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カテゴリ:日常の出来事/アメリカ生活/旅行
15日、アメリカはマーティン・ルーサー・キングJr.
の日でお休み。 そこでまずは、家族みんなで おばあちゃん(義母)のところへ ”サプライズ 訪問”をすることに。 「大丈夫かね?本当に連絡も入れないで行って。 どーするよ?!裸だったりしたらっ!!」 「んな事ないよー!」 そんなほのぼのとした会話をしながら おばあちゃんのアパートのドアのベルを鳴らす。 「おーー!! 来てくれたんかい~!」 とても嬉しそう。 裸でもない。 良かったぁー。 暫く話してからおいとまして、 その後は家族でボーリングに行こうという予定だ。 旦那が半分冗談で(だったと思う) 「お母さんも行くかい、ボーリング?!」 と聞くと、 「う~ん、そうだねぇ、、 じゃ~、行って見るかねぇ、、、。」 と。 このお義母さん、確か年齢は65歳くらい。 かなり太っていて、足が弱く、 まともに立つのもやっと。 そのお方がボーリングに行くというのだから ちょっと驚き。 「いや~、見るだけだよ~! わたしゃ~やらないよ~!」 (あっ、それなら納得、、、。) 子供達もおばあちゃんが一緒に来てくれる~!と はしゃぎながらボーリング場に着く。 ビールを水のように飲むこのお義母さんのために、 まずは何よりも先に、 ビールをピッチャーでオーダーして みんなニコニコ ゲームが始まる。 子供達はもちろん、 お義母さんもとても楽しんでいる様子。 私も、相変わらず旦那を負かし続け、 みーんな楽しい? (何度やっても私に勝てない旦那は?) (いーよ、いーよ、奴は放っておけばっ!) アッと言う間に時間は経ち、 予約した2時間分がもう終わりに近づいてくる。 長男がトイレに行く。 大の方らしい。 旦那が、時間がないからと、 長男の分を投げる。 ちょっと経って長男が用を済ませて戻ってくる。 すぐさま自分の番が取られたことを知った長男は ふて腐れて泣き出す。 何度も何度も説明しても もー、聞いちゃいない。 とにかくかなり怒り狂って泣いている。 最初は、 「全く、旦那ぁ~!!」 と、またいつもの如く旦那が悪者になっていたのが、 いい加減、こっちも 「そんなに大事なことじゃないだろー! いつまでもふて腐れてるんじゃなーい!」 と、腹が立ってくる。 楽しかったひと時も、 これですっかりメチャメチャだ。 それでも未だにふて腐れて 床に座り込み、腕組みしながら 椅子を睨みつけ蹴飛ばす という行為を繰り返し続けている長男。 「いい加減になさいっ! ここにこうして遊びに来れていること自体、 有難く思うべきことなのよっ! あなた達を楽しませてあげようと ダディーもマミーも高いお金を払って こうして連れてきてあげてるのに、 それに対して感謝すら出来ない子は、 もう二度と来なくていい! もう、帰ろうっ!」 普段はこんな聞き分けの悪い子ではないのに、 と言うより、大変大変聞き分けの良い子なのに、 何故今日は?? そんな疑問もあったが、 ここはしっかり説教。 帰りの車の中で、 おばあちゃんも、女一人で5人の子供を育ててきた 辛かった昔を思い出しながら、 「お前らは、本当に幸せだよ~。 昔は、ボーリングだろうと何だろうと、 こんな風に行くお金も無かったんだよ~。 どれだけ恵まれてるか、 全くわかっちゃいないんだねぇ、、、。」 と語り出す。 「お前らの父ちゃんは本当に良くやってるよ! 昔はそんな男はいなかったよ~。 みんな、外ほっつき歩いて お金を使い込んでしまって、、、 とんでもないよ!」 (あれあれ? お話がそっちに行っちゃいますか?!) 何気に目には涙が溜まっているように見える。 「そうだよ~、うんうん。」 私もそう言いながら ふと長男の方を見ると、 もう寝ている。 帰宅後、 一眠りしてスッキリしたのか、 長男が謝ってきた。 「マミー、ダディー、今日はボーリングに 連れてってくれてどうもありがとう。 僕、言うことを聞かないで、あんな態度を取って ごめんなさい。」 うんうん、わかりゃーいいんだ、わかりゃー。 すると、すかさず次男も茶目っ気満々で 「ありがとう、マミー、ダディー!」 (こいつ、世渡り上手だなぁ、、。) そして、長男はまた 天に向かって叫び出す。 (この子、良くこうするんです。) 「神様、ありがとう!! 僕に、マミー&ダディーをありがとう~! 弟をありがとう~! 全てをありがとう~!」 めでたし めでたし、、、? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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