りました。 私が座るボックス席の斜め前です。 年寄りに若い人が席を譲るというのはよくある光景です。 でも、この後の展開に驚かされました。 その女の子が座ったボックス席には、同年代の娘が前の席に座っていました。 私はその娘を電車に乗る前に見かけていて、 ” この娘、あんまり頭が良さそうでないなぁ ” ・・・と思っていたのでした。 だって、リュックにピカチュウの人形をぶら下げていたからでした。 電車は発車し次の駅に停まった時に、ちょっと驚いたことがあったのです。 次の駅で電車が停まると、そのおばあさんが立ち上がり、若い娘に 「 席を譲ってくれてありがとう。 」 そう言って、飴を手渡したのでした。 ところが、その年寄りは席を譲ってくれた娘が分からずに、ピカチュウの女の子に飴をあげたのでした。 すると、そのピカチュウの娘は、 「 ありがとう。 」と言って、飴を受け取ってしまうではないですか! 電車はまた走り出そうとするので、おばあさんは席に戻りました。 するとピカチュウの女の子は、斜め前に座っている、席を譲った女の子に、 「 おばあさんから飴をもらいましたよ。 」と言って、飴を渡しました。 私はこの光景にいたく感心したのでした。 私がピカチュウの女の子だったならば、 「 私は違います。この人です。 」 そう主張していたでしょう。 このピカチュウの女の子は年寄りの勘違いを指摘する事無く、受け入れたのです。 受容力というのでしょうか? やさしい振舞いに私は感じ入りました。 頭が悪そうだなんて思っていた私が恥ずかしいです。 キャッ♪(*_Д_*【★ハズカシィ★】*_Д_*)キャッ♪ この話には続きの場面があります。 飴を渡されたピンクの服の女の子、彼女が清々しかったのでした。 受け取った4つの飴の内、2つをピカチュウの女の子の手に戻し、 「 これどうですか? 」 ・・・と言って渡したのでした。 その様子が驚くほど自然体だったのです。 当たり前の様に飴が二人の女の子の手に渡りました。 寸分の隙間も無く行われたシーンに私は感心させられました。 今時の若い娘たちはレベルが高い! 勉強になりました。 たまには電車に乗って出かけないといけないと思いましたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.27 21:28:08
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