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テーマ:今日のランチ(40167)
カテゴリ:日常の出来事/アメリカ生活/旅行
朝から遠征でサッカーのトーナメントがあった。
トーナメントが終わって 腹を空かせた猿一家と美女(私)は お昼を何処で食うかという難問にぶつかった。 日頃から 貧乏グルメ主婦として忙しく活躍している私は、 ここぞとばかりに いつも独り占めしている楽しみを 猿達にも分けてあげたく あの焼肉ランチを推薦してあげる。 「おいしいよ~!安いしっ!!」 「お腹ぺこぺこだよ~!早く何か食べた~い!」 「もう少しで着くから、待ってね~!」 と、30分ほどかけて、焼肉天国に着いた。 いつものように中に入る。 いつものように席に案内される。 そしていつものように、メニューも見ずに ランチスペシャルを頼む。 とっ!!! そのはずが! 片言英語の韓国人(?)ウェイトレスが 「Today NO Special! No Special Sunday!」 (今日、スペシャルないよ! 日曜、スペシャルないね!) と言うではないか!! 「No~~~~?!? No Special Sunday?!?」 思わずつられて聞き返す。 げっ、ここまで一体何しに来たのだ?! とは思いながらも、 とりあえず一般人用(?)のメニューに目を通す。 た、高いっ!!! 何で平日、 焼肉と天ぷらとご飯と、 その他色んなお惣菜3種類もついたセットが 700円で食えるところが、 今日は焼肉だけ一皿で2000円もするのだ?! 「この焼肉は何人分ですか?4人いけますか?」 と聞いてみると、 「一人ねっ。」と...。 そりゃないだろ~!! しばらく(と言っても2~3分だが)考えて、 ここは退散する事にした。 でも、もしかしたら特別に作ってくれるかも?!? と期待して、聞いてみることにした。 ウェイトレスを呼ぶ。 席から半分腰を上げながら、まずは、 「やっぱり今日はやめておきます。」と伝える。 彼女は笑って 「O.K!」と一言。 で、その後続けて、私は 「でも、特別にランチスペシャル作ってもらえませんか?」 と、きちんとした英語で聞いてみる。 彼女は、まだ変わらぬ顔のまま 「It's O.K! Don't Worry!Bye!!」 (「大丈夫ね!心配しな~い!バイバ~イ!!」) と言いながら我々を後ろから押すかのように 出口の方に追い込む。 「聞いてんのかーお前~っ?!」 と突っ込む隙もなく、 出口に来てしまった。 旦那の顔を見ると、 「だめだ、こりゃ!」といった様子で ひきつって笑っている。 てな訳で、焼肉は消えてしまった。 この後も何軒か 普段から私が研究を重ねているレストランに行ってみるが どこも平日のスペシャルはやっていなく、 貧乏猿一家はお呼びでないようだ。 もう猿達も餓死寸前。 仕方がない。 でもここまでがんばったんだから アメリカに負けたくない。 最後までこだわって、 ある日本食レストランで、 安い丼物1品ずつ頼む事にした。 小猿がこう言う。 「マミー、マミーはいつもこういうところに来てるの? どうして僕達は一緒に連れて行ってくれないの~?」 (うっ、やべ!バレタかっ!?) 「だって、あなた達が学校に行ってる間に 来るからよ~!」 しょうがなく本当の事を言う。 「う~~~!! 僕らが学校行ってる間に マミーはこういうところに来てるの~?! お兄ちゃ~ん、聞いたぁ~?!」 お兄ちゃん猿は いかにもマミーのやりそうな事だとでも 悟っているかのように 微かに笑いながら何度も何度も頷いている。 (こ、怖いなぁ、何か、、、。) 「だ、だから今日は皆にも食べてもらおうと 思ったんだけどねぇ、、、。 今度平日に来ようね~!」 あー、うまくまとまったぁ~....?? (この10日ほど後、 食いなおしとして、友人と昼間、 焼肉食いに行った事は言うまでもないでしょう。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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