馬鹿にするな、フォーチュン・クッキー
フォーチュン・クッキーという物をご存知でしょうか?こういったものなのですが、↓フォーチュン・クッキーこの中にある占いみたいなもの、あれ、結構当たるんですよ~!かなり昔の話になりますが、義甥が家に数日泊まりに来ていた時のことです。ある夜、中華の食べ放題へ行きました。そこで、必ずもらえるのが、このフォーチュン・クッキーなのですが、みんなとりあえず手にして、割って、中の占いに目を通すものの、それと言って何が書かれていたか、そう気にもしません。適当に読んで、適当に忘れます。で、この日も、甥は適当に読んだらしいのです。「けっ、そんな事あるわけないじゃん!」と鼻で笑いながら。もちろん、誰も、「何て書かれてた?」と聞きもしません。翌日、私は甥をWalMartに連れて行き、洋服を何着か買ってあげました。するとその夜、フッと思い出したかのように、甥は驚いた顔をして言います。「うわぁっ、信じらんねぇ~!昨日のフォーチュン・クッキー、当たってるよ~!」かなり驚いてます。で、「何てあったの?」と聞いてみると、「『あなたは近いうち、洋服を買ってもらえるでしょう。』ってあったんだよっ!!」そりゃぁ、私も驚き!!何しろ、この子は、親がいないも同然。洋服なんて、普段から買ってくれる人などいません。だもん、昨夜、その占いを読んだ彼は「けっ!!」と鼻で笑ってしまった訳です。この日以来、私はこのフォーチュン・クッキーを馬鹿にしなくなりました。ところで、話は最近のことになりますが、私は、この昔の話を今でも忘れずに覚えていて、いくら馬鹿にしなくなったとは言え、数日前のには、こんな事が書かれていたのです。『Don't kiss an elephant on the lips today.』(今日、象の唇にキスをするな。)はぁーですよねぇ。で、長男に、「どうよ、これっ?!」と聞いてみました。すると、長男、「はぁ?今日とかいうよりも、いつだって象の唇にキス、しないよー!」(おー、おー、うまいぞ。ナイス突っ込みだー!)まぁ、真面目なことを言えば、これは、中国かどっかでの、いわゆる諺みたいなもので、直訳するべきものではないのですけどね。きっと、想像ですが、例えば、『今日、社長をよいしょするな。』とでも言った事なのかもしれないのですがねぇ、、、。ですが、さすがにこれには「はぁ?」。ただ、かなり気にはなっていました。そして帰宅後、旦那がいつものように、「今夜は何の映画(DVD)を観たい?2本あるけど。」と、聞いてきました。「何?その2本?」と聞くと、旦那が説明し始めます。「1本は、タイの象使いの話で、象がどうとか、象が何だ、、、。もう1本は、、、、、、、、。」と言うではないかいっ!!!「い、今、象って言ったー?!」だいたい、占いで『象にキスするな』って出ることからして変なのに、その、同じ日、何時間後に、普段の会話に『象』と出てくることもこれまた普通じゃない!こりゃ~!!??と思って、って、何をどう思ったのか本人もわかりませんが、とりあえず『Don’t 象』と理解して、その象の映画は観ない事にした訳です。そのお陰で何が良かったのかわかりませんが、やはり馬鹿にしてはいけないフォーチュン・クッキーなのです。と、言った話を先日またもや中華食べ放題で集まった友人達にしていました。「これねっ、言っとくけど、馬鹿にしちゃいけないよー!!当たるんだからぁ~!!」そして、その日もきちんとフォーチュン・クッキー、一つ取って、カバンの中に入れました。後で思い出し、開けて読んでみると、、、『Even if you're on the right track,you'll get run over if you just sit there.』(直訳:たとえあなたが正しい道にいても、ただそこに居座っててはひかれてしまいます。)(現代口語的直訳:あんた、ここでいいんじゃん!ってただそこに突っ立てると、ひかれるよー!)大抵が、いい事を予言した事が書かれているのに、何なんだ?何だか嫌~な予感、、、。まぁ、これも、先程言ったように、諺らしく解釈すれば、一般的な常識に過ぎないのですがねぇ。『今調子が良いからといって、努力を怠っていると、痛い目に遭いますよ。』とでもいったところなんでしょうね。でも、読んだ瞬間は「えっ?!私、車にひかれるっ?!」って思いましたよ。あれだけ皆に、「これ、めっちゃ当たるんだよ~!」なんて偉そうに言ってたら、私、ひかれるっ?!みたいな、、、。でも、やっぱり、これ、よーく考えても当たってるんですよ!『今、どうにか生活していけてるからって、余裕ぶっこいて、そうやって毎日毎日ぐうたら寝てばかりいると、そのうち大変なことになって困るよー!!』って、ことですよねぇ?!ほらぁ、やっぱ、当たってるんですよ~!怖いですねぇ~。