|
カテゴリ:子育て
「朝起きは自立の第一歩」 紅茶さんからお聞きした、母親学校の先生の言葉。 「母親はできるだけ手出し口出しをしないで子供に任せる」 先生の言われたとおりにしてみると、 1ヶ月で本当に朝が楽になったとのこと。
私も、以前は朝が本当に大変でした・・・ 子どもを何とか送り出したあと、グッタリ疲れてしまって、 情けないやら、やりきれないやら・・・ 涙を流したり、一人、物に当たったりしたことさえありました(^^;) でも、ドロシーの不登校がきっかけで、子育てを学び直し、 今は本当に、超ラク~♪な朝になりました^^ そして、何より、子どもがイキイキとしています
家族の機能が健全でない場合、 子どもは不登校等の問題行動を起こすと言います。(本人は無意識に) ドロシーは不登校という形で、 体を張って家庭の問題を外に出す役割を担い、 家族の真の崩壊を防いでくれました。 ドロシーの不登校・OD・うつ・不安神経症は、 家族の苦しみの投影であったと思っています。 不登校、それは本当に苦しい試練ではありましたが、 ドロシーがその辛い役割を担い、体を張って、 「親が変わらなければならない」ということを教えてくれたおかげで、 私たち家族は本当に幸せになりました。
これも、紅茶さんに教えて頂いた、あるお母さんのお話し・・・ その方は、朝、どうしても、子どもに口出し・手出し(手伝い)をしてしまい、 子どもがそれを利用し・・という悪循環にはまっていたそうです。 要するに、子離れできない自分に問題があると気づかれたその方は、 「朝ご飯の支度をしたらとっとと消える」ことを決め、 朝食とお弁当を作ったら、6時半にいなくなるようにしたそうです。 子どもたちを見送ることができなくなったことはつらかったそうですが、 その結果はすぐ出ました。 毎朝、不安を抱えていたお子さんに迷いがなくなり、 毎朝、遅刻ギリギリで、支度の間に合わない日もあったお子さんは 遅刻をしなくなったそうです。 この朝の時間は、そのお母さんの自由時間となり (喫茶店で珈琲タイムだそうですよ) 子どもたちにも好評とのこと。 「子離れできない私が子どもたちの甘えを引き延ばしていたのだろう」 とその方はおっしゃっています。
不登校の子ども、それとセットのように出てくる問題は、 「朝起きられない」ということですね。 声をかけても、体をゆらしても、引きずりだしても起きられない。 親は必死になって色々しがちですが、どうなんでしょう? 私は、結局、それは、本人に起きる気がないからだと思っています。 よく、「学校に来られても来られなくても、昼夜逆転すると困るので、 朝はちゃんと起こして下さい」 等とアドバイスされることがありますが、 学校へ行けないと「原因」(潜在的な問題)が、解決されないうちは、 朝、起きられないという問題は解決しないと思います。
個人的には、五月雨登校の場合が、 親として、一番辛いかな~と思っています。 親が「今日は行くの?行かないの?」と聞き、 イライラを募らせたり、 あの手この手で起きてくるよう仕向けたりしがちだからです。 でも結局、学校へ行く行かないは子どもの心の中で決まっているように思います。 もちろん、葛藤はあると思いますが、 要するに、行ける時はそのような行動をするし、 行けないものは行けないのだと思います。
親の対応としても、問題ですね。 「行くの?行かないの?」とか、 「今日はどうするの?」とかいう言葉の中には、 「行かないという選択肢があってもいい」という意味合いが 入ってしまいますよね。 親は、行くことを前提とした対応をする。 だからと言って、うるさく言う必要はありません。 「行け」とも「行くな」とも言わず、本人に任せる。 つまり、親の問題にすり替えないということが大事だと、私は思います。
親は「行かせる」ではなく「行くべきと思ってる」という態度で接する。 そうすることで、子どもは、 このことを自分の問題として考え、自分で行動するようになると思います。
ノエルさんのブログで紹介していた 「思春期の子どもの心のコーチング」という本の中で、 『朝起こさないことが子どもに責任を教える第1歩である』 と書かれているそうです。 私は今その本が手本にないので(予約中です^^;) ちゃろさんが書かれていた事を引用させて頂きますね。
『学校に遅刻しないために、何時に起きる必要があるのか、 そのためには何時に寝なければならないのかを考え、自分で起きる。 どうということのない1日の始まりが、すでに責任を学ぶ第一歩です』 と書かれているそうです。
私は、このブログで、自分の子どもの不登校の経験を書いていることから、 個人メッセで相談を受けることも多くあります。 また、他の場所で、現在不登校に悩むお母さん方の 相談にのるコミュニティーの運営をしています。 と言っても、もちろん、専門家ではないので、 不登校を経験した一母親として、 共に支え合っていきましょうというスタンスでやっています。 私生活でも、不登校等、子どもの問題を相談される機会もあり、 仕事柄、学童の子どものお母さんの相談(朝、行き渋るのですが・・等) にものることも多くあります。
先日、現在不登校の子どもを持つお母さんから、こんな質問を受けました。 「朝起こさないと、お昼まで寝ている。 もしかしたら行くかもという期待を持って、平日は起こすようにしているが、 結局、ご飯を食べて部屋に戻り、また寝ている。 学校に行く時は自分で起きてくるのだから、 もう起こす必要はないのかな?」
それに対し、私はこう返事しました。 「起こさなくていいと思います。 学校に行かなければ、早起きする意味がないので。 本人が学校に行こうと思えば、自分で起きて来るはずです。 私の場合は、朝起こさずに、家事をバタバタやっていました。 もし起きる気があれば、そういうバタバタ音で、そのうち起きて来てました。 起きても、結局、学校に行けなかったけど・・・ ともかく、頼まれもしないのに起こさなくていいと思います」 こんな風に、例えば、朝の対応一つでも、 それぞれが勉強したことや、経験したことを話し合ったりして、 共に乗り越えています。 「学校に元気に通うようになった」というお母さんの報告を聞くのは、 本当に嬉しいことです。 そしてそういう方は、人が柄まで変わっていくように感じます。
不登校の経験がないお母さん、 復学支援を受けたお母さん、 独学で親が変わることを学び克服したお母さん、 現在不登校中・予備軍・五月雨・別室、付添い登校のお母さん。 私は、どんな母親も「子育て」というテーマでつながっていると思っています。 子育ての悩み、苦しみ、それを乗り越えていくこと・・・ 良いことがあったら、共に喜び合い、辛いときは、励まし合う。 色々な人、それぞれの考え、 それを受け入れ、認めあいながら、共に学び、 そうする中で、自分だけの答えをみつけていけたらいいなと思っています。 誰かが書いていることは、決して、誰かを否定するものではないことを、 お互いに理解し合って、共に歩んでいけることを祈っています。
「朝起きのこと」 他にはどんな考え方があるかな?
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|