思春期の娘たち
週末、以前、一緒にストリートダンスチームを作ってやっていた4人の仲間たちと呑みました。一人は中学校の先生、一人はパン屋さん経営、一人は保険外交員をやっています。考えてみたら、ちょっとした異業種交流会みたいですね。 中学校の先生やってるアッコちゃん、「あたし、こんなことしてる場合じゃないんだよ~ 明後日から試験なのに、まだ問題作ってないんだよ~」と言いつつも、午前2時の時点で「カラオケ行こうよ~」と言ってました(^_^;)私の方が、もう眠くて、逃げ帰って来ましたけど、彼女は朝4時までカラオケやってたそうです。完全に逃避行動だな(^_^;) 今や、試験問題にも、あーだこーだと指示を出してくるモンペアも多いとの事、そりゃ逃避したくもなるよなぁ。。。 クラス分けの前も、「○○ちゃんと××くんとはクラスを離して欲しい」等と言ってくる保護者も多いらしく、彼女は、「言われたらその通りにするしかない」と言っていました。残念ながら、言ったもん勝ちなんですね。子どもの成長にそれがどういう影響を及ぼすかは別として・・・ ところで、ちょっと嬉しいことがありました。保険外交員のキンちゃんと、2週間ほど前にランチした時に、中学生の娘が反抗期で、話しかけても軽蔑したような目で見るだけで、口も聞かない状態が数か月続いていると相談を受けました。 聞いていると、あまりに干渉的なので、「それは子どもの問題だから、何も言わなくていいと思うよ~」と言ったんです。そうしたら、「じゃあ、躾はどうなるのよ? 嫌なことでもやり続けることで、習慣は身につくものでしょ? やらない子を放置していたらそれが当たり前になっちゃうじゃん。 親がちゃんとやれと言ってやって、嫌なことでも習慣にしてしまえば、 今度はやらないことの方が気持ち悪くなって、 出来るようになるんじゃないの?」と言うので、(お互い言いたいこと言いあう仲です(^^;))問題所有の原則の事など色々と話したのですが、納得いかない顔していました。ところが、週末呑んだ時に、こんな報告がありました。 「あれからさぁ、口出しをやめてみたの。 そしたらね、反抗期になる前に戻ったんだよ 小学生の時みたいに、ペラペラしゃべってきて、 くだらないギャグとか何度でも言うから、それはそれで大変かも(^^;)」 この効果は、ほんの数日で表れたそうです。今までどれだけ口出ししていたかを物語っていますね。私もそうでしたが、意識してみると、それまで、自分がいかに口出ししてきたかを思い知ります。無意識は怖いですね。私もそれまで自分は、うるさい親だとは思ってもみなかったですから。 キンちゃんの娘さんは数日で笑顔とおしゃべりが戻り、素直に家の仕事も手伝い、気持ちも安定して、最悪だった親子関係が、見事に復活したのですから、よかったなぁと思います パン屋さんをやっているミキちゃんは、中学生の娘が、学校で問題行動を起こすので、先日、個人面談で、先生に色々言われたと落ち込んでいました。そうは言ってもミキちゃんの娘、学校は皆勤賞!不登校とは無縁です。お母さんの並々ならぬ苦労がわかっているので、外でストレスを発散していると指摘されたそうです。 ミキちゃんの娘さんは、物心ついた頃から、ダンスをやっていました。海外にも行ったり、テレビにも出演する位、天才的にダンスのうまい子だったのですが、家庭の事情で、どうしても続けさせてあげることが出来なくなり、2年ほど前に、ダンスをやめさせてしまいました。それから生きる目標を失い、すべてのことに無気力になってしまったそうです。なので、同じチームに戻すことは難しいけど、比較的、親の介入が少ない、ウチのローラと同じダンスクラブに入会しましたが、なかなか馴染めず、相変わらず学校で問題行動があるので、先生は、「何とか元のダンスチームに戻してやることは出来ないのですか?」と言ってきたそうです。ですが、どうしてもそこに戻すことは家庭の事情で出来ないのです。ミキちゃんは、先生にそう言われて、「私が子どもの夢も希望も生きる意欲も、すべて奪ってしまった」と落ち込んでいました。 でもね、私はこう思います。世の中には思い通りにいかないこともあると。そうしたくても、出来ないことってあるんですよね。だからミキちゃんには自分を責めないでもらいたい。彼女は充分過ぎるほど頑張っているのだし・・・ 娘さんがこの試練をどう乗り越えていくか?今は苦しいかもかもしれないけど、きっと乗り越えられると信じて、見守って欲しいと思いました。 みんなそれぞれ、思春期の子どもたちと向き合う中で、頑張っているんだよね。母親ってやっぱりすごい!こうやってお母さんも、日々、成長していくんだね私も頑張ろう!!